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知事記者会見録・令和4年1月21日実施分

ページ番号:0123266 更新日:2022年1月25日更新

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日時 令和4年(2022年)1月21日(金曜日)
15時30分~16時15分
場所 県庁2階 記者会見室

発表項目

・まん延防止等重点措置に係る対応について (PDF:691KB)

 

知事

 それでは、本日、私から、まん延防止等重点措置に係る対応について、説明をさせていただきます。

 まず、現在の感染状況についてですが、全国的に、オミクロン株によります感染者の急増、これに歯止めがかかっていない状況にありますけれども、本県におきましても、本日発表の新規感染者数は、過去2番目に多い307人となりました。9日連続で200人を超える、そうした発生状況となっています。こちらが県全体の推移ですけれども、岩国市で最初増えたところが、少し岩国の方、落ち着いていますが、他の地域にどんどん増えていって、今、県全体で増加が続いているという状況にあります。

 そしてまず、岩国地域の状況ですけれども、年末から、ご案内の通り感染が増えてきました。そして新規感染者数が1月6日に113人となりまして、市中で感染拡大が進むことが懸念をされましたので、1月9日から、まん延防止等重点措置、この適用を本県として初めて受けまして、岩国・和木に適用したということです。そうした中で、集中対策を実施しているところです。おかげさまを持ちまして、事業者の皆さま方、市民、町民の皆さま方のご協力をいただきまして、感染については減少傾向に転じているところです。

 これご覧いただきますと分かりますけれども、先ほど言いましたように、1月6日に113人というピークを迎えて、その時点で、まん延防止については国への要請を表明をしました。実際の適用は1月9日からとなってました。点線が入っているところですけれども。そこから見ると、減少傾向ということが明らかになってきています。年末からがっと増えて、特に1月2日以降、急激に上がってきましたけれども、まん延防止によって、それは抑え込みがだんだんできてきているという状況です。全国的には、まん延防止の効果について疑問視する声も多くありますけれども、山口県においては、今回初めて適用された、この岩国・和木地域について見ると、この効果は明らかにあったというふうに思っています。一定の感染を抑える、そうした効果がある対策だというふうに考えています。

 その一方で、また岩国地域以外の方ですけれども、こちらについては徐々に感染が増えてきております。そうした中で、直近の1週間で言いますと、約1.8倍ということで、最初岩国でどんどん増えたように4日で10倍近くということではありませんけれども、1週間で1.8倍という、だんだんと感染が増えてきている、そうした傾向にあります。

 そうした中で、モニタリング指標ですが、医療提供体制のひっ迫状況を示す「確保病床使用率」、これは「レベル2」の状態にあります。そうしたことなどを踏まえまして、全体として、現在は「レベル2」の状態にあるというふうに考えております。ですけれども、今後の感染状況によっては、医療のひっ迫につながることが懸念をされるというふうに思っています。

 現在、まん延防止等重点措置の適用を受けまして、岩国市、そして和木町を措置区域として、1月31日まで集中対策ということで実施をしています。県民の皆さま、特に岩国市、和木町にお住まいの皆さま、また事業者の皆さま、感染拡大防止に大変にご協力をいただきまして、改めて、感謝を申し上げる次第です。先ほども申しましたように、皆さまのご協力のおかげで、岩国地域について言いますと、新規感染者数が減少傾向となる、そのような形で対策の効果が出てきているというふうに感じておりますが、依然として県内全域の感染拡大が続いている状況にあります。

 そしてまた、特に、最初山口県だけで先に増えましたけれども、今、全国の感染も非常に拡大をしております。特に近隣県、福岡県等も、大変な急拡大を続けている、そういう中で、近隣県等の急速な感染拡大の影響が本県に及んでくる、そうしたことも強く懸念をされます。そういう状況を踏まえまして、まん延防止等重点措置の期間延長、これを要請する方向で、国と協議に入ることといたしました。まん延防止等重点措置の措置区域の扱い、今後の扱い等については、今後の感染状況の見通し、また、県内市町の首長さんの意見も、今、聞いているところですけれども、そうしたことを行った上で、来週24日、月曜日に、県の対策本部の会議(「山口県新型コロナウイルス感染症対策本部」第34回本部員会議)を開催しまして、そこで決定をしたいと考えています。

 県民の皆さま、そして事業者の皆さまには、引き続きご負担をお掛けすることになりますが、感染拡大防止のために、何とぞ、ご理解とご協力をいただきたいと思います。県としては、引き続き、感染拡大防止に向けて、全力で取り組んでまいりますので、県民の皆さまにおかれましては、現在、山口県もそうですけれども、全国的に感染が拡大をしている中におきまして、手洗い、マスクの着用、また、定期的な換気などの、日常的な感染予防対策の徹底、こちらを重ねてよろしくお願いいたします。

