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森林施業の低コスト化と定着に向けて低密度植栽育林技術普及研修会を開催しました

ページ番号:0022655 更新日:2021年11月1日更新

 木材価格が低迷して久しい中、伐採適期を迎える森林は増加しており、今後の主伐-再造林を推進するためには、伐採・育林経費の負担を軽減する低コスト施業により、森林所有者の山林所得向上を図る必要があります。この低コスト施業の1つである「低密度植栽※」について、平成29年10月31日(火曜日)に、広島県福山市内の国有林において、「低密度植栽育林技術普及研修会」を開催しました。

 県内の森林組合職員等29名が参加し、国有林を管轄する近畿中国森林管理局広島森林管理署から、低密度植栽における育林技術や材質調査結果の講習を受けたほか、低密度植栽実証地である「新元重山国有林」において、成林状況や施業履歴などの現地見学を行いました。

 これまでの植栽本数は、経験値として3,000本/haが標準とされていましたが、植栽・育林コストの検証や材質調査を継続的に行うことで、現在の広島森林管理署管内の国有林では、林地の状況に合わせ2,000本/haを標準として植栽が行われています。

 これからの林業経営において、森林施業の低コスト化は避けられない課題であり、山口県でも、国有林の豊富な実証データや技術などを参考としながら、低密度植栽をはじめ、森林施業の低コスト化とその技術普及に取組んで参ります。

 ※低密度植栽とは・・・ これまでの植栽本数は、経験的に3,000本/haが主流だったが、植栽密度を1,500本/ha~2,500本/haと低くすることで、造林経費の削減やその後の育林コストの低減を図る植栽方法。

講習
​低密度植栽育林技術の講習
実証地
2,000本/haの低密度植栽実証地