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主伐-再造林一貫作業推進研修会を開催しました(森林整備課)

ページ番号:0022693 更新日:2021年11月1日更新

 山口県では、戦後に造林されたスギ・ヒノキの人工林資源の5割が本格的な伐採時期を迎えています。
 また、県内で稼働している大型製材工場や隣県にある合板工場からは木材の安定供給が求められており、「伐る・使う・植える・育てる」というサイクルを通じて、地域に雇用と活力を創出する「林業の成長産業化」への期待が高まっています。

 このような中、県では、森林資源の循環利用を推進するため、主伐による木材生産と伐採後の再造林の低コスト化を推進しており、この取組の一貫として、平成30年9月6日(木曜日)に市町や森林組合、民間事業体等の職員を対象に「主伐-再造林一貫作業推進研修会」を開催したところ、72名の参加がありました。

 研修会では、昨年度、鹿児島県の曽於市森林組合の職員を講師に迎え萩市で実施した、主伐-機械地拵え実践研修の成果等について、県農林水産事務所の林業普及指導員が報告を行いました。
 曽於市森林組合は、全国に先駆けて主伐-再造林一貫作業に精力的に取り組まれており、機械化等による生産性の向上に努め、直近では林産事業44千m3/年、新植148ha/年の実績を上げられています。
 また、伐採者と造林者が連携して作業を行うための指針「やまぐち伐採と造林の連携に向けたガイドライン(案)」の内容や、コンテナ苗の利用推進について、県森林整備課職員が説明を行うとともに、一貫作業の生産性やコストを検証するために行う工程調査の手法について、県農林総合技術センターの専門研究員を講師に説明を行いました。

 県では今後も引き続き、主伐-再造林の低コスト化の普及・定着に向けた取組を行政、研究機関、林業事業体など関係者と連携して推進していきます。

研修会の様子1
<研修会の様子1>

研修会の様子2
<研修会の様子2>