 私からは以上です。 

 

NHK

 まん延防止等重点措置の延長についてなんですけれども、対象エリアについては、今のところ、今のものより広げていくというお考えでしょうか。

 

知事

 はい、そうですね。最初のグラフにもありますが、当初、岩国と和木で適用していましたけれども、その他の地域の方がだんだん増えてきておりますし、実際に各市町別に見ていても、県内全体で感染が増えている状況にありますので、私の今の考えとしては、対象エリアとしては広く取っていきたいと思います。県内全域に拡大することも視野に入れて検討を行っております。

 今、現実には、実際は、各首長さん、県内の市長、町長さんに、私自身直接順番に電話をかけています。それで、私としてはできるだけ広く取るということを念頭に話をし、また、皆さま方のご意見を、それぞれの地域の状況なり、考えをお聞きしております。それを行って、また感染状況を専門的な観点も踏まえて、最終的には、24日の月曜日に決定したいと思います。

 

NHK

 そうしますと、首長さんに意見を聞かれて、それで、その首長さんが適用を望むということであれば、適用をするということでしょうか。

 

知事

 そうですね。基本的には広く取っていくべきだと、私は今、考えていますので、その考えを首長さんに伝え、各それぞれの市長さん、町長さんからも、現状認識になり、それについてのお考えをお聞きして、そのところで一致が得られれば、基本的には広げて、広くやっていくということを行っていきたいと思います。強くどうしても、独自にいろいろなお考えがあれば、また、そこは調整も必要かと思いますけれども、それを今、順次やっているというところですね。

 

NHK

 分かりました。そうしますと、拡大をするタイミングなんですけれども、どの時点を念頭に置かれているのでしょうか。

 

知事

 基本的には、(1月)31日までは、今の岩国、和木ということを念頭にして、そこから先、延長になることを念頭に広げていくということを基本的には考えています。国の方がそもそも延長を認めてくれるかどうかというところもありますけれども、そこはこれから協議を重ねながら、その広げ方等については、よく考えていきたいと思います。

 

NHK

 分かりました。そうしましたら、またですね、時短要請等を続けるのかどうか、ここについてはどのようにお考えでしょうか。

 

知事

 そうですね。基本的にはまん延防止等重点措置というのは、時短要請に法的根拠を持たせて、しっかりとそうした対策を行っていくということが中心の対策ですので、基本的にはそれをやっていくということを想定しています。もちろんそれ以外にも、さまざまな、県民の皆さまや事業者の皆さまへのお願いも併せてしていくことになると思いますけれども、基本的なメニューとして、それは入ってくるというふうに考えています。

 

NHK

 分かりました。そうしますと、また、時短要請に伴う飲食店の協力金ですとか、あと、今回、中小企業への支援金も、まん延防止等重点措置の対象区域の企業さんには、送られているということにされていると思うのですけども、そのあたりの財源措置については、今のもので十分賄えるのか、もしくは新たにまた補正予算を組むなり必要なのか、これは財政状況についてはいかがでしょうか。

 

知事

 そうですね。もちろん、これに伴う財政支出というのが当然発生します。これが既定の予算の中で対応できるのかできないのか、よく精査をして、必要であれば、どのような形で、いつのタイミングで、その増額をするのかということをよく詰めて考えていきたいと思います。

 

NHK

 分かりました。その辺りの見通しは、来週の対策本部会議の時点では、ある程度見えてきそうですか。

 

知事

 そうですね。(本部員会議を)月曜日にしますので、その段階で言えるのか、また、前回もそうでしたけれども、県の方から国に要請をしていく段階、それから最終的に国の方が正式に決めて、詳細も含めて県としての対応を決定していく段階と、いくつかありますけれども、いずれかの段階で、そこは整理をしていく必要があると思います。いずれにしても、執行に遅れがないようにしていかなければいけませんので、それを大前提としてどのような対応ができるかということを詰めていきたいと思います。

 

NHK

 分かりました。そして、先ほど、県内の首長さんから意見を聞かれているということだと思うのですけれども、いつぐらいから聞き取りを始められて、いつごろぐらいめどに終了する見通しなのか教えてください。

 

知事

 そうですね、今日、朝から順次やっています。直接電話で、一人一人、話を今、やっているところです。今日か明日かぐらいには終わると思いますけれども、また、さらに、いろいろあれば、もうちょっとかかるかもしれませんが、いずれにしても月曜日までにはしっかりとそうした意見も踏まえて、また、意見だけじゃなくて、もちろん感染状況とか、そうした点のわれわれなりの分析、または、まん延防止のさらに延長となれば、専門家の方々の意見も確認をしていく必要がありますので、そうしたことも行った上で、24日の会議で決定したいと思います。

