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「曽於市森林組合による主伐-機械地拵え実践研修」見学会を開催しました
山口県では、県産木材供給力を増大するため、主伐による木材生産体制づくりと、伐採後の再造林の推進に取り組んでいます。
この取組を推進するためには、高効率な作業システムの導入・定着により、主伐から再造林までのトータルコストの削減を図る必要があります。
近年、全国的なコスト削減の取組のひとつとして、伐採や搬出に使用した林業機械を用いて地拵えや苗木運搬を行う「主伐と造林の一貫作業システム」により、地拵え等の工程を省力化し、低コスト化を図る取り組みが進められています。
今回、「主伐と造林の一貫作業システム」を実践している鹿児島県の曽於市森林組合を講師に招き、平成29年11月27日(月曜日)~12月1日(金曜日)の期間、萩市川上において、阿武萩森林組合を対象に実践研修を実施し、当該技術について県内への普及に取り組みました。
また、平成29年11月29日(水曜日)には、県内の森林組合等林業事業体や行政関係者を対象とした見学会を開催しました。
当日は雨の降る天気でしたが、県内各地から55名の参加がありました。
まず、曽於市森林組合の取組について説明を行ったあと、(1)先行伐倒、(2)ザウルスによる集材、(3)プロセッサによる造材、(4)グラップルによる仕分け、(5)フォワーダによる運材、を実践していただきました。
さらに、ザウルスを使った機械地拵えについても、実践していただきました。
引き続き、このような、効率的で高い生産性の作業システムの普及に取り組み、木材生産量の増大と再造林の推進に取り組んでまいります。
効率的な主伐の実践
意見交換の様子