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知事記者会見録・令和3年4月17日実施分

ページ番号:0013149 更新日:2021年4月20日更新

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日時 令和3年(2021年)4月17日(土曜日)
15時30分~15時44分
場所 県庁2階 記者会見室

発表項目

知事

 本日、新たに37件の新規感染者が判明をいたしました。そのうち、約半数にのぼる感染者は、一連の行動に起因するものであり、県内で19例目となるクラスター(感染者集団)が発生したことを確認いたしました。
 クラスターに関する具体の内容ですが、本事案は、インターネットを介して知り合ったゲーム仲間の集まりにおいて、感染防止対策の意識が不十分であったことにより、グループ内に感染が広がったものです。昨日、グループのメンバーとその家族、計18名の陽性者が判明をし、一昨日発表しました2名の方と合わせると、クラスターに関連する感染者数は20名となります。
 このたびの事案については、大人数が一堂に会し、長時間に及ぶ飲食や、マスクなしでの会話等をしていたということが調査により分かっています。このような感染リスクの高い行動がクラスターの発生につながったものです。
 これまでも繰り返し述べておりますけれども、今回のクラスターの原因となりました大人数、そして、長時間での飲食、またマスクなしでの会話、こうしたことは感染のリスクを非常に高めるものであります。ぜひ、行わないようにお願いしたいと、重ねてよろしくお願いいたします。
 また、少人数での会食でありましても、会話の時はマスクを着用する、また、「短時間」、あるいは、「斜め向かいの席に座る」、「大騒ぎをしない」などの工夫を行い、ガイドラインを遵守したお店を選ぶ、そのように、感染リスクに十分注意をしていただきたいと思います。
 昨日、申し上げましたけれども、本県の新規感染者数、ここ2か月間は、日々の感染者がゼロまたは1桁で推移をしておりましたが、一昨日は12人、そして昨日は18人、本日は37人と、急激に増加をしております。
 全国的にも感染が拡大しております。第4波の大波が、山口県にも迫ってきています。県内の感染拡大を防いでいく上で、まさに今が、大変重要な局面になっています。
 県民の皆様には、改めまして、感染予防の意識、それをぜひ、強く改めて持っていただいて、そして、感染をしない、本人が受けない、感染防止の徹底をしっかりと行っていただきますように、よろしくお願いします。
 私からは以上です。

毎日新聞

 冒頭、感染防止の意識が低いみたいなお話があったんですけれども、マスクをしない時間があったみたいな話もありましたけれども、どの点が特にそういうふうに思われたか、改めてお願いします。

知事

 そうですね。今回、先ほど示しましたけれども、いずれも当たっているわけですね。大人数、20人程度の大規模での飲食であったということ、それから、時間も5~6時間に及ぶような長い飲食、そして会話の際にはマスクをせずに行っていたということでありまして、いずれも大変に感染のリスクが高くなるものであります。
 こうしたことが全部重なって、今回のクラスターが発生しているわけでございますので、これまでも何度も県民の皆様にお願いしてきたところでございますが、全国的に感染のリスクが高まっている第4波がきているところでありますので、これまで以上に、感染予防の意識を強く持っていただきたいというふうに思います。

毎日新聞

 もう1点、よろしいですか。第4波の入り口というか、昨日、お話されたと思うんですけれども、これはまだ入り口でよろしいでしょうか。

知事

 そうですね。これからどれだけ大きな波になってくるかというところ、これは全国の状況も分かりませんけれども、本県もこれまでの感染の状況を言いますと、第1波、第2波、第3波ありましたが、2週間程度遅れて、波が高くなっていくということであります。
 徐々に1桁だったところが10人を超え、今日は37人ということであります。だんだん波が高くなってきておりますので、まさにこれから波が高くなっていくという、その始まりであろうというふうに思っています。
 ですので、波の高さをできるだけ抑えていくということが、何よりも重要でありますので、そうした本当に全国的に波が高くなってきているということを踏まえ、我々の身の回りのリスクが高まっている、これまでよりも高まっているというところを、改めて危機意識を、ぜひ、共有をさせていただいて、感染予防の意識を強く持ち、それから感染防止の徹底、このことをこれまで以上に強く意識をして、取り組んでいただくようにお願いしたいと思います。

毎日新聞

 大人数での飲食、長時間でのマスクなしでの会話はしないでというお話なんですけれども、これ以外に何か訴えたいことって、何かありますか。

知事

 そうですね。会食の場面等においては、例えば、声が大きくならないようにとか、そういったこともあります。これは、個々人で気を付けてもらうべきこととしては、そうしたこと、あるいはお店の方、今、山口県においても、感染防止に取り組んでもらう飲食店、そうしたところ、宣言店を増やしてきております。着々と増えておりますので、お店の方でも様々な、利用されるお客さんに対する注意喚起をしています。お店の方では、例えばアクリル板を置いたりですとか、消毒を設置したりですとか、換気を徹底したりですとか、そうした取り組みをしておりますけれども、お店の方から促されることについては、ぜひ、利用される皆様には守っていただきたいと思います。
 やっぱり、お店の方で対策をしても、それを打ち破って大変長い時間とか、大声でマスクなしでやったりしますと、これはもうどうしても感染が拡大をしてしまいます。そうしたことは、ぜひ、お店で求められることは、ぜひ守っていただきと思います。

