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やまぐちの豊かな流域づくり/椹野川・椹野川河口域・干潟自然再生協議会の設立経緯

ページ番号:0020715 更新日:2021年11月1日更新

椹野川は山口市北部にその源を発し、山口盆地や山口市街地を流れ、周防灘の山口湾に流入しています。椹野川河口域から阿知須、岩屋にかけての山口湾においては、西瀬戸内地域有数の広大な干潟(約344ha)が広がり、シベリアやカムチャツカから日本列島を縦断して東南アジアに向かう渡り鳥たちと、モンゴルや中国から朝鮮半島を経由し四国・九州へ横断する野鳥たちのクロスロードとなっており、日本の重要湿地500にも選ばれています。さらに、絶滅危惧種であるカブトガニの産卵場・生息場にもなっており、全国的にも非常に重要な地域です。また、かつて山口湾は、アサリ漁業等が盛んで、「宝の海」と呼ばれていました。しかしながら、椹野川河口干潟では、上中流域からの浮泥流入、生活排水対策の遅れや人口増加による様々な影響により、カキやカキ殻の堆積、泥浜干潟の拡大、生物量・種類の減少など、生態系等の改変・改質が生じ、人との関わりも薄れていました。

このため、平成15年3月に策定した『やまぐちの豊かな流域づくり構想(椹野川モデル)』に基づき、流域に関わる各主体が協働・連携して、干潟底質の再生やアマモ場の造成に係る実証試験、野鳥などの生物調査、海浜清掃などの様々な取組を進めてきました。
そして、これらの取組を更に効果的に進めるため、平成16年8月、自然再生推進法に基づき、地域住民、学識者、NPO等、環境保全団体、漁協、森林組合、地方公共団体、関係行政機関などの多様な主体で構成する「椹野川河口域・干潟自然再生協議会」が設立されました。

協議会設立までの流れ

平成14年

6月 「やまぐちの豊かな流域づくり推進委員会」の設置

平成15年

  • 1月 「自然再生推進法」の施行
  • 3月 「やまぐちの豊かな流域づくり構想(椹野川モデル)」の策定
  • 4月 「自然再生基本方針」を閣議決定

平成16年

  • 3月 「やまぐちの豊かな流域づくり推進委員会」で協議会の設立を説明
  • 6月 協議会設置に係る発議者による打ち合わせ
     「やまぐちの豊かな流域づくり推進委員会」協議会の設立を了解
     「(仮称)椹野川河口域・干潟自然再生協議会設立準備会」の開催
     「(仮称)椹野川河口域・干潟自然再生協議会」委員の参加募集を開始
  • 8月 椹野川河口域・干潟自然再生協議会の設立・第1回委員会(8月1日)