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やまぐちの野鳥・14下関市豊田町狗留孫山

ページ番号:0101723 更新日:2022年1月4日更新

※本ページの情報は、平成16年のものであり、現況とは異なる可能性もあります。あらかじめご了承ください。

14.下関市豊田町狗留孫山―修験道の山―

鳥相(森林)・季節(初夏)・下関市豊田町狗留孫山

概要

 狗留孫山(標高616m)は西中国山地の最西端に位置し、古くから修験道の霊場として知られている。中腹から9合目付近までスギやヒノキ、シイなどの古木や竹林がうっそうと繁るが、中でも一本杉は樹齢千年を数える巨樹で、当山の歴史を物語るものである。豊かな自然林は動物にとって絶好のすみかで、華山の方から迷い込んでくるシカもいる。
 修禅寺は、大同2年(807)に弘法師が開いたと伝えられ、かつては朝廷や藩主の祈願所であった。本尊の十一面観音菩薩座像は弘法大師の作と伝えられている。

探鳥

 狗留孫山は、本州と九州を結ぶ渡り鳥の通過コースになっている。麓の駐車場から参道を修禅寺まで登り、奥の院まで行くコースがおすすめである。駐車場付近の林にはエナガ、シジュウカラ、ヤマガラなどのカラ類、渓流にはカワガラス、キセキレイが見られ、オオルリも渓流沿いの木立でさえずる。駐車場から修禅寺の参道に入るとスギの巨木が並び、昼なお暗い深山の様相を見せる。修行の山としてアカガシ、コジイなどの自然林がよく保存されており、昭和15年(1940)には国の名勝にも指定された。一帯にはコゲラ、アオゲラなどのキツツキ類やヤブサメ、イカルなどが多く、さらに、さえずりを頼りに木の間を探るとキビタキの姿を観察できる。また、カッコウ、ホトトギスの声も聞くことができる。
 修禅寺で少し休息する間に聞く野鳥のさえずりは、最高である。奥の院まで行き、そこでしばらく待っていると、キビタキなどが水を飲みにやってくるかもしれない。さらに頂上まで登るコースがある。

下関市豊田町狗留孫山の画像
​下関市豊田町狗留孫山

探鳥コース、ポイント
探鳥コース、・ポイント

初夏に観察できる種

 トビ・サシバ・ヤマドリ・アオバト・ジュウイチ・カッコウ・ツツドリ・ホトトギス・コノハズク・アオバズク・ヨタカ・アオゲラ・アカゲラ・コゲラ・キセキレイ・ヒヨドリ・モズ・トラツグミ・クロツグミ・ヤブサメ・ウグイス・メボソムシクイ・オオルリ・エナガ・コガラ・ヒガラ・ヤマガラ・シジュウカラ・ゴジュウカラ・メジロ・ホオジロ・カワラヒワ・イカル・カケス・ハシブトガラス