 

NHK

 24日の会議は午後に予定でしょうか、午前中でしょうか。

 

知事

 午後としても早いうちにやることになるかと思いますが、また、そこは、よく調整します。

 

NHK

 分かりました。最後に、また、連日ですね、200人を超えて、今日は300人を超えていますけれども、感染者の減少に歯止めがかかっていない状況でですね、やはり、多くの方が、この状態に慣れてきてしまっているのではないかという懸念もあると思うのですけれども、改めてその感染対策についてですね、県民の方に求めることがあれば一言お願いします。

 

知事

 はい。山口県の感染拡大が続いています。当初のように、1日に倍とかいう状況ではなくて、今は、先ほど言いましたように、その他の地域でも1週間で1.8倍ということで、増え方は少しなだらかになってきているところがありますので、その辺り、当初1月初めのような急激に感染が急拡大するというような状況と比べると、その増え方という点では、伸びという点では、少し穏やかになってきているところがありますので、その辺りが、気が緩むということになってはいけないと思っています。

 やっぱり依然として感染は増えてきておりますし、今日も過去2番目という多さです。それから、さらに山口県は、今、伸び方は少し穏やかになっていますが、全国的には、今、大都市部を中心に急拡大を続けていますし、福岡も一気に過去最多ということで増えてきているんですね。これもどこまでいくか分からないし、まん延防止も適用していくという動きになっていると。そういう中で、そうした大きな波を、また山口県がこの影響を受けるということは十分に考えられますので、改めて、全国的にはむしろ危なくなっているということを、お一人お一人にぜひご意識していただきまして、改めて感染予防対策を徹底していただきたいというふうに思います。

 

NHK

 分かりました。ありがとうございました。

 

中国新聞

 対象地域の指定というのは、知事の権限があると思うのですけども、知事の意向としては、全県への適用というのを考えているということでよろしいんですか。

 

知事

 そうですね。県内各地で、感染が高い水準で続いていますので、基本的に広い範囲でやるべきだというふうに考えています。全域ということも視野に入れて、今各首長には話をしているということです。

 

中国新聞

 今の時点で、各首長からどういった意見というのが出ていますか。

 

知事

 明確に反対という方はいないですね。濃淡ありますけれども、それについて理解を示す、またあるいはぜひやってくれという声もあります。

 

中国新聞

 どっちの方が多いんですか。ぜひやってくれという。

 

知事

 そこは今、ちょっと途中なので。それぞれ首長のキャラ(キャラクター)もありますのでですね。ぜひお願いしたいという声ももちろんあります。

 

中国新聞

 今日もこのあと意見交換というのをされるんですか。

 

知事

 そうですね。また引き続きやりますし、また明日にもなるかもしれませんが。

 

中国新聞

 今現在は、何市の首長と。

 

知事

 そこはまだ、調整しているところですので、今の段階では、それは一つ一つは控えたいと思いますけれども。いずれにしても、今日なり、明日ぐらいには一通りは連絡を取りたいと思います。

 

中国新聞

 あと当初は、岩国市、和木町と他のエリアというのは種類が違うって言われてましたけれども、今はもう同じ、オミクロン株もあるでしょうし、同じ傾向になっていると考えたらいいんですか。

 

知事

 オミクロン株ということでは、ほぼ置き換わりは済んでいると思いますので、オミクロン株という視点ではそれは同じということですね。

 以前、多分、別だと言ったのは、(米軍岩国)基地関係のところであった感染の広がりということと、それ以外の地域の広がりというのは、岩国の方からどんどん行ってるというよりは、3連休ありました、その3連休での帰省だったりとか集まりだったり、そういうところの要素が大きいというふうに見ているので、そのなぜそういうふうに広がっているかというところの流れというか、違うということは、そういった意識でお答えしたと思いますけれども。今現在もそこは、もうすでにだいぶ増えてきておりますし、下関は今日、過去最多だったと思いますけれども、やはり九州からの影響が大きいのかなというふうにも感じますので、どこからというよりも、今、全国増えてますので、いろんなところからの影響を受けて増えているというふうに受け止めるべきかなと思います。

 

中国新聞

 あと、先ほど、意見交換は知事の方から電話をかけられてるのか、それとも向こうから。

 

知事

 私からかけています。順番にアポ(アポイント)を取って。

 

中国新聞

 ありがとうございました。

 

YAB(山口朝日放送)

 延長についてなんですけれども、こちらは期間はいつぐらいまでと。国が判断するのかもしれませんけれども、どれぐらいの期間。

 

知事

 そうですね。もちろん一定の期間はいるだろうと思いますが、そこは国の方も、ある程度まとまった同じグループを同じ期間となると思いますので、そこはこれから調整をしていきたいと思います。

 

