ブラジル・ペルーへの訪問（R5.8.17～8.24）

　令和5年8月17日（木曜日）から24日（木曜日）にかけて、副知事を団長とする訪問団が、ブラジル及びペルーを訪問しましたので、その概要等を下記によりお知らせします。​

記

1　訪問趣旨

　本県出身の移住者等で組織されるブラジル山口県人会及びペルー山口県人協会が、創立95周年という節目の年を迎えたことから、現地で開催される記念式に出席し祝意を表すとともに、更なる交流の深化を図ること。

2　訪問団構成

　　　平屋副知事、観光スポーツ文化部審議監 ほか 4人​​

3 　訪問日程　※8日間：8月17日（木曜日）～24日（木曜日）　［移動を含む。］​​

4　主な行事の概要

​（1）ブラジル

　　ア　ブラジル日本移民開拓先没者慰霊碑参拝（8月18日）

　　　　ブラジルのサンパウロ市内にあるイビラブエラ公園内に設置された「ブラジル日本移民開拓先没者慰霊碑」を献花・参拝しました。

　この慰霊碑は、ブラジルで他界された日本人移住者の霊を慰めるため、昭和50年（1975年）に有志による寄付で竣工されたものです。多くの日本移民先駆者の霊を祭るこの慰霊碑は、ブラジル日本移民の心情的拠点となっています。

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　イ　ブラジル山口県人会創立95周年記念式典（8月19日）

　ブラジル山口県人会（会長：伊藤紀美子）主催の式典に出席しました。ブラジル国内や山口県から、約150人の関　係者が出席し、県からは、副知事が挨拶されるとともに、功労者・高齢者表彰のほか、記念 品交換等を行いました。

　　　　アトラクションとして、日本舞踊の披露や歌謡ショーが行われるなど、大変盛り上がった式典となりました。

（2）ペルー

​​　ア　ペルー山口県人協会創立95周年記念式典（8月20日）

　ペルー山口県人協会（会長：上村ルイス）主催の式典に出席しました。ペルー国内や山口県から、約120人の関係者が出席し、県からは、副知事が挨拶されるとともに、功労者・高齢者表彰のほか、記念品交換等を行いました。

　在ペルー日本国大使館の片山特命全権大使にも御出席いただき、大変盛大な会となりました。

イ　ペルー山口学校訪問（8月21日）

リマ市のサンタアニタ区にあるペルー山口学校を訪問しました。

　ペルー山口学校は、山口県出身の元ペルー名誉領事であった故・河村芳邦氏の寄付により既存校舎を改築する形で開校したものであり、本年が開校25周年の節目の年に当たることから、記念行事が開催され、児童・生徒や保護者の方々から、温かい歓迎を受けました。

山口県からは、副知事が挨拶するとともに、記念品の贈答等を行いました。

ウ　カサ・ブランカ日本人墓地参拝（8月22日）

カニェテにあるカサ・ブランカ日本人墓地を参拝しました。

同墓地には、7メートルを超す「無縁塔」（納骨慰霊塔）が設置されており、個人墓地の一つに、山口県出身者のものがあります。

この無縁塔は、戦前から「移民の聖地」と呼ばれ、現在でも日系人の墓参が絶えません。