ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 報道発表 > 「やまぐちデジタル実装推進事業」の採択について

本文

「やまぐちデジタル実装推進事業」の採択について

ページ番号:0226761 更新日:2023年9月8日更新

県では、全県的なデジタル実装の加速化を図り、より多くの県民の方にデジタル化の効果を実感していただくため、今年度からデジタル実装のモデルとなるような優良事例の創出に取り組んでいます。
このたび、市町と連携体制のもと、地域社会の課題解決に取り組む優れたデジタル技術を持つ民間企業等を募集したところ、9件のプロジェクトの応募があり、下記の3件を採択しましたので、お知らせします。

【採択プロジェクトの概要】

提案テーマ1
提案名

「山口市における高度なMaaS環境の構築事業」

~自家用車による移動が困難な市民等の生活利便性向上~

提案企業 株式会社 REA
連携市町 山口市
連携団体 市内タクシー事業者
内容

山口市ではドライバー不足によりタクシーの供給量が減少し、時間帯によっては配車希望に応えられない状況が生じています。このため、タクシー事業者が連携して共同タクシー配車アプリを導入し、タクシー供給を効率化することで、市民の移動手段の確保を図ります。

また、中山間地域では公共交通の利用者が減少傾向にあるため、共同タクシー配車アプリのシステムをベースに、AI乗合デマンド交通を導入することで、将来的に新たな送迎サービス等を創出します。
提案テーマ2
提案名

「車両×スマホ×AIによる官民連携の地域美化システム「山口モデル」の構築」 

~清掃活動成果の可視化による住民満足度向上と更なる活動の促進~

提案企業 株式会社 ピリカ
連携市町 周南市
連携団体 株式会社 中特ホールディングス
内容

周南市では、路上のポイ捨てごみや中山間地域における不法投棄ごみが問題となっていますが、効率的な対策を講じるための、ごみの分布状況データが存在しません。

車両に設置したスマホのカメラにより、路上のポイ捨てごみ等の画像データを収集し、AIにより分析することで、ごみの分布状況を可視化し、ごみの対策の効率化につなげます。

また、一斉清掃等の市民活動の成果を見える化し、あわせて啓発活動も実施することで、地域の美化に対する市民の満足度を高め、市民活動への参加を促進します。
提案テーマ3
提案名

「きづなパートナーサービスを活用した 市民生活向上の為のデジタルデバイド解消」

~デジタル端末等を活用したサービス提供による、中山間地域の高齢者の生活利便性向上~
提案企業 株式会社 フォーバル
連携市町 岩国市
連携団体 道の駅ピュアラインにしき、岩国市社会福祉協議会
内容

岩国市の錦町地域をはじめとした中山間地域では、買い物や移動手段、医療へのアクセスといった、高齢者等の生活利便性の向上が課題となっており、これまでデジタルを利活用し、道の駅を拠点として地域の企業・自治体・関係機関と一体となって解決に取り組んできました。

これまでの取組をさらに拡充し、スマートフォンの操作が難しい方でも利用できる、一切操作が不要な専用リモート端末による日常生活支援サービス等を確立します。

 

<参考>やまぐちデジタル実装モデル創出業務の概要

実施内容:デジタル技術により地域の社会課題解決に向けた、県内をフィールドとした実証・実装事業を行い、デジタル実装のモデルとなる優良事例の創出

実施手法:企画提案による業務委託(最大2年間)

委託先:民間企業等(市町等と連携実施)

委託額:1件あたり上限3千万円/年

スキーム図