ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織で探す > 農林水産部 > 森林企画課 > ローカル山だより/ローカル山だより・県産木材の利用を促進!「顔の見える木の家づくりツアー」を開催!

本文

ローカル山だより/ローカル山だより・県産木材の利用を促進!「顔の見える木の家づくりツアー」を開催!

ページ番号:0023002 更新日:2021年11月1日更新

 令和2年1月18日(土曜日)に、山口県林業士会、やまぐちの木の家等推進協議会などが主催し、県産木材を使用した家づくりに興味のある方や建築士など14名を対象に、「顔の見える木の家づくりツアー」を開催しました。
 このツアーは、適切に管理された県指導林業士の山林や、県産木材を製材・加工する工場、木造施設等を見学し、林家、製材業者、消費者がお互いの顔がみえる関係を築くとともに、県産木材の魅力を伝えることにより、県産木材を使用した木の家づくりなど県産木材の利用を促進することを目的に開催したものです。

 当日は、午前中に、宇部市の県指導林業士 田邊厚實氏の所有山林において、枝打ちや間伐など管理の行き届いた山林内を歩きながら、良質材生産や多様な樹種を植栽した森林経営について、説明を受けました。
 また、チェーンソーでスギ立木の伐倒を実演していただき、参加者は木材を生産する現場作業の様子を見学することができました。

 続いて、地元の木材をふんだんに使用した木造施設「楠こもれびの郷」に移動し、山口大学名誉教授で株式会社龍環境設計代表取締役の内田文雄先生を講師に木造建築について説明を受けました。内田先生は、当施設整備の企画・構想段階から設計、施設の運営計画に至るまで携われており、地元の木材を使用することの大切さや木造の良さ、木造建築と人との付き合い方など貴重なお話を伺いました。

 午後からは、県産木材を使って品質管理の行き届いた集成材を製造する山口市陶の株式会社リンケンを訪れ、岩城社長の案内で工場内の製造工程を見学しました。また、含水率や強度を調べて基準を満たした製材の品質を認証する「優良県産木材認証制度」や「やまぐち木の家住宅助成制度」についても説明があり、ツアー参加者は、県産木材の利用した木の家づくりに理解を深めたように感じます。
 県林業士会とやまぐちの木の家等推進協議会などでは、今後も関係機関と連携し、県産木材の利用を促進するこの取組を継続していきます。

田邊林業士の山林を見学の画像
​田邊林業士の山林を見学

品質管理された製材品の説明の画像
品質管理された製材品の説明