本文
ベトナムへの訪問(令和6年12月16日から19日)
令和6年12月16日(月曜日)から19日(木曜日)にかけて、知事を団長とする訪問団が、ベトナムを訪問しました。
1 訪問団構成
知事、産業労働部長、観光スポーツ文化部長 ほか12名
※県議会からは、議長代理として守田議員が同行
2 訪問日程 ※4日間:12月16日(月曜日)から19日(木曜日)まで
日程 | 概要 |
---|---|
16日(月曜日) |
○在ベトナム日本国大使館 訪問 ○ベトナム政府ファム・ミン・チン首相 表敬訪問 ○「やまぐち海外展開応援団」委嘱状交付式 |
17日(火曜日) | 〇中央理論評議会 訪問 |
18日(水曜日) |
〇東部国際大学 訪問 ○ベカメックスIDC 訪問 ○ビンズン省地方政府 表敬訪問 ○覚書締結10周年記念式典 |
19日(木曜日) |
○トウ・ヤウモット・大学 訪問 ○ビンズン医療短期大学 訪問 |
3 主な行事の概要
(1)ベトナム政府レ・ミン・カイ副首相表敬訪問
ベトナム政府を訪問し、ファム・ミン・チン首相と初めて面談しました。
冒頭、ファン・ミン・チン首相から歓迎の挨拶に続き、今後の日越関係の強化には地方間交流が重要との認識が示されました。これに対し、村岡知事から、ベトナム・ビンズン省との覚書締結から10周年を迎える。今回の訪越では県内企業訪問団の工業団地視察訪問や地元関係者との交流や産業人材の送り出しと受入れの協力に関する文書への署名を予定している。また、フグや日本酒、和牛など、県産品の輸出拡大に努めており、このような取り組みについて協力を要望しました。
特に、フグの輸出解禁について、米国・シンガポール等で輸出が解禁されており、安心安全であることから、ベトナムへの輸出が可能となるよう要望し、ファン・ミン・チン首相から、農業農村開発省においてフグ輸入を解禁できるよう検討させるとの回答がありました。
(写真提供:VGP/Nhật Bắc)
(2)「やまぐち海外展開応援団」委嘱状交付式
現地で活躍されている山口県ゆかりの皆さまに県内企業の海外展開を支援していただくため、ハノイ山口県人会に「やまぐち海外展開応援団」の委嘱を行いました。県人会の皆さまは快くお引き受けくださり、大変心強い味方を得ることができました。
(3)東部国際大学訪問
山口大学及び山口県立大学と学術協定を結んでいる東部国際大学を訪問し、学生に対し村岡知事が山口県の観光・歴史・文化・産業等について講演を行いました。
講演後は、同大学の学生と活発に意見交換をしました。
(4)ビンズン省地方政府表敬訪問
ビンズン省地方政府を訪問し、省共産党グエン・バン・ロイ書記長や、人民委員会ボー・バン・ミン委員長ほか首脳陣と面談しました。
これまでの交流の成果を振り返るとともに、今後の交流について意見交換を行い、この10周年を節目に更に交流を深めていく、互いにとってメリットがある、発展につながる交流を実現するために、互いに協力していくことを確認しました。
(5)覚書締結10周年記念式典
ビンズン省主催の式典において、両県省のこれまでの交流成果を基に、未来志向の交流を強化したいとの祝辞を述べました。加えて、「カーボンニュートラルに向けた産業分野の挑戦」と題し、山口県におけるカーボンニュートラルの取組みについて講演しました。
また、同省との間で、10周年の節目として覚書の更新「更なる友好・協力に関する覚書」を締結するとともに、今回新たに「産業人材の送り出しと受入れの協力に関する合意議事録」に署名しました。これから、双方にとって有益な人的交流を進めていきます。
(6)ビンズン医療短期大学訪問
ビンズン医療短期大学を訪問し、2023年9月にビンズン省と締結した「介護分野における協力に関する覚書」に基づく介護分野での人的交流を進めていくことについて、双方で、改めて確認しました。