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知事記者会見録・令和2年12月15日実施分

ページ番号:0013136 更新日:2020年12月17日更新

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日時 令和2年(2020年)12月15日(火曜日)
16時00分~16時48分
場所 県庁2階 記者会見室

発表項目

知事

 新型コロナウイルス感染症の関係でございますが、1日に3千人を超える、全国で感染者が確認をされております。感染者数が高止まりの傾向が続いています。感染拡大地域は全国に広がりつつあります。医療提供体制が逼迫(ひっぱく)した北海道、また大阪府には自衛隊が派遣される事態にもなっております。また、隣県の広島県、福岡県でも感染者数が急増しております。本県におきましても、孤発事例の感染が続いて発生しておりますことから、今後の状況は全く予断を許さないところでございます。
 こうした中で、昨日、政府の新型コロナウイルス感染症対策本部におきまして、「Go To トラベル」事業の12月28日から1月11日までの停止が決定をされました。
 これから、忘年会、また新年会等々で会食の機会も増えてきます。人の移動が多くなる年末年始を迎えることから、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に、最大限の注意を払って取り組んでいく必要があります。
 県民の皆さま、また企業の皆さまには、感染を拡大させないように、これから申し上げます取り組みにつきまして、ぜひご理解とご協力をいただきたいと思います。
 まず、県をまたぐ移動時の留意点についてでございます。
 全国で、特に都市部で感染が拡大しておりますけれども、山口県の場合は、特に、隣県の広島県、それから福岡県において、このところ感染が非常に増えております。山口県においては、感染者が日々出ておりますけれども、人数としてはそう多くない状態で推移をしてきております。そして、これまたグラフで見ますと、12月に入ってからの感染者の累計の状態でございますが、山口県はこうしたところで増えない状態で、日々推移をしておりますけれども、広島、福岡、12月に入ってから急増しているという状態が続いております。ということで、人数的にも、あるいはこの伸び方も非常に両県、山口県が挟まれているこの両県が増えているという状況が生じています。隣の県ですから、とてもつながりが深いわけですし、特に岩国地域、また下関地域の方々には、福岡、広島というのは日常生活圏にもあります。ですが、こうした地域の感染の今の増えている状況、これは本県とは全く違うということをよく認識していただきたい、意識をしていただきたいと思います。日常生活等でも行かれることが隣ですので、多いと思いますけれども、こうしたように感染の増え方、拡大の状況が本県とは全く違うということを特に意識をして、ご自身の感染を防ぐ、その行動を、心掛けをぜひしっかりと意識をしていただきたいとそのように思います。よろしくおい願いいたします。
 そして、特に感染急増地域ですね、今の広島、福岡、隣県の状況もそうですけれども、東京とか大阪等、感染急増地域への移動については、慎重に考えて判断をしていただきたいと思いますし、いろいろなご事情で行かれる場合にも、特に感染が拡大している地域においては、万全の感染防止対策を取っていただきたいと、そのように思いますので、重ねてよろしくお願いいたしします。
 それから、飲食・会食時の感染拡大防止対策ですけれども、飲食・会食時の会話の際には、マスクを着用していただく、また感染リスクが高いとされます大人数・長時間での会食には特に注意をする等々、感染防止対策を徹底していただき、「新型コロナウイルス対策取組宣言飲食店」などの感染防止対策に取り組む飲食店の利用をお願いいたします。
