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認知症本人大使「やまぐち希望大使」
「やまぐち希望大使」とは
県では、認知症の人やその家族が希望を持って暮らせるよう、認知症に関する社会の理解を深め、本人や家族の視点を重視した地域づくりを推進するため、認知症本人大使「やまぐち希望大使」を設置し、認知症の人本人からの発信を通して、広く県民の理解を図り、認知症があってもなくても同じ社会の一員として暮らせる地域づくりを推進しています。
希望大使の要件等は「やまぐち希望大使設置要綱」をご参照ください。
希望大使の要件等は「やまぐち希望大使設置要綱」をご参照ください。
「やまぐち希望大使」5名委嘱(令和5年8月25日)
山口県では初めての委嘱状交付式を令和5年8月25日に開催し、県内在住の5名の方を「やまぐち希望大使」に委嘱しました。
委嘱状を交付した村岡嗣政知事は「今後、さまざまな活動に協力いただき、希望大使の皆さんの活躍が人々に勇気と希望を与え、県内に明るい共生の輪が広がっていくことを期待しています」と挨拶しました。
希望大使の皆さんには、認知症の正しい理解を促進するため、県や市町等が行う普及啓発活動にご協力をいただきます。
委嘱状を交付した村岡嗣政知事は「今後、さまざまな活動に協力いただき、希望大使の皆さんの活躍が人々に勇気と希望を与え、県内に明るい共生の輪が広がっていくことを期待しています」と挨拶しました。
希望大使の皆さんには、認知症の正しい理解を促進するため、県や市町等が行う普及啓発活動にご協力をいただきます。
やまぐち希望大使のご紹介
1. 石井 朋成(いしい ともなり)さん (岩国市・委嘱時 56歳)
・アルツハイマー型認知症
・消防士として勤務していた52歳の時に診断を受け、最近まで地域の人の誘いでグラウンドゴルフに通っていた。現在は、デイサービスに通いながら、認知症カフェにも参加する等の活動を行っている。
・診断時の思い等を、岩国市広報誌(2022年9月号)で発信した。
・現在は、言葉での発信はできないが、若年性認知症の家族会との繋がりに感謝し、自分達にできることは伝えたいと思っている。(家族より)
・消防士として勤務していた52歳の時に診断を受け、最近まで地域の人の誘いでグラウンドゴルフに通っていた。現在は、デイサービスに通いながら、認知症カフェにも参加する等の活動を行っている。
・診断時の思い等を、岩国市広報誌(2022年9月号)で発信した。
・現在は、言葉での発信はできないが、若年性認知症の家族会との繋がりに感謝し、自分達にできることは伝えたいと思っている。(家族より)
2. 村上 健治(むらかみ けんじ)さん (岩国市・委嘱時 62歳)
・アルツハイマー型認知症
・会社員として勤務していた55歳の時に診断を受け、現在は、就労継続支援B型事業所とデイサービスに通いながら、本人ミーティングや当事者の学習会に参加する等の活動を行っている。
・岩国市認知症の人の見守り支援協議会機関誌(2020年6月号)に本人メッセージを発信した。
・自分の経験や認知症のことを多くの人に知ってもらい、居場所等を広げていきたいと思っている。
・会社員として勤務していた55歳の時に診断を受け、現在は、就労継続支援B型事業所とデイサービスに通いながら、本人ミーティングや当事者の学習会に参加する等の活動を行っている。
・岩国市認知症の人の見守り支援協議会機関誌(2020年6月号)に本人メッセージを発信した。
・自分の経験や認知症のことを多くの人に知ってもらい、居場所等を広げていきたいと思っている。
3. 中定 ひとみ(なかさだ ひとみ)さん (周防大島町・委嘱時 60歳)
・アルツハイマー型認知症
・看護師として勤務していた58歳の時に診断を受けた後、実家に移住した。現在は、家で料理をしたり、家族と映画を観に行くなど、楽しみながら前向きに生活している。
・診断を受けてからの思いや生活の様子等を悩んでいる人に伝えるとともに、希望大使の活動をきっかけに、認知症の人や多くの方と交流したいと思っている。
・看護師として勤務していた58歳の時に診断を受けた後、実家に移住した。現在は、家で料理をしたり、家族と映画を観に行くなど、楽しみながら前向きに生活している。
・診断を受けてからの思いや生活の様子等を悩んでいる人に伝えるとともに、希望大使の活動をきっかけに、認知症の人や多くの方と交流したいと思っている。
4. 阿部 俊昭(あべ としあき)さん (山口市・委嘱時 64歳)
・若年性認知症
・保育園の園長と牧師として働いていた57歳の時に診断を受け、現在も牧師としての活動を縮小して継続している。