YAB(山口朝日放送)

 今、ちょうど首長の方々とお話されてるという話でしたけれども、少なくても周南市の藤井市長とかですね、あと下関(市)の前田市長は、まん延防止措置を適用してほしいというような要請をしたというふうな話を伺っているんですけど。少なくともこの周南エリアの周南、光、下松と、下関に対しては適用していくというお考えなんでしょうか。

 

知事

 各首長さんの発言がどうだったかというのは、私の方から言うのは控えたいと思いますけれども、そういう形で私の方がお聞きをする中で、ぜひという話はありました。

 

YAB(山口朝日放送)

 今月に入って、周南地域に関しては、基地由来ではなくても、県外往来ですね、年末年始の県外往来で増えていったという話があったと思いますが、そのときに、岩国と和木を始めるにあたって、周南エリアも適用しないのかという話があったと思うんですけど、その辺は判断は見誤っていなかったと、今でも思われますか。

 

知事

 そうですね。岩国、和木の感染拡大のペースなり、規模が突出してましたんで。和木はちょっとエリア的に広島との関係でということであって、和木町そのものの感染拡大というのはあんまりあれですけども、岩国ですよね。岩国での感染拡大というのが非常に速いスピードで、毎日倍みたいな感じで、113(人)まで一気にいったというところがありましたから、やっぱりここは、急拡大に対してしっかりとしたブレーキをかけなければいけないというふうに考えてやってきたということですね。

 確かに、周南市も増えてきてますが、その一つは3連休があって、そこから増えてきた中で、その人の流れの中での感染拡大で、これをある程度把握をして、抑え込む事ができるのかどうかというところも、様子を見ながらやっていくということもありましたし。そうした中で、周南市も、一進一退というか、そういった状況で感染が続いてますので、右肩上がりでどんどん増えているということでは、今においてもないんだろうと思いますけれども。ただやはり、3連休が終わって一定期間した後も感染の高い状況が続いておりますし、県内全体で、全体としては上がってきている状態にありますから、やっぱりここはブレーキを外すんじゃなくて、引き続きブレーキをしっかりとかけておく必要があるだろうと。かつ全国的にも感染が、山口の今の増え方よりももっとすごい勢いで増えている中においてですね、こうしたところの影響を防いでいくという意味でも、ブレーキはやっぱりかけ続けなければいけないだろうと。これは県内特定の地域じゃなくて、県内全体にかけていくということを基本に考えていくべきだと考えているということです。

 

YAB(山口朝日放送)

 岩国地域以外の感染拡大の原因っていうのは、やはりこの年末年始の往来と3連休との影響が大きかったっていうような見方なんでしょうか。

 

知事

 そうですね。3連休以降に増えたのは、その部分は、実際の感染者への聞き取りでも、3連休でいろんな集まりがあったりとかしたということが、要素としては大きいというのは間違いないだろうと思います。そこからさらに広がった、それを起点にまた広がってるところもあるでしょうし、実際その後はもう全国が増えてますので、全国とのいろんな往来、あるいは福岡もすごく増えてますから、そういうところとの往来という部分も大きいのかなと思います。一つのところが原因にということじゃなくて、もう全国これだけ増えている状況の中では、さまざまなところが要因になって、その波が押し寄せているということじゃないかと受け止めてます。

 

YAB(山口朝日放送)

 一応確認ですが、期間延長についての国への要請っていうのは、今日されたということでよろしんでしょうか。

 

知事

 要請は正式にこれから検討して、24日の会議で決めれば、そこで正式に要請となりますが、要請をする方向で、これから国の方と協議を始めていくということです。

 

YAB(山口朝日放送)

 分かりました。ありがとうございます。

 

読売新聞

 対象地域の拡大についてなんですけれども、今、知事は全県拡大も視野に検討をということですけれども、これ逆に言うと、一部地域を除いて指定ってことはあり得るんでしょうか。

 

知事

 それはありますね、もちろん。県内でどこの地域を指定するかというのは、県の判断に委ねられているのが、まん延防止の制度ですので、やはり首長さんなりの意見を聞き、感染状況等も見て、そうした判断も、当然あるということで、その余地は残しながら、今、話をしているということです。

 

読売新聞

確認になりますが、知事の意向としては、できるだけ全県に拡大する方向で意見をまとめたい、ということになりますでしょうか。

 

知事

 そうですね。そのことを視野に入れて、今、話をしているということですね。できるだけ広くという、県内全体に感染が広がっていますので、できるだけ広くという思いでいるということです。

 

読売新聞

 あと、期間延長についてなんですけれども、広島県と同じタイミングでまん延防止等重点措置の適用が、和木、岩国で始まってると思うんですけども、期間延長することについて、広島県との協議とかっていうのも、今、されてる段階なんでしょうか。

