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令和4年2月定例会 請願 山口県岩国児童相談所の不作為による要保護児童の自殺について
件名
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山口県岩国児童相談所の不作為による要保護児童の自殺について
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請願者
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全国の児童相談所が行う子どもに対する人権侵害を阻止する会 代表 江邑 幸一
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紹介議員
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木佐木 大助、 藤本 一規
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要旨
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発生日 平成26年11月12日
発生場所 岩国市
該当者 高校1年生女子 当時16歳(岩国児童相談所での要保護児童)
状況 自宅にて自殺
・ 小学校2年生(8歳)頃から母親、祖父母による、姉妹の対応の差による児童虐待により、姉妹の関係も悪くなり、亡くなる何年も前から、姉妹間で母親とも話をしない状況だった。
・ 母親、祖父母が大嫌いで岩国から出たいと願っており、平成26年4月末、平成26年7月末、岩国市から家出を行った。(2回ともに父親が保護した)
・ 岩国児童相談所が保護しないで岩国市の自宅へ帰さなければ確実に自殺は起きなかった。
・ ADHD(注意欠如多動性障害)と診断されたが、姉妹の対応の差による児童虐待により、鬱状態であったにもかかわらず、岩国児童相談所での対応もなく、自殺を防がなかった。鬱状態でなければ自殺はしない。
・ 岩国児童相談所での要保護児童であったが、母親との関係改善の指導等行われず、帰りたくないと何年も意思表示しているにもかかわらず、自宅に帰すことが事態を悪化させた。
・ 児童養護施設あけぼの寮も関係していたが、生活指導のみの対応であったため、母親との関係改善の指導は一切行われなかった。
・ 岩国児童相談所は平成26年4月末の家出時に自殺願望があることは知っていたが、対応していない。
・ 結果としてそれぞれの機関が対応(母親との関係改善の指導を行わず自宅へ帰したこと)を怠ったことが最悪の事態の自殺という結果となった。
山口県が関わっていた、岩国児童相談所での要保護児童が自殺した痛ましい事件にもかかわらず、全く対応されていない。
ついては、下記事項を盛り込んだ確実な実施を山口県に求める。
記
1 岩国児童相談所での要保護児童の自死について、第三者委員会を開催すること。
2 山口県において第三者委員会を実施し、自殺に至った経緯及び背景等を明らかにし、原因の究明と各行政機関の対応を検証し、全て公開すること。
3 再発防止の対策を公開すること。
4 国家賠償請求訴訟の原告の内容を認め、(亡くなった)本人に公式に謝罪すること。
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