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ローカル山だより/ローカル山だより・阿武萩森林組合が“主伐生産団地等に係る勉強会”を実施
現在、阿武萩森林組合では、木材生産量の拡大と循環型林業経営の確立に向け、施業を集中的に実施するための“団地化”に取り組んでいます。
令和2年11月25日(水曜日)、“主伐生産団地等に係る勉強会”を、阿武萩森林組合職員10名と萩市職員2名、萩農林水産事務所職員2名の計14名で実施しました。
今回は、次の内容について、実習や検討を行いました。
(1) 補助申請や現場管理等の効率化に向けて
(株)竹谷商事を講師に招き、GNSS測量の説明と実習を行いました。
また、ドローンの自動航行アプリの操作方法を実習しました。
その後、補助申請や現場管理の省力化について、意見交換を行いました。
(2) 主伐生産団地の設定について
現在、川上地区では1団地設定済みであり、福栄地区では昨年度、1団地分の森林所有者の意向を確認し、団地化に向けた準備を進めています。
団地化に向けては、地域全体の施業実施に係る合意形成が不可欠なことから、森林所有者への説明等に時間を要しています。
今回は、どのような手順で団地化に取り組むことが最もスムーズな方法なのかについて、意見交換を行いました。
(3) 情報提供
県が取り組んでいる「スマート林業」や萩市有林に設置している植栽試験樹種(センダンや特定母樹)の生育状況、冬下刈りの実施状況等について、萩農林水産事務所から情報提供を行いました。
阿武萩森林組合では、引き続き、円滑な施業地確保や計画的な施業実施に向けた検討を進めるとともに、生産性の向上、現場管理の省力化等に取り組んでいくこととしています。
勉強会の様子
ドローンの活用