・当事者として発信を続ける丹野智文氏との出会いをきっかけに、講演やケーブルテレビ等で本人発信活動に積極的に取り組み、また、山口市の認知症カフェの立上げにも尽力した。
・自分の経験や思いを多くの人に伝え、認知症の人と気持ちを分かち合い、地元だけでなく全国の方とも交流したいという夢を持っている。
・保育園の園長と牧師として働いていた57歳の時に診断を受け、現在も牧師としての活動を縮小して継続している。
・当事者として発信を続ける丹野智文氏との出会いをきっかけに、講演やケーブルテレビ等で本人発信活動に積極的に取り組み、また、山口市の認知症カフェの立上げにも尽力した。
・自分の経験や思いを多くの人に伝え、認知症の人と気持ちを分かち合い、地元だけでなく全国の方とも交流したいという夢を持っている。
5. 右田 京子(みぎた きょうこ)さん (宇部市・委嘱時 69歳)
・レビー小体型認知症
・若い頃から自営業を営んでいたが、60歳頃より幻視の症状があり、64歳の時に診断を受けた。67歳でグループホームに入居し、現在は、認知症カフェやチームオレンジ交流会で体験談を話す等の活動を行っている。
・診断を受けた時の気持ちや病気を受け入れるまでの体験談を発信し、認知症の理解や当事者の想いを知ってもらうきっかけになればと思っている。
・若い頃から自営業を営んでいたが、60歳頃より幻視の症状があり、64歳の時に診断を受けた。67歳でグループホームに入居し、現在は、認知症カフェやチームオレンジ交流会で体験談を話す等の活動を行っている。
・診断を受けた時の気持ちや病気を受け入れるまでの体験談を発信し、認知症の理解や当事者の想いを知ってもらうきっかけになればと思っている。
希望大使の役割・活動
1. 県及び市町が行う普及啓発活動への協力
メッセージ動画への協力、広報誌等への寄稿、イベント等への参加・協力、普及啓発教材への助言などを行う。
2. 認知症サポーター養成への協力
県が行うキャラバン・メイト養成研修への協力や市町等が行う認知症サポーターの養成や育成への協力を行う。
3. その他県及び市町等が行う地域づくりに関する取組への協力
ピアサポート活動による認知症カフェや認知症疾患医療センター(診断後支援)への協力や各市町における本人ミーティングの立上げ・活性化への協力等を行う。
希望大使の活動紹介
「やまぐち希望大使」メッセージ動画
県では、やまぐち希望大使へのインタビューを中心に、地域で共に支え合い、自分らしく生活する様子や県の認知症施策を取りまとめた動画を作成し、You Tubeで公開しました。
やまぐち希望大使等派遣事業について
県では、別添「やまぐち希望大使等派遣事業実施要領」に基づき、市町や市町が支援する認知症カフェ等が実施する啓発事業や研修会、ピアサポート活動に認知症の人を派遣し、各地域における認知症の人の視点に立った施策の推進と認知症当事者の社会参加の促進を図ります。
なお、希望大使等の活動は、本人の意向や体調等にあわせて行うこととしておりますので、依頼内容に添えない場合がございます。あらかじめご了承ください。
なお、希望大使等の活動は、本人の意向や体調等にあわせて行うこととしておりますので、依頼内容に添えない場合がございます。あらかじめご了承ください。
要領・様式
「やまぐち希望大使等派遣事業実施要領」は下記をご参照ください。
本事業を活用される場合は、実施要領をご確認の上、各種様式をダウンロードして手続を行ってください。
本事業を活用される場合は、実施要領をご確認の上、各種様式をダウンロードして手続を行ってください。
(1) 活動を希望する認知症の人は、居住地の市町を経由して、別紙1「活動登録届」を山口県長寿社会課にご提出ください。
(2) 原則として、当該活動の日の4週間前までに、別紙2「派遣申込書」を認知症の人と家族の会山口県支部にご提出ください。
<提出及び問合せ先>
認知症の人と家族の会山口県支部 事務局
派遣事業の専用Tel:080-2237-1308
Tel : 083-925-3731 Fax :083-925-3740
E-mail : kazokunokai-yamaguchi@outlook.jp
<提出及び問合せ先>
認知症の人と家族の会山口県支部 事務局
派遣事業の専用Tel:080-2237-1308
Tel : 083-925-3731 Fax :083-925-3740
E-mail : kazokunokai-yamaguchi@outlook.jp
(3) 原則として、活動終了後2週間以内に、別紙3「活動報告書」を認知症の人と家族の会山口県支部にご提出ください。
関連リンク
厚生労働省ホームページ<外部リンク>