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おもしろ統計・116米作りと山口県(令和3年4月15日掲載)
桜の季節が終わり、緑がまぶしい季節になってきました。あちこちで田植えの準備が進んでいるのを見ると、これから夏に近付いていくこと、米作りが本格化していくことを実感します。
さて、今回は米作りと関連して農林業センサスのお話です。昨年11月に2020年農林業センサス調査結果(概数値)が公表されました。
農林業センサスは、国内の農林業の就業構造や農山村地域の実態を把握するために5年ごとに行われる調査です。
本県では耕作地のうち9割近くを田が占め、農業経営体の構成割合を見ても稲作を中心とする経営体が約7割となっており、山口県の農業は米作りが中心であることが分かります。
山口県で一番多く栽培されている米はコシヒカリです。県内では、おいしいと言われるコシヒカリ、ひとめぼれ、ヒノヒカリなどの品種を中心として栽培されています。
次に、山口県の農業に携わる人について、20年農林業センサスで見てみましょう。個人経営体のうち農業に従事した人を表す基幹的農業従事者数は、前回から30・5%減で1万6613人、平均年齢は72・3歳で全国第1位の高齢となっています。
県では従前から担い手確保や法人経営体の育成に努めており、今回の調査結果では農業経営体の全数が1万5839と前回から26・0%減少する中で法人経営体は440と7・8%増加しています。
皆さん、山口県産のお米を食べて、県内の農家を応援しましょう。