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私たちの住む山口県を、より明るく住みよい郷土とするためには、県の政治について、みんなで話し合い、それを実行していかなければなりません。
しかし、みんなが1箇所に集まって県の政治のやり方を相談して決めることはできませんので、私たちの代表にふさわしい人を選んで働いてもらうことが必要です。
この代表者が県議会議員で、議員の集まりが県議会です。
県の中では、知事と県議会とは対等の立場に立ってお互いに独立しています。
県が仕事をするためには、知事が中心となっていろいろな計画を立て、条例や予算などを県議会に提案します。
県議会では、それが県民のためによりよいものかどうか調べたり、相談したりします。
こうして県議会で決められた方針に従って、知事が実際に仕事を進めていきます。
また、県が仕事を進めていくためには、たくさんのお金が必要です。このお金は、県民が納める税金や国からのものなどでまかなわれていますが、県議会は、そのお金をどのように使うか予算を決めます。そして、お金を使った後も、間違いなく役立つように使ったかどうか、県議会で十分調べ、検査をします。
そのほか、条例を作ったり、改めたりするなど、大切な役目を持っています。
※ 地方自治法の一部を改正する法律(令和5年法律第19号)が施行され、地方議会の役割、議員の職務等の明確化等が行われました。
改正概要については、全国都道府県議会議長会ホームページ<外部リンク>からご覧いただけます。
県議会は、知事が招集して開かれます。2月、6月、9月、12月の年4回開かれ、これを定例会と呼んでいます。
また、特に必要がある時は、臨時会が開かれます。
本会議は、議員全員で構成する会議で、議員定数の半数以上が出席して開かれます。
全ての発言は、議長の許可を得て行われ、それぞれの議員が意見を述べて、県民の意思を政治に反映していく大切な会議です。会議では、議会の権限に関することがらを決定します。
本会議のほかに、議案等を効率よく、専門的に審査・検討するため、委員会を設置し、問題を審議しています。
委員会には、常任委員会と特別委員会があります。特別委員会は、特別に大事な問題がある時に、臨時におかれます。
また、議会の円滑な運営を行うため、議会運営委員会を設置し、会議の進め方などを協議しています。
知事または議員から提出された議案は、次のような順序で審議されます。