 そして、また飲食店をはじめとする事業者の皆さま方には、これも重ねて申し上げますが、業種ごとの「感染拡大予防ガイドライン」に基づきます感染防止対策を再度徹底していただきますようによろしくお願いいたします。
 そして、三つ目は、感染予防対策の徹底についてです。
 これまでも、これもお願いしておりますが、皆さまお一人お一人が、「新しい生活様式」を実践し、「3密」を避けて、「マスクの着用」、「手洗い」、そして「感染リスクが高まる『5つの場面』に注意する」などの感染予防対策を、引き続き、より緊張感を持って徹底していただきますようにお願いいたします。
 最後に、これから年末に向かっていくわけですけれども、帰省についての注意であります。
 こちらもフリップにしていますけれども、年末年始の帰省、旅行の分散について、「密」になりがちですので、分散についてのご協力をお願いしたいと思います。
 それから2点目は、帰省前の2週間、帰って来られる場合に、帰省前の2週間は、感染リスクの高い場所を避けるですとか、そうしたご自身が感染を避けるような慎重な行動をぜひお願いしたいと思います。それから、体調がすぐれない場合は、帰省を予定していても自粛をする等、ご自身の体調を診ながら適切にご判断をいただきたいと思います。
 そしてもし、帰省してその後、発熱等が出た場合、咳等が出た場合、感染が疑われるような症状が出た場合には、速やかに受診・相談センター、また市町の特別相談窓口に連絡をして、医療機関を受診していただくようにお願いをいたします。
 これから冬休み、また年末年始を迎えて、県外から帰省される方が多くなります。県民の皆さまには、特に本県への帰省を予定されているご友人ですとか、ご家族、ご親戚の方々に、こうした点、特に皆さま方からも促していただきますように、注意喚起していただきますように、よろしくお願いいたします。
 そして、次に、今後、年末年始を迎えて、多くの医療機関がお休みになる中でも、県民の皆さまが発熱等された場合に、相談に確実に対応できるように、今般、相談体制を強化いたしましたので、説明をさせていただきます。
 具体的には、県におきましては、受診に関する相談への対応ですとか、医療機関への案内に対応するために「受診・相談センター」を設けております。
 これまでも、ご案内をしてきたところでありますけれども、特に今回、県民の方が電話をかけやすいように、この番号、従来の番号がこちらですけれども、「#7700」ですね、「#7700(シャープナナセンナナヒャク)」、こちらにかけていただければ、すぐにこの「受診・相談センター」に通じるようにいたします。この運用を今週の土曜日、12月19日からこうしてこの「#7700」にかけてもらえれば、こうした「受診・相談センター」につながるようにいたしますので、ぜひ覚えていただいて、ご利用いただきたいというふうに思います。
 そして、年末年始における相談件数、これが増加をするということも想定されますので、特に年末年始においては「受診・相談センター」について、回線の、電話の回線の数を増やして円滑に対応できるようしていくこととしております。
 さらに、身近な市町においても、特別相談窓口、これは資料をお配りしていると思いますけれども、それぞれの市町において、特別相談窓口を設置して、年末年始にきめ細かな対応できるように体制を整えるということにいたしております。
 特に今年、コロナの1年でしたけれども、新型コロナウイルス感染症が流行してから初めての冬を迎えるということになります。
 年末年始におけるさらなる感染拡大に備えまして、体制の充実、これを図ってきたところでありますけれども、県民の皆さまにおかれましては、ご自身と、そしてご家族、大切な方々をぜひ守ってもらうために、感染予防対策のさらなる徹底を重ねてお願いしたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
 私からは以上です。

