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ローカル山だより/ローカル山だより・山口農業高等学校森林資源コース2年生が森林・林業インターンシップに取り組みました!
山口県林業研究グループ連絡協議会は、県立山口農業高等学校森林資源コース2年生15人を対象に、森林の役割や林業の重要性に対する理解を深め、林業・木材産業分野への就業を促進するため、令和元年10月1日(火曜日)に萩市川上の阿武萩森林組合の作業現場においてインターンシップを行いました。
当日は、現地研修として、主伐・素材生産実施後の現地で、資源の循環利用を推進するうえで不可欠な再造林(植栽作業)や、林業分野においても活用が期待されるドローン(無人飛行機)について、体験しました。
植栽作業では、阿武萩森林組合職員から植栽方法の説明を受けた後、生徒たちは実際にコウヨウザンのコンテナ苗を植栽しました。また、県農林総合技術センター林業技術部の専門研究員からは、コウヨウザン苗木やセンダン植栽木など実物を見学しながら説明を受け、造林・保育の低コスト化が期待される早生樹やコンテナ苗など近年の話題について学習しました。
また、ドローン技術の活用では、新川物流株式会社の白澤空撮技術部長から林業分野で考えられる活用方法などの説明を受けた後、機体操作とカメラ操作のプロポ(操作用リモコン)を独立させ、生徒自身のカメラ操作により画像の切替えを行い、上空から森林の現況を観察するなど、先進の技術を体験しました。
生徒たちは、真剣に研修に取り組み、林業作業がどのようなものか植栽作業を通して実感するとともに、林業分野の先進的な技術について理解を深めたように感じました。
山口県林業研究グループ連絡協議会では、若者の林業への新規就業と理解促進を図るため、今後もこの活動を継続することとしています。
阿武萩森林組合職員の指導のもと植栽作業を体験
ドローンの操作体験