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令和4年度第1回やまぐちスマート林業実装加速化協議会研修会を開催しました
林業の採算性の向上や労働安全対策に資するスマート林業技術の現場実装に向けて、令和4年11月17日に「令和4年度第1回やまぐちスマート林業実装加速化協議会研修会」を開催し、林業事業体、行政機関の職員約40名が参加しました。
研修会では、株式会社マプリィにより、同社の開発した携帯端末アプリによる森林計測技術(マプリィ)について、講義と実演が実施されました。
はじめに、講義が行われ、計測の仕組みや活用方法の講義があり、iPhone・iPadの上位機種にはレーザーを発する機能が備わっており、姿勢を感知する機能と併せて利用することにより、直径・樹高の計測、プロット設置、周囲測量、木材検収などに活用できるとのことでした。
講義の後には、山林にて、直径・樹高の計測、プロットの設置、周囲測量、木材検収の実演を行いました。iPadをかざすことにより直径の計測が完了し、併せてARによる樹高計測、プロット設置などを行いました。周囲測量の実演では、iPhoneをかざしながら林内を歩くだけで計測が完了しました。さらに、木材検収と、外付けタイプの長距離LiDARの実演も行い、多くの機能を実際に見ることができました。
マプリィを使えば、短時間での毎木調査や、周囲測量が1人でもできるなど、参加者からは驚きの声が聞かれ、事業体での今後の導入に向けた取り組みの参考になりました。
県では、今後もスマート林業技術の現場実装の推進を図るため、様々な取り組みを進めてまいります。