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知事記者会見録・令和3年12月29日実施分

ページ番号:0100566 更新日:2022年1月5日更新

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日時 令和3年(2021年)12月29日(水曜日)
16時00分~16時13分
場所 県庁2階 記者会見室

発表項目

 岩国市における新型コロナウイルス感染症の感染状況と対応について

知事

 岩国市における新型コロナウイルス感染症の感染状況、そして対応について、ご説明をさせていただきます。
 まずは、最近の岩国市における感染状況等についてでありますが、岩国市におきましては、これまでに米軍岩国基地従業員、また、自衛隊岩国航空基地の隊員などで感染が判明をしまして、本日公表しました新規感染者7人を含めて、ここ1週間で12人もの感染が確認をされています。このうち、8人につきましては、変異株検査の結果、オミクロン株の感染者、または疑い感染者であります。残る4人につきましても、変異株スクリーニング検査はこれからになりますけれども、保健所の疫学調査によって、オミクロン株の可能性が高いものであると考えております。
 これまでのオミクロン株の感染者については、感染経路が推定できていましたけれども、オミクロン株疑いの患者の中には、現時点で、感染経路が特定できていない感染者がいまして、いわゆる「市中感染」に当たるものと判断をしております。
 県では、米軍岩国基地の従業員や自衛隊岩国航空基地の自衛隊員に感染者が発生したことから、この感染をいち早く封じ込めるために、これまで、全ての基地従業員約1500人及び自衛隊員約1500人を対象に、検査を実施してきました。その結果、まず、基地従業員につきましては、12月25日から28日までの4日間、検査の申し込みの受け付けをして、1245件の申し込みがありました。昨日までに、212件の検査結果が出まして、陽性者は確認をされていません。また、自衛隊岩国航空基地については、12月27日、28日の2日間で、1016件の検体を採取し、昨日までに、504件の検査結果が出て、1人の陽性を確認したところです。
 今般、岩国市内で新たに7人が確認されたこと、そして、市中感染が発生をしたこと、さらには、本日、岩国基地から80人の感染者の発表がありました。こうしたことを踏まえまして、岩国市との連携をし、感染防止対策のさらなる強化を図っていくこととします。
 具体的には、現在、県下全域で無料のPCR検査を実施しているところですが、このたび、岩国市と協力して、岩国市内に臨時の検査場を新たに設置をして、主に、岩国市民の方を対象としたPCR検査体制を強化することといたしました。対象は、無症状の方で、感染に不安のある方全てといたします。実施期間は、明日30日から1月3日までの5日間、岩国市役所に来場型の検査会場を設けて、その場で、だ液を採取いたします。検査結果は、翌日には判明する予定で、陽性の場合は、保健所により、再度検査を行うこととしています。
 これ以上の感染の拡大を食い止めたいと考えておりますので、ぜひとも積極的に検査を受けていただきますよう、よろしくお願いいたします。
 また、オミクロン株という新たな変異株による感染拡大であることから、専門的知見を有する専門家の派遣、これを国に要請しまして、本日、2人の方が現地に入り、今後、地元の保健所と連携をして、感染ルートの疫学調査、また、感染源の分析を行うなど、専門的な助言をいただくこととしています。
 さらに、米軍岩国基地に関しては、先週から3度にわたって、感染防止対策の徹底や感染者に関する情報提供、基地内での感染者のゲノム解析の速やかな実施を要請してきたところですが、本日、基地内で80人の陽性者が確認されたことから、改めて、感染拡大防止対策や検査の徹底等について、岩国市と共同で、要請を行うこととしています。
 県としては、岩国市と連携して、一刻も早く感染拡大の封じ込め、これに向けまして、全力で取り組んでまいります。県民の皆さまにおかれましても、感染予防対策の徹底をよろしくお願い申し上げます。
 私からは以上です

読売新聞

 岩国基地及び国への要請を、これまでも数回されてこられているという中で、今回、岩国基地内での80人の感染判明、岩国市でのオミクロン株の市中感染ということなんですけれども、感染がどんどん広がっているように感じますけれども、これまでしてきた要請を岩国基地なりがしっかりと受け止めて、対策を講じているというふうに受け止めていらっしゃいますでしょうか。

知事

 もちろん、何らかのぬかりがあるということではないと思っておりますし、これまでも検査をし、また、情報についてもいただいておりますので、ぜひこれをしっかりとやっていただきたいと思っています。基地内で広がっている要因については、今直ちに、われわれ承知をしているわけではありませんけれども、これしっかりと把握をして、確実に抑え込んでいただきたいというふうに思いますし、改めて、基地の中での感染拡大防止の徹底をお願いしたいと思います。

