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やまぐち森林づくり推進協議会・平成18年度開催状況
平成18年度やまぐち森林づくり推進協議会の開催
山口県では、荒廃が深刻化している森林を適正に維持・管理し、県民共有の財産として次世代に引き継いでいくため、森林の整備を目的とした「やまぐち森林づくり県民税」を平成17年度に導入しました。
この森林づくり県民税関連事業の実施などに当たっては、県民の皆様のご意見を反映するため、学識経験者や公募委員などで構成される「やまぐち森林づくり推進協議会」のご意見をお聞きしながら進めています。
第1回協議会の開催内容
1 日時
平成18年6月20日(火曜日) 午後2時から午後3時まで
2 場所
山口県庁4階 共用第4会議室
3 概要
(1)平成18年度「やまぐち森林づくり県民税関連事業」の概要と実施内容について
平成18年度の「やまぐち森林づくり県民税関連事業の全体事業概要を説明した後、ハード事業の各実施計画を説明しました。また、ソフト事業については、「森林づくりフェスタ」を10月22日(日曜日)周南市和田で開催することを説明し、了解を得ました。
(委員の主な意見)
- 竹繁茂防止緊急対策事業の再生竹の伐採経費について
- 森林づくり県民税を周知するため、イベントに参加した人だけのツールが何か考えられないか。
- 森林づくりフェスタは、県内屈指の林業地である周南市和田の特色を出していただきたい。
平成18年度やまぐち森林づくり推進協議会第1回資料 (PDF:324KB)
第2回協議会の開催内容
1 日時
平成18年9月14日(木曜日) 午前10時30分から午後4時まで
2 場所
山口県庁4階 共用第1会議室及び山口市徳地柚木、阿東町嘉年上水出の現地視察
3 概要
(1)平成17年度やまぐち森林づくり県民税関連事業実績及び税収実績について
事務局から平成17年度は、税収増加及び事業実施の際の端数調整の結果として剰余金が生じたことや各事業の実績について説明をしました。
(2)税収増加額等の取り扱いについて
平成17年度の剰余金について、平成19年度当初予算で同年度の税収見込額にこの剰余金を加算して事業計画を策定することを説明し、了解を得ました。
(3)事業効果の今後の対応について
森林の持つ多面的な機能の持続的な発揮の観点からの評価や、県民の皆様の理解や参加の促進の状況を公表し、幅広い意見をお聴きしながら健全で豊かな森林づくりを進めることを説明し、了解を得ました。
(委員の主な意見)
- 公益森林整備事業等を実際に実施した結果として、どういう点が課題として大きかったのか。
- 事業効果について、数量的、経済的な評価を行うことは、県民にとって理解しやすい。課題はあると思うが、是非、取り組んで欲しい。
- 経済波及効果等を記載されたことは、高く評価できる。
- 県民に解りやすく見せていくためには、イベントやビジュアルによる周知も必要。
平成18年度やまぐち森林づくり推進協議会第2回資料 (PDF:247KB)
第3回協議会の開催内容
1 日時
平成19年3月22日(木曜日) 午前10時30分から正午まで
2 場所
山口県庁4階 共用第2会議室
3 概要
(1) 平成18年度実施状況の取組み状況
事務局から平成18年度が計画どおり進捗していることを報告しました。
(2) 平成19年度事業計画
平成19年度の事業計画の説明を行い、計画どおり進めることで了解を得ました。
(3) 県民税関連事業効果の評価方法
県民税関連事業の評価方法などを具体的に検討・策定するため、評価システム検討会(仮称)を設置することについて説明し、了解を得ました。
(委員の主な意見)
- 竹繁茂防止緊急対策事業は、身近な場所で行われ、事業の必要性がわかりやすいので、継続して実施する必要がある。
- 若い女性の周知率を上げるためには、子どもを通じて周知することが効果的と思うので、フェスタなど子どもが参加できるイベントを県内各地で実施する必要がある。
- 県政世論調査の結果、3人の1人は県民税を知っており、よく周知されていると思う。若い人への周知率が低いが、ボランティアは若い人との関わりが多いので、ボランティアを通じた周知活動を行うことも効果的である。
- 竹繁茂防止緊急対策事業は、要望も多いので、是非実施すべきである。また、公益森林整備事業は、山奥でわかりにくいので、県民が見える場所にモデル林を整備してもらいたい。
- 森林所有者は、40%の間伐率に躊躇しているが、これまでの実績からも40%の間伐は問題ないことをもっと周知すべきである。