毎日新聞

 お店に時短の要請とか、何か、これを受けて何か県内でやることっていうのは、お考えはありますか。

知事

 現在のところは、感染状況をできるだけ広がらないように、拡大しないようにというところを、県民の皆様に、御理解と御協力をお願いしたいと思っております。そうした中でできるだけ波の高さを、これから来る波の高さを抑えていきたいと思っています。これがどんどん拡大をしていって、さらに増えて、病床も大変に圧迫をされたり、拡大が止まらないということになってきますと、さらなる強い措置を考えていかなければいけないと思いますけれども、現時点においては、これまで皆様方にも気をつけてもらっていることを、より一層、この今、大変になってきている局面において、意識を強くもって、より徹底していただきたい、そのことによって防いでいって、できるだけ皆さんの暮らしや経済に影響を与えないように、感染の高さを抑えていきたいと思っておりますので、そうしたことにつながるように、お一人お一人の皆さんの心がけ、感染防止に配慮した行動の徹底をお願いしたいと思います。

山口新聞

 昨日も知事にお伺いしたんですけども、ステージの認識については、昨日の時点でまだ「1」というところで変わっていないということでしたけれども、今日の県内の37人という数字をもってですね、ステージの認識というのはいかがでしょうか。

知事

 そうですね。感染が拡大をしてきておりますので、ステージについて、これがこのところ、なんて言いますか、ずっと2カ月近く(新規感染者数が)ゼロとか1桁っていうことで推移をしてきておりましたので、「(ステージ)1」ということについて見直すということを、特にそうしたことを考える必要がなく、推移をしてきておりましたけれども、今週、特に後半から、急激に増えてきておりますので、これは、この状況を踏まえまして、モニタリング会議にも、できるだけ早期にご意見をお伺いして、ステージ判断について、改めて行っていきたいと思います。

山口新聞

 先程、言われていた強い措置も考えなくてはいけないかもしれないという話があったんですけど、具体的には強い措置というのはどのようなことで考えていらっしゃるのでしょうか。

知事

 これは大都市等に行われていることでもそうですけれども、今までやったことないですけど、感染拡大すれば、当然、まん延防止の重点措置の地域の指定についても、お願いすることがあるかもしれませんし、そうなってきますと、時短の要請ですとか外出の自粛ですとか、様々な日々の行動、あるいは営業活動の制約っていうことも考えていかなければいけないかもしれません。
 これはさらに拡大していって、そうした強い措置をしなければ収まらないと、大変、医療も危機にひんしているということになれば、そうした措置を取らざるを得なくなってくる局面も、これは当然あり得るものとして、頭に常に置いております。
 ただ、できるだけそうした措置を、これは当然、皆さんの生活や経済面においても大きな支障を生じさせることになりますから、できるだけそうしたことを生じないように、感染の波の高さを抑えていくということが、今は重要だと思っていますので、こうした形で、今日もお願いを皆さんにさせていただきながら、できるだけお一人お一人の意識を強くすることによって、そうした強い措置をとらなくてもいいような状態をキープできればというふうに思っております。

山口新聞

 あと1点、クラスターの発生というのが久々だったかと思うんですけど、こういう形で、一気に十何人という感染者が、クラスターの発生で出てくるんですけれども、改めてクラスターに対する危機感というかですね、そういうのは知事としてはどのように感じたでしょうか。

知事

 そうですね。このところ全国的に感染が少ない中で、県内での感染も少なかったですし、クラスターっていうのも起きてきていなかったわけでありますが、どうしても全国的に感染が増えていく中で、県内の感染リスクが高まっている、そうした中で大人数が集まってくると、その中に感染をしている人ってのが出てくる確率が高まるわけですよね。そうするとクラスターが、一気に生じる可能性っていうのが、ぐっと高まってきている、その危険性がぐんと高まってきているだろうと思います。ですので、そうしたことで言いますと、これまでも大人数の飲食、あるいは長時間の飲食、大声でするですとか、そうした感染リスクを高めるような形での懇親会なり会合は、ぜひ避けていただきたいということを申し上げてまいりましたけれども、まさにそうしたことによるクラスターの発生のリスクっていうのが、今、非常に高まっているというふうに考えています。
 ですので、重ねてでありますけれども、こうした大人数、長時間の飲食、マスクなしでの会話、そうしたことは、今まさにそうしたことによる、感染拡大のリスクが急速に高まっていますので、今こそこうしたことを控えるという、そうした意識を強く持って皆さんに行動していただきたいと思います。

読売新聞

 プレミアム宿泊券の販売(Web抽選分)の引き替えが22日から始まりますけれども、それに対して、今回こうして少しずつ感染者が増えている中で、こういったものがまた使われ始めると、人の移動というのも大きく動くことになります。これについて、どういうふうにお考えでしょうか。

知事

 プレミアム宿泊券については、発売をしまして、10月の上旬ぐらいまで、半年間使えるというチケットとしてお配りをしているものです。
 ただ、これは感染状況が拡大して、更なる拡大を防がなければいけないというところの状況が窮迫してまいりましたら、この利用自体も止めなければいけない、そうしたこともあるだろうと思っています。
 昨日のぶら下がりでも申し上げましたが、「ステージ3」に入ってきましたら、そうしたことも検討していかなければいけない段階になってくると思います。現時点においては考えておりませんけれども、これからの感染拡大状況によっては、そうした措置も考えていく必要があると、そのことは頭に置いております。

作成:山口県総合企画部広報広聴課

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