読売新聞

 今回、まだお一人ですけれど、オミクロン株の市中感染の疑いがかなり高いということで発表をされてますけれども、それに伴って、いろいろと臨時PCR検査場の開設などの対策を打たれています。その他、オミクロン株のこれ以上の感染を警戒してですね、県が今後検討していく対策と言いますか、今、ちょうど今日から帰省ラッシュのピークとかに入ってますけれども、改めて、県民に向けて呼び掛けられるようなことがあれば。

知事

 特に、年末年始ということで、人の動きが激しいところでありますので、感染予防対策ですね、これまで以上に気を付けて行っていただきたいと思いますし、人混みを避けるですとか、そうしたところを特に気を付けていただきたいということと、後は、もし症状があれば、ぜひ外出ですとか、帰省をまだしていない方は、帰省を控えるですとか、そうしたことをお願いしたいと思います。
 われわれとしては、特に今、岩国の方で懸念がありますので、臨時のPCR検査の会場を設けて、すぐにその場でだ液の採取とかできるような体制、これをしっかり取っていきたいと思っておりますし、国の方から専門の方も来ていただいて、オミクロン株の拡大がしないように、しっかりと適切な対処をしていきたいと思っておりますので、特に、この年末年始、力を入れて取り組んでいきたいと思います。

読売新聞

 先ほど、申し上げた県が今後検討していく予定のですね、何か新たな対策と言いますか、今日発表しないけれども、こういうことも視野に検討を始めているというような対策があれば教えてください。

知事

 まず、われわれとしては、調査をしっかりとやり、感染経路をしっかりと抑えて、拡大を防いでいくということと、後は、思わぬところで広がっている可能性がありますから、これを速やかに把握をするという意味で、PCR検査の会場を設けですね、このことをぜひ、市民の皆さん、何か心配があれば、ぜひそこで検査を速やかに受けていただきたいと思います。しっかりと把握をする、そして封じ込めるということに全力を挙げるということに尽きると思います。

読売新聞

 今回、国立感染症研究所の専門家の方々に、実際に山口に入ってもらって、ルートの解析等をしてもらうということですけれども、こういう要請をされるというのは、これまで山口県でありましたでしょうか。初めてでしょうか。

健康増進課長

 コロナについては、初めてでございます。

読売新聞

 もうすでに入られていらっしゃる。

健康増進課主査

 はい、今日の午後から入っていただいております。

読売新聞

 ありがとうございました。

防府日報

 12月23日以降12人というご説明がありましたけれども、この一連の流れというのは、発端は基地従業員の方からでしたけれども、やはり、その、岩国基地が発端になって広まっているというふうに見ておられるのか、さらに、県外行動歴がある方も感染者の中にいらっしゃると聞いておりますけれども、そういった、県外、既に市中感染等が起きているところから持ち込まれている、その辺のその因果関係というのは、どちらが現時点で強いと思われていますか。

健康増進課長

 市中感染という点での感染経路については現在調査中ですが、不明でございます。

防府日報

 分かりました。あと、もう一点なんですけれども、先ほど、今後の対策等ありましたけれども、現時点では、例えばその、外出を控えてほしいとか、会食を控えてほしいとか、そういった従来感染が広まった時期にですね、取っていた要請というのは、今の時点ではされないということでしょうか。

知事

 そうですね。今、県内とか市内においてあちこちで感染が次々と出ているという状態ではないわけであります。ただ、オミクロン株という非常に感染力の強いものが出ておりますので、このことについては、しっかり警戒をしていかなければいけないと思います。発生自体は、米軍基地従業員あるいは自衛隊の関係以外では、今回新たに出たわけですけれども、そこについても、よくルートをこれから調べて、そこから広がらないようにということを、まず徹底してやっていきたいというふうに思います。ですので、一律に、面的に行動抑制というところまでは、現時点では行うことは考えておりませんけれども、いずれにしても、年末年始という時期でもございますので、ぜひ、感染予防対策は、一段と意識を高く持っていただいて、行動については、感染を抑える行動をですね、人込みを避けるですとか、そうしたことをお願いしたいと思いますし、また、不安があれば、相談いただくなり、あるいは、岩国市役所でのPCR検査を受けるとか、そういうことを積極的にぜひ行っていただきたいと思います。

防府日報

 ありがとうございます。

 作成:山口県総合企画部広報広聴課

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