KRY(山口放送)

 来年の1月15日までに有効期限が差し迫っているプレミアム宿泊券(「行こうよ。やまぐちプレミアム宿泊券」)、こちらの券の方の対応は、どのように決まっているんでしょうか。

知事

 そうですね。国の方の「Go To キャンペーン(Go To トラベルキャンペーン)」についてはですね、全国一律の停止ということになっておりますが、われわれが今発行しているプレミアム宿泊券、今お話にあったように1月15日までということでありますけれども、これについては、購入されている方の8割は県内の方です。だから、基本的に大層は、県内の方が県内の宿泊施設に泊まっていただくという形でのご利用になりますので、これについてはですね、このまま続けたいというふうに思います。もともと、この「Go To」にしてもですね、こうしたさまざまなキャンペーンにしても、山口県としてステージ3にですね、感染が拡大して医療提供体制が逼迫(ひっぱく)をすることが予想される、ステージ3になることが見込まれれば、見直しについて検討しようということをしておりましたけれども、現段階では、そのステージにはないというふうに考えておりますので、これについてはですね、予定どおり実施をするということを考えております。

読売新聞

 今の質問に関連しまして、15日までに使わなきゃいけないということですけれども、11日までは「Go To トラベル」が山口県も含めて一時停止という措置になるということで「Go To トラベル」とプレミアム宿泊券併せてですね、年末年始に活用して県内の宿泊施設の方に泊まろうと考える方はいらっしゃったと思うんですけれども、「Go To トラベル」が一時停止になったことによってですね、宿泊券だけだったらもうもったいないけどいいかという形でキャンセルをして、結局、宿泊券が使用されないような事態にもなりかねないのかなというふうに思うんですけれども。例えば、まあ、法律上難しいという話でしたけれども、今の知事の考えとして、その期限を1月15日から後ろ倒しにするように、例えばどこかに要望するですとか、あるいは、手持ちで余るようなプレミアム宿泊券があれば、例えばそれを払い戻しをするとかですね、何か措置についてお考えのことがあれば、検討しているものがあれば教えていただけますか。

知事

 そうですね。もともと1月15日までという設定、これは、法律におきましてですね、この商品券の扱いでして、6カ月未満というのが決まっております。それを、その設定からするとですね、1月15日を延ばすということは法律上できないということになりますので、ぜひ、これで「Go To」がですね、急きょ止まることになって予定が変わるという方が大変多くいらっしゃるというふうには思いますけれども、ぜひ、また、そこの利用については、別の宿泊、予定どおり泊まられる、あるいは別の方法を考えるとかですね、別に宿泊施設をとって旅行いただくとか、そうした形でぜひですね、これを観光、県内の、今、とってもコロナで影響を受けている観光を何とか盛り上げたいということの趣旨でやっておりますので、ぜひ、なんらかの形で使う方法をお考えいただけると大変うれしいなと思います。

読売新聞

 ということは、今、宿泊券を実際に購入されている方たちに「Go To」と併せて利用しようと思っている方たちにも。

知事

 そうですね。それは、今は仕組み上はできないということになりますですね。法律の制約があって、その検討はしましたができないと。

読売新聞

 どうにか、こう使い方を工夫して消費をする。

知事

 そうですね。また別の所に行ってもらうとかですね、なんらか、この県内の宿泊に活用していただければと思います。本当に、県民の皆さまにですね、山口県内の観光の盛り上げというか、とても4月5月にですね、大幅に落ち込んで観光業界大変傷んでおりましたけれども、皆さんに応援いただいてですね、だんだん、だんだん、元気を回復しているところです。今年の9月はですね、全国で唯一、山口県、対前年を上回った宿泊ということになりましてですね、この年末年始も、そうした中で体力を回復をする、また、そうしたことにつながっていけばというふうに期待をしておりましたけれども、国の方ではですね、そうした見直しがされたということで、県の方の宿泊券については維持をして、何とか県内でこの15日までに活用していただければということを、ぜひお願いしたいと思います。

