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ローカル山だより/ローカル山だより・R2美川町優良材生産研究会が美川小学校で森林体験学習を実施

ページ番号:0023035 更新日:2021年11月1日更新

美川小学校児童が間伐作業等を体験

 令和2年10月29日(木曜日)に岩国市美川町の錦川清流線河山駅近くの山林において、岩国市立美川小学校の5、6年生7名が間伐作業等を体験しました。これは、次代を担う子どもたちに、森林の大切さやふるさとの林業の重要性を体感し、理解を深めてもらうために、林業研究グループ「美川町優良材生産研究会」(会長:升田(ますだ)清(せい)甫(ほ))が「森林体験学習」として行ったものです。
 はじめに、美川町優良材生産研究会の会員から枝打ちの実演・森林の役割や間伐の必要性などの話を聞いた後、山の中へ移動しました。間伐する木があるところまで、慣れない斜面を慎重に登っていきました。木のところに着くと会員の指導を受けながら、児童が交互にぎこちない手つきで、木にノコギリで切口を入れていきました。ノコギリを横にして使用することがないためか、切口を入れるのに悪戦苦闘していました。
 切口を入れ、倒す準備ができた木にロープを結び、皆で一生懸命引っ張りました。倒れた木を見る児童の顔は達成感が溢れていました。倒した木は、枝をノコギリで切り、林内の整理をしました。自分たちで倒した木の一部を「持って帰っていいよ」というと各々、好きなサイズに幹を切り、うれしそうにお土産として持ち帰りました。
 次に、山仕事でよく使われるロープワーク「とっくり結び」と「もやい結び」について体験しました。ロープワークは、先生たちも参加し、みんなテストに合格するまで繰り返し、練習しました。みんな、無事にテストに合格し、最後に間伐材を利用したブランコを体験しました。
 間伐材を使ったブランコは、林業研究グループの会員が梯子・間伐材とロープワークを駆使し、児童が体験している間に作ったものです。児童は手作りのブランコに恐る恐る乗りながら、動き出すと楽しんで遊んでいました。なお、手作りブランコは、児童より先生の方がはしゃいでいたかもしれません。
 児童たちは、間伐、ロープワークなどの体験を通じて、森林・林業を満喫し、森林体験を終えました。

間伐作業(上手に切口できるかな)の画像
​間伐作業(上手に切口できるかな)
間伐材とロープワークによるブランコの画像
間伐材とロープワークによるブランコ