本文
おもしろ統計・166 世界中からおいでませ山口へ
166 世界中からおいでませ山口へ(令和7年6月19日掲載)
蒸し暑い時期が始まりましたが、夏休みに向け旅行の計画を立てておられる方もいることと思います。
今回は、観光庁の「宿泊旅行統計調査」から、山口県における昨年の宿泊旅行の実態について見てみましょう。昨年といえば、アメリカの新聞大手、ニューヨーク・タイムズ誌が「2024年に行くべき52カ所」の3番目に山口市を紹介していますね。
令和6年の山口県の延べ宿泊者数は、363万3980人で全国38位となっています。令和5年は361万9270人で全国39位でしたので、少し上昇していることがうかがえます。また、外国人延べ宿泊者数では、令和5年が9万1460人で全国44位であるのに対し、令和6年は全国順位は同じですが、12万3040人と大幅に増加しています。
次に山口県での外国人宿泊者の内訳について令和5年から令和6年にかけての推移を見てみますと、お隣の韓国からの宿泊者数が2万3940人から5万20人とおよそ2倍になっていることをはじめ、中国や台湾など、アジアの国からの宿泊者数が増加しています。アメリカは、1万4280人から1万4970人とほぼ変わっていませんが、ヨーロッパのフランスが810人から1100人と1・36倍、イギリスは690人から860人と1・25倍、オセアニアのオーストラリアは750人から1480人とほぼ2倍となるなど、遠方の宿泊者も増加しています。これからも、世界各国から山口県を訪れてほしいですね。
今回ご紹介したデータは観光庁のホームページで公開されていますので、ぜひご覧ください。