読売新聞

 ありがとうございました。

NHK

 昨日の政府の「Go To トラベル」一時停止、全国一斉の一時停止についてなんですけど、知事としてはどのように受け止められたか教えてください。

知事

 そうですね。「Go To」についての議論があって、常にそこはウオッチしておりました。これまで、ステージ3になるような状況になればですね、個別の県でよく相談をしというか、県の方から要請があれば、国の方でそのエリアを限定して見直しをするということでしたので、そうした中で感染が広がっていく中で、またそういう地域が増えるのかなということは考えておりましたけれども、全国一律に行われるということは予想はしておらなかったところです。先ほど言いましたように、4月5月、特にですね、観光、ほとんど今、人がいない状況の中からだんだん回復をしてきて、プレミアム宿泊券も使って、9月は全国で唯一対前年増ということになりましたし、また、客室の稼働率も全国1位というですね、本当に山口県や、また近隣県の方々の応援も頂いて、その回復軌道に乗っていたところですので、ぜひこれを、感染状況がですね、まだ、山口県内は、医療提供体制が逼迫(ひっぱく)をしている状況ではありませんので、何とかこれを維持して、体力の回復につなげていきたいと思っておりましたけれども、政府が国全体の感染状況を見ての判断ということですので、それは受け止めたいというふうに思います。
 ですがですね、感染状況、山口県の個別の状況で言いますと、今は感染状況、全国増えていますから、留意しながらですけれども、山口県内の病床の利用率とかということからするとですね、直ちに何か経済的な動きを止めなきゃいけないという状況じゃなくて、むしろ今は、しっかりと体力を回復をしていくときだと思っておりますので、そうした形でですね、これからも感染状況にはよく注意をしながら経済を回していくっていうことを進めていかなければいけないと思っております。

NHK

 政府の判断については、全国一律というのはやむを得ないというふうな受け止めでらっしゃるんですか。

知事

 そうですね。山口県の個別の状況からするとですね、今、直ちに止めなければ、感染が、医療が崩壊しかねないとかそういった状況ではないとは思っていますが、ただ、全国的にこの機会に止めるとかですね、そうした政府としての強いメッセージが必要だというさまざまな判断があると思いますので、それについては受け止めたいと思います。

NHK

 分かりました。また、年末年始の、先ほど移動についてはボードで示されていたところですけれども、ちょうど、その中でも、やっぱり旅行、帰省・旅行の分散化ですとか、あとは、帰省の2週間前に慎重な行動を心掛けるとありますけれども、やっぱりこの辺をちょっと具体的にどういうふうに、やっぱり意識持ってほしいかというような、知事としてはどういうふうにお考えか、改めて伺えればと思います。

知事

 あ、これですか。

NHK

 それです。

知事

 そうですね。年末年始、どうしてもやっぱり、人が大きく例年であれば動くときですけれども、ぜひ分散をしてですね、密になる場面というのを避けていただきたいということがまず1点目です。それから、やはり感染してからですね、実際にその症状が出るまで2週間という期間、一定の期間があってから出てくることになりますので、山口県に戻って来られてから感染が広がるということにならないようにするためにはですね、ぜひ、その2週間前から感染のリスクを避ける行動を取っていただきたいと思います。忘年会等があってもですね、派手な飲食は避けるとか、感染対策を取られているお店をしっかりと使ってですね、感染リスクを避ける行動をするとかですね、そうしたことをぜひ、2週間前ですから、もう今からですけれども、ぜひ心掛けていただきたいというふうに思います。そうした状態で山口県に帰って来られるようになればですね、年末年始を感染が広がらずに乗り越えられるんじゃないかと思っておりますので、ぜひ、これから帰省を考えられている方々にはですね、そうしたお声掛けを県内の皆さま、県民の皆さまからもしていただければというふうに思います。

NHK

 最後に、やっぱり、コロナがもうすぐ広まって1年近くがたとうとしてて、だんだんこう国民も慣れてきてはいるという中かもしれませんけど、やっぱり年末年始というとこでは今回初めて、こういった対応になる中で、やっぱりこう、会いたい、家族に会いたい、親族に会いたいという、たくさんいる中でやっぱりこういったお願いだと思うんですけど、やっぱり県民、その家族の方に対して、やっぱりどのようにこういったお願いをしっかりしていただきたいかということを改めて伺えないでしょうか。

知事

 そうですね。やっぱり、年に何回かしか会えない家族とですね、年末年始に会いたいっていうことはそのとおりだと思いますしですね、その際に、それによって感染が広がったというふうになってしまいますと、本当に帰られた方、そのご家族の方にも大変な影響が及んでくると思いますので、ぜひ、そうならないような行動なりですね、帰省する前から気を付けた行動っていうのを心掛けていただいてですね、安心して戻れるようにっていうことを今からやっていただきたいというふうなことを思っております。

