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国有林で架線集材現地見学会を開催しました

ページ番号:0022683 更新日:2021年11月1日更新

趣旨

 大型製材工場等からの需要に応じた素材(原木)を安定的に生産・供給し、資源の循環利用を図るには、伐期に達したスギ・ヒノキ人工林における皆伐-再造林を進める必要があります。
 急峻な地形などにおける皆伐施業の場合、集材機を用いた架線集材が有効ですが、熟練技能者の減少等に伴い、実際の作業を目にすることも少なくなりました。
 そのような中、近畿中国森林管理局山口森林管理事務所では、山口市内の国有林において、集材機による皆伐-再造林事業を実施しています。
 このような国有林での取組を、今後、民有林へ波及させていくため、山口森林管理事務所と県とのタイアップのもと、県内の林業事業体、市町等を対象とした現地見学会を開催しました。

日時

 平成27年9月17日(木曜日)10時~12時

場所

 山口市徳地 滑山国有林

参加者

 林業事業体、森林組合、市町、山口森林管理事務所、県農林事務所・農林総合技術センター等20名

内容

 山口森林管理事務所から滑山国有林の概況及び皆伐-再造林事業の概要について説明を受けた後、集材作業現場を見学しながら、県農林総合技術センター職員より、林業架線の索張りの仕組や架設の要点、集材作業の流れ、災害防止に向けた安全対策や基準などについて説明を受けるとともに、現場のオペレーターから効率的な作業に向けた工夫点等について聞き取りを行いました。

 今回、作業を間近に見ながらの説明と、実際に作業を行っている現場の生の声を聞けたことで、参加者の架線集材に対する理解と関心も深まったことと思います。
 県では、森林・林業活力強化プロジェクトの推進に向け、今後も各種研修会等を通じた支援を行っていくこととしています。

見学の模様集材機の操作の様子

架線による全木集材ハーベスタによる造材