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山口県庁林業職員の紹介(2010年度採用)
職種紹介(林業職)
林業
2010年度採用 吉冨 主任
(下関農林事務所森林部森林保全課 事業班)
異動状況
- 2010年4月~2013年3月 下関農林事務所
- 2013年4月~2015年3月 森林整備課
- 2015年4月~2017年3月 林野庁森林整備部整備課出向
- 2017年4月~2020年3月 森林企画課
- 2020年4月~2023年3月 美祢農林水産事務所
- 2023年4月~ 下関農林事務所
現在の職務内容とこれまでの経歴をお尋ねします。
森林内とりわけ保安林内の土砂崩れ現場の復旧のため、治山ダムを作ったり、山腹を修復する工事の計画や監督業務に従事しています。これまで、下関農林事務所や森林整備課で、先に示した治山工事に関する業務のほか、より見識を深めるため国の行政機関である林野庁森林整備部整備課に出向し災害対策業務にも携わりました。また、森林企画課では、林業政策の最先端でもあるICT等を活用したスマート林業の取組など林業成長産業化に向けた施策の実行に携わりました。
これまでの仕事で印象に残っている仕事はありますか?
出向した林野庁森林整備部整備課では、林道災害復旧の被害状況のとりまとめや復旧方法の査定、各都道府県への補助金配分事務など幅広い職務に当たっていました。特に、近年の豪雨で聞かれる激甚災害の指定事務も一部担当し、刻々と変わる被害状況を外部発信しつつ、速やかに情報を収集して関係部局や外部省庁と調整を行う必要があり、寝る暇もない日々が続いたことも多々ありました。それでも、被災した方を後方支援する裏方として貴重な体験をすることができ、現在現場の最前線で復旧にあたる職務遂行に活きています。
仕事をする上で心掛けていることは何ですか?
知識や技術があっても、「自分ひとりではできない」ことがあります。 復旧工法の策定ひとつとっても、所属する班内で協議すると、自身では考えつかない良い案が提示されることが多々あります。個人の考えで思い込み、決定することなく、チームや組織として対処することの大切さを感じており、林業技術職としての専門性をさらに深める上でも様々な意見に耳を傾けることを大切にしています。
「山口県職員(林業職)」という仕事の魅力
林業職といっても、工事を行うハード部門のほか、林業事業体の方への普及指導や鳥獣被害対策、林地開発許可、担い手育成、森林環境教育など様々な分野で活躍が可能です。毎日のように山に入る職場もあれば、デスクワークが続く職場もあり、異動を重ねながら「山(ヤマ)に対して色々な角度からアプローチ」できる面白みが魅力でもあります。