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CIRレポート・s1304

ページ番号:0017639 更新日:2021年11月1日更新

CIRレポート 4月号(スペイン)

CIRレポート 4月号(スペイン)の画像

国際交流員 ホルヘ・ガルエ(スペイン)

みなさんこんにちは!

スペインのお酒といえば、赤ワインやCava(カヴァ・スパークリングワイン)など、色々な有名なお酒がありますが、4月からスペイン・アストゥリアス州のsidra(シードラ)というリンゴ酒を聞いたことはありますか?

今月は、この美味しい飲み物の起源と珍しい飲み方について学びましょう!

シードラの伝統的な酒造場

リンゴ酒のシードラは、ケルト民族の影響を残したアイルランドやイギリスと同じく、スペインのアストゥリアス州の名物です。
ケルト神話の中でリンゴはとても重要な象徴であり、アーサー王伝説の中では、幻のアヴァロン島の地名は、ケルト語で「リンゴの島」という意味です。

大昔から伝えられてきた酒造業が盛んだったアストゥリアスのシードラは、全国でも大人気で、スパークリングやストレートでよく飲まれています。

シードラを注ぐ際に行われるescansiar

他のシードラを楽しむ地方と異なり、アストゥリアスでは「escanciar」(エスカンシアール)という特別な飲み方があります。

それは、「Sidreria」(シードリアと呼ばれるシードラを提供するバル)でグラスに注ぐ際、頭の上の高い位置のビンから、腰のあたりの低い位置のグラスに注ぐという独特な方法です。
これにより空気を多く含み泡が立ちますが、その泡が残っているうちに一気に飲み干すというのがアストゥリアスでの飲み方とされています。

今度美味しいシードラをエスカンシアルしてみませんか?