 

知事

 事務的にはどうするかというところは、徐々に意思決定に近づいているという状況だと思いますので、そこの状況は確認をしながらやっているということです。

 

読売新聞

 分かりました。あと、9日連続で200人以上の感染が確認されてますけれども、保健所とか、実際に患者さんへの対応に当たる行政の職員の方とかのマンパワーっていうのは、今、十分足りているような状況というご認識でしょうか。

 

知事

 はい。当然、感染者数が増える分、対応についても、それだけマンパワーがいるということになってきております。それで、職員の派遣の資料がありましたよね。あれば、そちらで言ってもらってもいいですか。

 

健康増進課長

 保健所の応援体制の方をしっかりやり、本庁や他の出先機関から、保健所をはじめとして応援職員を1月21日まで延べ769人派遣しながら、保健所と連携して対策を取っておるところでございます。また、保健所以外にも、山口大学、県立総合医療センター、県看護協会、地元医師会等から、医師をはじめとした専門職の応援もいただいて、関係者一丸で取り組んでいるところでございます。

 

読売新聞

 今のところは、そのマンパワーとしては、うまくやりくりをしながら対応に当たれているという認識。

 

知事

 そうですね。自宅療養者に対してこういったサポートしますというのは、前、お示しをしたと思うんです。1日1回は必ず保健師なり、看護師さんから確認をするということ。あとパルスオキシメーターもしっかりと配るとか、何かあれば医師が駈け付けて診察をしたり、あるいは薬局が駈け付けてしたりということは、きちんとこれはできています。県の中でも、人員の派遣等をしながら、支障がないようにしておりますし、ありがたいことに、今、関係の医療機関ですとか、看護協会ですとか、さまざまなところから、本当にありがたいことにこのサポートをいただいていますので、そうした中で、一人一人のサポートというか、支援はしっかりできている状態にあると思います。

 

読売新聞

 まだ、これ以降も200人、300人単位で、連日感染が続くようだと、そういう体制の維持っていうのは難しくなるんでしょうか。

 

知事

 そうですね。もちろんどんどん増えて果てしなくいけば、さらに厳しい状況になると思いますけれども、県の方の職員もできるだけしっかりと投入をし、また協力についてもさらに得ながら、もともと500の医療機関なり薬局の協力を得る形で、この自宅療養をスタートしましたけれども、ありがたいことに、これもどんどん協力したいところが増えていますので、そうした中で、さらにご協力お願いをする中でカバーをしていきたいと思います。

 

読売新聞

 あと、自宅療養者が、水曜日時点ですかね、千人近くいるというお話なんですけれども、この対応については、なので特段トラブル等なく、うまく対応が進んでいる状況ですか。

 

知事

 そうですね。基本的な支援として考えているものは円滑にできていると、現時点では認識しています。

 

読売新聞

 はい、分かりました。ありがとうございます。

 

朝日新聞

 (まん延防止等)重点措置のエリアを広げる場合、今、岩国と和木では、酒類の提供は一律自粛としてますけれども、こちらはどのようにされるお考えでしょうか。

 

知事

 はい。そこも大事な検討要素だと思っていますので、ここについても、各首長さんの意見も聞き、また、特にこちら感染状況の現状なり、これからのことも勘案して、どのような措置にすべきかというのをよく考えていきたいと思います。いくつかのバリエーションがあると思いますけれども、どういった形で、ここについてはブレーキを踏むべきかというところをよく吟味したいと思います。

 

朝日新聞

 現時点の感染状況等を踏まえると、知事はどのようにするのが適切だとお考えでしょうか。

 

知事

 当初、今、行っている措置というのは、(第三者)認証店も非認証店も一律(午後)8時までで、酒類の提供なしというふうにしています。これは緊急事態宣言並みの措置ですけれども、当時、その時に、私もここで説明したと思いますが、感染が急拡大をしている中で、急拡大に対してしっかり急ブレーキを踏まなければいけないということで、まん延防止で標準的とされている措置以上の措置ということで講じましたし、その分の効果も表れているんだろうと思います。今回の延長する場合に、そこをどうするかということは、感染状況等も見ながら、よく考えていきたいと思います。

 

朝日新聞

 岩国地域で感染者数は、適用開始後減少しているのは、これはお酒の提供を止めたということも大きな要因だと考えておられるのでしょうか。

 

知事

 そうですね。やはりそうしたお店を営業時間短縮する、で、お酒についても一定の制約をかけるということと、実際にさまざまな県民の皆さま、特に、岩国エリアの皆さまへの感染防止の呼び掛けですとか、そうしたさまざまなことで感染防止の行動として、感染を広げない、うつらない、そうしたところが徹底をされてきたということだろうと思います。

 

