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令和7年度山口県石油コンビナート等総合防災訓練

本県では、山口県石油コンビナート等防災計画に基づき、毎年総合防災訓練を実施しています。
本年度は、令和7年12月17日(水曜日)に、株式会社トクヤマ徳山製造所東工場南地区での災害を想定し、住民避難訓練、陸上訓練及び海上訓練を実施しました。また、陸上訓練に合わせて現地連絡室訓練を行いました。
計9機関から人員約200人、車両8台、船舶3隻が参加した訓練となりました。
目的
山口県石油コンビナート等防災計画に基づき、石油コンビナート等特別防災区域に係る災害の発生を想定し、特定事業所等の実態に即した防災訓練を実施することにより、災害時における防災関係機関との連携による防災活動を習熟するとともに、相互間の密接な協力体制の強化を図る。
訓練基本想定
南海トラフ地震に伴い、周南市では震度5強(加速度:200ガル)を観測した。この地震により、トリクロロシラン(TCS)貯蔵タンクからTCSが大量に漏洩、火災が発生した。同時に、漏洩したTCSが大気中の水分と反応して有毒ガス(塩化水素)が発生し、また、防災活動を行っていた運転員1名が転倒により負傷した。
一方、海岸付近では地震により重油ポンプの配管が破損し、破損箇所から重油が漏洩、海上に流出した。
今回の訓練の特徴
- 事業所の取扱い物質、設備、立地条件等の特性を踏まえた現実的に起こりうる災害を想定
- ドローンやWEBカメラなどを用いた遠隔監視による情報収集
住民避難訓練
事業所からの連絡を受け、周南市災害対策本部は中央地区自主防災組織及び周南警察署と協力し、地域住民を安全な避難場所へ避難誘導
陸上訓練
- (想定1)地震発生(震度5強)によるシェイクアウト訓練
- (想定2)TCS貯蔵タンクからTCS漏洩、火災発生及び塩化水素発生
- (想定3)タンクへの冷却放水及び水幕散水による拡散防止措置
- (想定4)石灰石散布による酸性水中和、土のう構築による排水路への流入防止
- (想定5)公設消防による冷却放水
- (想定6)防災活動中の運転員1名が転倒により負傷
- (想定7)バルブを閉止操作し、タンクの縁切り措置を施す
海上訓練
- (想定1)地震発生によりTCS漏洩、塩化水素発生及び重油ポンプ配管の破損によりA重油が海上流出
- (想定2)海岸及び海上の塩化水素検知作業
- (想定3)重油ポンプ配管縁切りによるA重油の漏洩停止措置
- (想定4)船舶交通の安全措置及び浮流油の状況調査
- (想定5)オイルフェンス展張による浮流油拡散防止措置
- (想定6)油防除資機材を使用した浮流油回収作業
- (想定7)巡視艇、タグボートの放水による浮流油分散措置
現地連絡室訓練
関係機関が発災事業所内の現地連絡室に参集し、事業所から発災状況の情報収集・共有し、対応を協議・調整
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