NHK

 ありがとうございます。

山口新聞

 「Go To」の受け止めに関して、知事としては、全国一斉での、一律での一時停止というのは、山口県は必要なかったのではないかというご認識なんでしょうか。

知事

 ステージ3に差し掛かってですね、医療提供体制が逼迫(ひっぱく)をしていて、これ以上感染が増えるということは医療崩壊を起こしかねないとかですね、そうした地域と山口県とは違うと思います。今は、県民の皆さまにご理解、またご協力も頂きですね、感染者が出ておりますけれども、医療体制が本当に逼迫(ひっぱく)をするという状況からすると随分とまだ余裕がある状況にはあります。もちろん注意はしていかなければいけませんけれども、そういった意味では、今、直ちにですね、止めなければいけないという状況ではないだろうと思います。ただ、年末までに時間がありますから、そこまでにですね、当然がーっと増えていって、ステージ3が近づいてくれば、われわれからもむしろ止めてくれっていうことは当然あり得るわけですけれども、今、この時点では、そうした状況ではないというふうには考えております。
 ただ、国全体でですね、一斉に抑えるということをしていかなければいけないという、政府とは国全体を見ての判断ということでしょうから、そのことについてはですね、受け止めていかなければいけないと思いますし、それに伴う影響についても、われわれきめ細かくですね、県内の事業者からいろいろと話を聞いたりですね、影響についてはよく把握をしていかなければいけないと思っております。

山口新聞

 分かりました。あと、県をまたぐ移動のところで、この移動っていうのは、仕事、観光いろいろあると思うんですけれども、いずれもということになるんでしょうか。

知事

 そうですね。もちろん、特に、広島・福岡であれば、通勤とか通学とかですね、通院ですとか、いろんなことで、もう必要があって行かれるっていうケースも多いと思いますし、もちろん、今、仕事で行く場合でもですね、今じゃなくてもいい場合とかいろいろあると思いますので、どうしたケースの場合はっていうことではありませんけれども、それぞれ必要性に応じてですね、ご判断いただきたいと思いますし、行かれる場合にはですね、特に、さっき言った広島・福岡というのはどんどん感染が増えている状況で、山口県の今の状況とは全く状況が異なりますから、そうした状況にあるということをよく意識してですね、特に、行った場合には、感染防止対策というのを県内にいるときよりも、むしろ意識を高めて行動していただきたいと思います。

山口新聞

 下関の方では市中感染の可能性もということが以前あったんですけれども、県内での移動っていうのは、知事としては特に制限する、慎重な判断をというところまでは求めないということですか。

知事

 そうですね。もちろんマスクをするとか、基本的な感染防止対策はしっかりと取っていただきたいと思いますけれども、移動そのものを、県内の移動を止めるということは、今は必要ないと思っております。

山口新聞

 あと1つ。プレミアム宿泊券の関係で、8割の方が県内の方という話がありましたけれども、残り2割の方は県外ということでしょうけど、その県外からのプレミアム券を使っての利用の自粛をお願いしたりとか、そういう働き掛けはされるんですか。

知事

 今言ったように、大層は県内の方が8割ですので、予定どおり行うこととしておりますけれども、ただもちろん、県外の方も、これは中四国、九州を対象に販売をしておりますので、2割の方は山口県外の近隣のエリアからということなります。ですので、改めて本日、県内の観光の事業者の方には、感染防止対策を徹底してもらうように、改めて今日通知をしております。そうした形で、全国的には感染が増えている状況にありますから、事業者の方で、改めて対策をしっかりと取ってもらうということを、お願いを今日行っております。

山口新聞

 対策というのは、その感染対策であって、その県外から予約が既に入っている、その方に自粛を求めたりとか。

知事

 ではないですね。はい、はい。
 そうですね。お客さんに接する、来られた方への対応として、感染防止対策を、これまでもお願いをしておりますけれども、重ねて今日お願いをしております。

山口新聞

 分かりました。

YAB(山口朝日放送)