朝日新聞

 政府の分科会(新型インフルエンザ等対策推進会議基本的対処方針分科会)の方で、昨日の会長の発言なんですけれども、県境をまたぐ移動については感染リスクが低く、制限をする必要はないという趣旨の発言をされているんですけれども、知事はこの発言について、どのようにお考えですか。

 

知事

 (県境を)またぐ行為そのものがということではないということだと思いますね。やっぱり感染が多い地域に行って、いろいろ行動すれば、当然そこで感染を受けることはありますので、県外に行くことで絶対に感染しないということはないんだろうと思います。ちょっとその発言の本当の趣旨がどうなのかというところは、よく分からないところはありますけれども、この行動は問題ないんだということは、今は言えないんだろうと思います。

 

朝日新聞

 あとは、飲食店に対する補償の金額と、関連の事業者に対する支援金の金額、これについては、どのように考えてますか。今後延長なり、エリアの拡大する分について。

 

知事

 そうですね。そこについては、基本的な、特に協力金制度については補助制度もありますから、それをベースにこれまでも考えていますので、基本的にはそれをベースに考えていきたいと思います。

 

朝日新聞

 今と同じ水準でということでしょうか。

 

知事

 同じ措置なら同じ。協力金についてもですね。同じ措置なら同じ水準ということが基本になると思います。

 

朝日新聞

 分かりました。

 

共同通信

 延長と適用地域拡大ということで、和木町と岩国市については、延長要請の中では維持されるということっていうのは、お伺いできますか。

 

知事

 そうですね。特定のここの市はこうしますというのは、今は控えたいと思いますけれども、私としては、基本的には県内広く対象にしたいと思いますし、当然その中には、岩国、和木も含め、県内広く対象にしたいという考えで、今、話をしているということです。

 

共同通信

 承知しました。和木と岩国は、現段階で延長要請をするかっていうのは、まだ未定という、月曜日に発表されるという。

 

知事

 またそこは最終的に整えて、整えてと言いますか、県としてまた判断を示したいと思いますけれども、個別の首長さんがどう言ったということは、私の方から、今は控えたいと思います。

 

共同通信

 分かりました。ありがとうございます。

 

日本経済新聞

 2月1日から適用する地域を、県としては24日に決めるという、そういう理解ですか。

 

知事

 そうですね。そういうイメージです。はい。

 

日本経済新聞

 ややその間、1週間ぐらい期間が空くと思うんですが、その間に感染状況が変わる可能性も考えられなくもないと思うんですが、その点はいかがでしょうか。

 

知事

 そうですね。まず延長が認められるかどうかというところがありますので、われわれが24日に延長を決めた後、政府が、じゃあいつ決めてくれるのかいうのもあります。その後、正式に決まった後で、具体にこうしますというところを決めますので、おのずと来週月曜日に決めても、実際にそれが決まるのはもうちょっと後、県としてですね、その後になると思います。そうするともう2月1日が近づいてくるということになりますけれども。そういうスケジュールで考えているということですね。飲食店の時短要請をするにしても、やっぱり一定の期間をおかないと、みんな急に、明日から閉めてくださいと言っても、それはもう無理なので。いろいろ準備期間をこれまでも設けてますから、大体スケジュール的には妥当なところなのかなと思っておりますけれども、ただ、感染状況が急激に悪化したりとか、さまざま不測のことがあれば、当然そのときは柔軟に、さまざまなことを考えていかなければいけないと思います。

 

日本経済新聞

 地域は、県としては24日に決めて、その内容はもうちょっとあと。

 

知事

 つまり、24日に決めると言っても、そもそも延長されるかどうか、いつまでなのかというところは、われわれが要請するだけであって、政府はその後で決めるわけでしょ。

 

日本経済新聞

 はい。はい。

 

知事

 政府が決めた後で、われわれとして、最終的に決まったのでこうするという措置を決めていくことになるので、そこからまた、当然時間が経つわけですね。なので、そこからとなりますと、もう2月1日はもう割と近くに迫ってるということになるんだと思います。

 

日本経済新聞

 ただ、今、次々に、適用地域が広がってますけれども、そこまで1週間もかかってるところはないと思うんですけれども。要請から実施までに。

 

知事

 ええ。今ない。どうでしょうね、そこは分かりませんけど。政府がいつ決めてくれるかというのは、われわれも分からないので。ただ、延長の期限が31日ですから、迫ってますので、24日には考え方をまとめて政府の方に要請をすると。そこから政府が何日間かけてそれをやってくれるのか分からないですけど。それが決まらないことには、具体にその先のことを含めた展開というのは、なかなか決定ができないということがありますので、われわれのスケジュールで全てが動くというわけでもないというところですね。

 

