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やまぐち森林づくり推進協議会・平成26年度開催状況
平成26年度やまぐち森林づくり推進協議会の開催
山口県では、荒廃が深刻化している森林を適正に維持・管理し、県民共有の財産として次世代に引き継いでいくため、森林の整備を目的とした「やまぐち森林づくり県民税」を平成17年度に導入しました。
この森林づくり県民税関連事業の実施などに当たっては、県民の皆様のご意見を反映するため、学識経験者や公募委員などで構成される「やまぐち森林づくり推進協議会」のご意見をお聞きしながら進めています。
第1回協議会の開催内容
1 日時
平成26年7月17日(木曜日) 午前9時30分から午前11時まで
2 場所
山口県庁 共用第3会議室
3 概要
- これまでの取り組みについて
平成25年度の事業実績及び第2期(平成22~26年度)の実績見込みについて報告しました。 - 平成26年度事業実施計画について
計画どおり進めることで了承されました。 - 今後のスケジュールについて
スケジュールに沿って検討していくことで了承されました。 - 主な意見
- 公益的機能発揮を目的として県民税で森林を整備することは理にかなっており、税の使途と効果も明白であり適切な取組として実施すべき。
- 近年の豪雨災害を踏まえ、都市住民に森林の防災面での大切さが理解されてきており、県民税は継続が必要。
- 県民税は継続すべきと考えるが、中山間地域は鳥獣被害が深刻な状況にあり、中山間地域の振興も視野に入れた取組ができないか。
- 県民税関連事業のより効果的なPRを検討されたい。
- 小中学生に対する森林教育を進めることが重要である。
- ハード事業実施箇所については看板等でPRに努められたい。
第2回協議会の開催内容
1 日時
平成26年11月11日(火曜日) 午前10時30分から午前11時40分まで
2 場所
山口県庁 共用第3会議室
3 概要
- 県民アンケート・市町意見聴取の結果について
個人(921人)、企業(800社)を対象に実施したアンケート調査及び県内市町を対象に実施した意見聴取結果について報告しました。 - 県民税制度の今後の方向性について
本日の各委員の意見等を踏まえ、今後、事務局において今後の方向についてとりまとめ、次回協議会で報告することで了承されました。 - 主な意見
- 県民税は、他の目的税と比べてもわかりやすい制度である。
- 水は産業の血液であり、企業にとっても大切な取組であるため、ハード事業は継続してほしい。
- 市町提案の繁茂竹林対策の取組についても拡充してもらいたい。
- ソフト対策については、児童生徒等に対する森林環境教育をはじめ、ボランティアやNPO等を対象とする地域の自主的な取組への支援に力をいれてほしい。
- 県民税の周知率を高めるために、アンケート結果をさらに分析し、有効な方法を検討してほしい。
第3回協議会の開催内容
1 日時
平成27年1月26日(月曜日) 午前10時から午前11時20分まで
2 場所
山口県庁 共用第5会議室
3 概要
- これまでの検討状況について
県民アンケート調査結果の概要、市町意見聴取結果の概要、やまぐち森林づくり推進協議会の開催概要について報告しました。 - 第3期対策(案)について
本協議会の意見・提言を踏まえ、提示した(案)に基づき第3期対策を取りまとめることで了承されました。 - 今後のスケジュールについて
これまでの経過と今後のスケジュールについて報告しました。 - 主な意見
- ボランティア活動へのより積極的な支援が必要。
- 県民税で伐採した木材や竹材の利用も重要。
- 公益的機能の発揮を県民税のみで担うことは難しい。災害対策や林業振興の既存の取組と合わせて効果的に実施してほしい。
- ボランティア活動については、リタイア世代など新たに参加を希望する人も取り組みやすいものとなるようにしてほしい。
- 地域課題対策については、市町が計画を作成するなど、取り組みやすいものにしてほしい。