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ローカル山だより/ローカル山だより・大津緑洋高等学校日置校舎での林業の出前授業を実施しました!
令和2年7月9日(木曜日)、山口県立大津緑洋高等学校日置校舎の1年生を対象に林業の出前授業を実施しました。
これは、多くが伐期を迎えるスギ・ヒノキの人工林資源の適切な管理を安定的に継続していくため、将来にわたって活躍が期待される若者の林業への就業を目的に実施するものです。
若者が林業に就業するためには、まずは林業という仕事を知ってもらうことが必要であることから、当日は山口県西部森林組合の林産班で主に搬出間伐に従事されている永見優子さんから、搬出間伐中や作業道を作設している写真や動画を通じて林業を分かりやすく紹介していただきました。
また、永見さんの講話では、暗かった山が間伐後は明るくなるなど成果が分かりやすいこと、時間に融通が利くことなどを林業の良さとして紹介されました。
一方、林業の嫌な点としては、自然相手の仕事であることから、夏の暑さや冬の寒さ、虫刺されなどを紹介されましたが、乗り越えられない壁などなく、何とかなるとお話され、マイナスなこともチャレンジ精神で乗り越えている様子が伝わってきました。
効率的に仕事をすることで、森林所有者の方へ少しでも多く利益を還元することや、退職するまで無事故を続けることを目標にしていること、ドイツやスウェーデン、カナダなどの林業を学びに行きたいなど将来の夢や希望についてのお話もあり、日々の仕事に前向きに取り組まれていることが伝わる出前授業でした。
この林業の出前授業を通じて林業に興味を持ち、一人でも多くの若者が将来の林業の担い手となることを願います。
画像や映像で林業を紹介
チェーンソーを紹介