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ローカル山だより/ローカル山だより・山口農業高等学校の3年生が森林・林業インターンシップに取り組みました!
山口県林業研究グループ連絡協議会は、県と協力し、県立山口農業高等学校で林業を専攻する3年生12人を対象に、森林の役割や林業の重要性に対する理解を深め、林業・木材産業分野への就業を促進するため、令和元年6月21日(金曜日)にインターンシップ研修を開催しました。
当日は、はじめに、大林産業株式会社佐山事業所を訪問し、貯木場から製材・乾燥・プレカットなど一連の工程を見学しました。同事業所の大場専務からは、県産木材を主体とした製材・プレカットなどの業務内容や、木質バイオマスボイラーを導入し端材を木材乾燥に活用するなど、環境に配慮した取り組み、集成材など新たな事業への展開について説明していただきました。
続いて、山口県森林組合連合会山口共販所(木材市場)において、同連合会の宇多村課長、内田所長から林業事業体の仕事や木材の流通について説明を受けました。
午後からは、木材の加工・利用の分野として株式会社みうら徳地工場において、三浦社長から同社が幅広く取り組む事業内容を、徳地工場の皆様からは木材加工場をご案内いただきながら、木材加工の各工程や機械について懇切丁寧な説明をいただきました。また、同工場では、山口農高を卒業し同社に数年前に就業した社員から話を聞く機会を設けていただくなど、進路の選択を控えた高校生にとっては就業後の姿がイメージしやすかったのではないかと思います。
この研修を通じ生徒からは、「林業は大変な仕事だけど、とてもやりがいのある仕事だと思った」、「少しかっこいいと思った。林業に興味がわいた」などの感想があり、就業先を検討していく上で良い機会となったように感じました。
山口県林業研究グループ連絡協議会では、県と連携しながら今後もこの取り組みを継続することで、林業・木材産業への理解が進むとともに、生徒たちが、将来の森林・林業の担い手として活躍することを期待しています。
製材工場を見学する生徒(大林産業株式会社佐山事業所)
木材の流通について説明を受ける生徒(山口県森林組合連合会山口共販所)
山口農高の先輩社員からのお話(株式会社みうら徳地工場)