日本経済新聞

 対象の地域を広げる、もう2月1日以前にですね、31日までに、あるいはもう、25日とか26日とか、その逆に早い段階で他の地域に拡大するっていうことは。

 

知事

 それは、できなくはないんですよ。できなくはないんですが、いつまで延びるのか、そもそも延びるのか延びないのか、延びるとしてもいつまでなのかというのが決まらないことには、飲食店にいつからいつまで時短してくださいということも言えないと思うんですね。当面31日までだから、31日まであと数日閉めてくださいという要請の仕方もおかしな形になりますし、そこはある程度、その次にどうなるかというところがあって、一定の準備期間があって、やっぱり実施するというふうにしないと、こちらが思うようにすぐに止めてくださいと言っても、いろんな予約が入ってたりとか、さまざまなことがあって。これまでも、決めてから、一定期間空けてから、閉めてもらうということを、期間をスタートするということをやっていますので、そこに準じてそうしたやり方で、これまでと同じようなやり方で、やっていきたいと思っているということです。

 

日本経済新聞

 分かりました。

 

防府日報

 延長の期間の件なんですけれども、今、東京とかは2月の13日までという形になってます。で、一般的にこのまん延防止は大体3週間ぐらいを適用期間にするということで、東京でもそうですし、山口県もそうなんですけども。2月1日からっていうふうになった時に、県としてはですね、やはり3週間程度の延長を申し出るのか、あるいは現時点でですね、期限が一番先になっている東京等の13日に合わせる方向で話を進めるのかっていうのはいかがでしょうか。

 

知事

 はい。そこも両方考え方があると思いますので、ここも含めて、今、首長さんの意見も聞いています。今回新たに福岡とかも対象になるということに乗ってくるんだと思いますけど、そういうところはもっと先になるのかもしれません。例えば(2月)20日とかですね。ただ、山口県の場合は、この間ずっとやってきているところがありますから、ここにさらに追加でということになりますので、あとそこから3週間ということがいいのか、あるいは2週間程度にして様子を見るのがいいのか、ここは両方考え方があると思いますので、よく24日までに考えていきたいですし、首長さんの意見も聞きたいなと思います。

 

防府日報

 首長さんの意見として、長い方がいいのか、短期集中的にっていうのは、意見としては、大勢としてはどんな感じなんでしょうか。

 

知事

 そうですね。個別には申し上げられませんが、長すぎるのを望む方はあまりないですね。これまでもやってきている中で、ある程度の期間内でしたいという声はありますけれども。

 

防府日報

 最終的に、その3週間か2週間かっていうところは、明日、明後日辺りの感染状況とか、そのエリア別の状況なんかを見て判断されるっていうことですか。

 

知事

 それもありますし、国の方も、ある程度そろえるということが考えとしてあるんだろうと思いますので、そこにあんまり、こうバラバラとですね、例えば隣の広島と見てどうかとかいうところも、おそらく同じ延長グループでは、これまでも今回1月31日でそろってますけれども、一定の国の方からの考えも示されるのも、協議の中ではあるのかなと思いますけど。

 

防府日報

分かりました。ありがとうございます。

 

読売新聞

 今行われている首長との意見交換の中では、濃淡はあるけれども、反対意見はないという、今、お話だったと思うんですが、反対していない地域については、対象地域にするというお考えなんでしょうか。

 

知事

 そうですね。私は、全体的に感染が、今、県内広く広がっていると思いますし、またこれから、特に近隣県の方が、むしろ人口比で言うと、感染状況が厳しい、高い状況になっていますので、この波がさらに大きくなって、山口県に影響してくると思うと、非常にそこは懸念も持っています。ですので、そうしたところを防ぐという意味でも、基本的には広く、県全体を視野に考えていくべきであろうと思いますので、特段、首長さんの大きな独自の考え方なりがなければ、私は対象にするべきかなと、今、思っています。

 

読売新聞

 ちなみに、その19市町の中で反対意見が一つもなければ、全県ということ。

 

知事

 そうですね。それと、もちろん感染状況を見たり、あるいは、その専門家の方々の意見も聞きますので、首長の意見だけでということじゃなくて、そこも踏まえて、お聞きをして、総合的に最終的には判断したいと思います。

 

KRY(山口放送)

 知事のお考えとして、ちょっとお伺いしたいのが、認証店と、先ほどもちょっとあった非認証店、これやっぱり、これからは分けて考えるべきかどうか、その辺りはどうなんですかね。

 

