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文化財・文化的景観
文化的景観とは
文化的景観とは、人々が地域の自然・風土と関わりながら生活・生業を行う中で、長い年月をかけて築き上げてきたその土地ならではの特徴的な景観です。文化財保護法第二条第1項第五号では、「地域における人々の生活又は生業及び当該地域の風土により形成された景観地で我が国民の生活又は生業の理解のため欠くことのできないもの」として定められています。
文化的景観の中でも、地域の特色を示す代表的なものや、他に例を見ない独特なものとして国が選定したものが「重要文化的景観」です。
県内の重要文化的景観
現在までに県内で選定された重要文化的景観は、以下のとおりです。
錦川下流域における錦帯橋と岩国城下町の文化的景観
県内初の重要文化的景観として、令和3年10月11日に選定されました。
岩国市の錦川、城山、横山地区、岩国山、岩国地区から構成され、錦川が隔てる土地に築かれた岩国城下町に由来するものです。
川と密接に関わる都市づくりにより、錦帯橋を始めとした特徴ある景観が生まれ、それが名所となって物見の賑わいをもたらしてきました。それらが経済活動や文化活動の活力を支え、城下町の趣を伝える町並みに、木造三階建の旅館、時代の特徴を示す店舗、桜並木等の新たな景観が調和的に生み出され、現在まで良好に受け継がれています。
位置及び選定範囲
保存活用計画
「錦川下流域における錦帯橋と岩国城下町の文化的景観」保存活用計画については、岩国市HPにて閲覧ください。
「錦川下流域における錦帯橋と岩国城下町の文化的景観」の詳細については、こちらのウェブページをご覧ください。
- 岩国市HP(岩国市における文化的景観の取組)<外部リンク>
- 山口県文化財(錦川下流域における錦帯橋と岩国城下町の文化的景観)<外部リンク>