知事

 そうですね。分けて考えるということも、一つの方法だと思います。有力な方法だと思います。というのが、これまでは、認証店も非認証店も分けずに、一律(午後)8時までで、お酒なしというふうにしてました。この理由は、岩国地域でオミクロン株が急激に増えまして、この急拡大に対して急ブレーキをしっかりかけないと、どこまでこれが広がるか分からないという中で、通常のまん延防止の想定されているものよりも、より強い緊急事態宣言並みの措置を講じたんですね。これはこれで、この時点の判断としては、私は適切だったと、今も思ってますけれども。また今回、感染状況は高いとはいえ、拡大自体は非常に、以前ほどですね、日々、急に拡大しているわけではないという中で、まずは認証店と非認証店を分けるという考え方を取ることもあるのかなと思ってます。

 そうすると、それから先、もし急拡大すれば、またより強いブレーキにするということもできると思いますが、今、急ブレーキをがっと踏まなければいけないという状況、当初まん延防止を適用したような状況が、全県で起きているかというと、そうではないと思いますので、そういう意味では、少し余裕を見ながら、ブレーキのかけ方についても、少しこれまでとは違ったかけ方というのもあるだろうというふうには考えてます。

 

KRY(山口放送)

 それと伴って、行動制限についてはどうですかね。今まで、岩国、和木は外出半減という、これもちょっと強めのあれなのかなと思うんですが、その辺りはどうですか。

 

知事

 そうですね。そこも含めて、どうするかということを考えたいと思います。必ずしも、これまでと同じようにやらなければいけないとは思っていませんで、毎日2倍とかなるような拡大ではないし、そういった意味では、少しこれからの拡大状況を見ながら、必要に応じて強くするということも選択肢として持ちながら、今回まずスタートではどうするかということは考えていくことはできるだろうと思いますので、そうしたことも頭に入れて、判断していきたいと思います。

 

KRY(山口放送)

 その判断が、政府がまず延長を決まってから考える、また改めて対策本部で考えるということでよろしいですね。

 

知事

 そうですね。また政府の方での決定を踏まえてからの、われわれの判断ということもしていく必要があると思いますので、これが基本的には、そうですね、ちょっとそこはまた考えますけど、月曜日の段階で言うかもしれませんし、政府のことが決まってから、より詳細なレベルの中で言うことになるか、ちょっとそこは、よくこれからの政府の話とか踏まえて、判断していきたいと思います。

 

KRY(山口放送)

 前回はもう、飲食店については、その前の段階で言ってる形でしたけど。

 

知事

 そうですね。はい。

 

KRY(山口放送)

 同じような形を取る可能性はあるということですね。

 

知事

 あります。はい。そうですね。

 

KRY(山口放送)

 分かりました。ありがとうございます。

 

NHK

 今の関連で、ちょっと補足でお尋ねなんですけれども、その時短要請の考え方についての整理なんですけれども、現時点では、延長された場合は、対象地域の飲食店には、営業時間短縮を要請はしたいと。

 

知事

 はい。

 

NHK

 そして、その上で、お酒の提供ですよね。とか、その時間の営業していい幅については、非認証店と認証店で、分けることも視野に考えているということですね。

 

知事

 そうですね。

 

NHK

 なるほど。分かりました。

 あともう1点、教育機関についてお尋ねなんですけれども、今回の感染の急拡大で、学校ですとか、あとは未就学児の施設でも、かなり感染者数は出ていると認識しているんですけれども、こういった教育機関、あとは保育機関の、今後のあり方についてはどのようにお考えでしょうか。

 

知事

 はい。そこも、教育委員会の方も含めて議論をしております。やはり、学校とか保育ですとか、そうしたところを、しっかりと感染が広がらないように対策をしていく必要があると思います。そこについては、当然、それぞれの施設なりにおいて、感染拡大防止のための対策をしっかりと行っていただきたいし、われわれの方からも、そうしたこともお願いしたいと思いますけれども、教育委員会の方でも、全体的にどういうふうなレベル感で、全県的にやっていくのか、今は岩国、和木地域だけですけれども、もし全体広がった場合に、より強い対応を求めるということを、どうやっていくのかということは、並行して検討をしていますので、またそうしたことも含めて、来週、一定の整理ができるんじゃないかと思います。

 

NHK

 分かりました。その強いことも視野にということですけど、知事ご自身としては、やはり以前の、第何波か忘れてしまいましたけれども、前にも感染の山が来た時には、なるべく教育の継続というのは、できる限りやっていきたいというお考えも述べられていましたが、今回のケースについて、現時点ではどういうふうに、知事ご自身はお考えでしょうか。

 

知事

 学びを止めるということを先にやるということは、私は、それは避けるべきだと思います。基本的には、学びをどのようにしたら継続できるかということを考えていかなければいけないと思います。感染対策を、今の感染状況を踏まえて、できるだけリスクを避けながら、どうすれば教育が継続できるのか、学びが継続できるのかということを考えていくべきだと思います。

 

NHK

 分かりました。ありがとうございました。

 

 

 作成:山口県総合企画部広報広聴課

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