 「Go To トラベル」関連で旅館とかに取材しますと、結構年末年始に予約で埋まってた所が、昨日の「Go To」の一時停止を受けて、結構もうキャンセルになっている所、100件とか相次いだ所もあったりして、そういった所に、宿泊業者にメッセージを出すとしたら、どういったメッセージでしょうか。

知事

 そうですね。突然な発表でしたので、利用される方も、予定を変えてキャンセルということも出てきているのかなというふうに思います。いずれにしても、今観光については、一旦がっと落ちたところが、だんだん回復をしてきているところでありますので、ぜひこの回復基調を、われわれも続けられるように、サポート、応援をしていきたいというふうに思います。われわれもぜひ、各事業者の皆さんの声もお聞きし、お困りのことについては、できればサポートをしっかりやっていきたいというふうに思います。何とかこのコロナを乗り越えて、皆さんが安心して、また観光も楽しめるような、そうした状況が一日も早く来るように、ぜひ力を合わせて取り組んでいければと思います。

YAB(山口朝日放送)

 もう1点なんですけども、先ほどの質問でもあったんですけれども、下関市の方で市中感染の可能性もといった話があったんですけれども、県内もぽつぽつと孤発事例っていうのがあったりするんですけど、今その県内の感染状況っていうのは、どういうふうに捉えているんでしょうか。

知事

 そうですね。孤発事例が出てきているので、その都度その都度、よく調査をして、確認をしなければいけませんし、またそこからの広がりについては、速やかに抑えるように、調査についても、かなり広く、われわれはやっているところです。数字的なことで言いますと、国が示す六つの指標がありますけれども、これ全てにおいてステージ3を下回っている状況です。現状はどうかと言うと、医療機関への負荷については、逼迫(ひっぱく)という状況ではないと思いますけれども、負荷は一定程度認められますので、ステージ1からステージ2に差し掛かっているというぐらいの状況かなというふうに考えております。引き続きよく状況を注視して、とにかく、今全国で広がっていますから、これが山口県内に飛び火してくるっていうのは、当然あるわけですね。ただそれを速やかに見つけて、広がらないように速やかに調査をして、抑えるということを、とにかくこれを丁寧に丁寧にしっかりとやっていくということに尽きると思いますし、これをやって、全国の波が収まるのを、しっかりとそれを待って、一つ一つの対策をしっかりやっていくということに今は尽きるだろうと思います。

共同通信

 「Go To」の一斉停止の関係で2、3点伺いたいんですけれども、知事先ほど、山口県は直ちに停止するような状況ではないけれども、国の判断では歩調を合わせていかなければならないというようなお話だったかと思うんですけれども、もう少し、例えば感染者が今のところ少ない所とかを除外するとか、もう少しうまくやれたんじゃないかなっていうようなお考えは持っているでしょうか。

知事

 そうですね。経済をできるだけ回しながら、ただその感染が増えていったりとか、あるいは医療体制がもういっぱいいっぱいになってしまった場合には、その時には、そこの箇所に限定して止めるっていうことは、基本的には対策として必要、十分なものかなというふうに思います。何でもかんでも一律止めるということも、感染防止としてはとても効果があるかもしれませんけれど、一方でその経済がそれで傷んでしまうというところもありますから、この両方のバランスが重要なわけですね。ミクロで見た場合、山口県においては、今直ちに何らかの活動を止めなければ、医療が崩壊してしまうという状況にはないというふうに考えているところでありますけれども、ただ政府の判断としては、やっぱり感染が特に増えて、全国的にもすごく増えている、大都市においては、本当に医療が逼迫(ひっぱく)をしている状況にあるという中で、やっぱり全国的にメッセージを強く出して、この年末年始にしっかり抑えるというふうに、大きな判断をされたんだというふうに思いますので、その判断については受け止めながら、ただそれに伴う県内への影響については、われわれしっかりと把握をして、必要な対応は、これもしていかなければいけないというふうに思ってます。

共同通信

 そもそもの話なんですけれど、「Go To トラベル」事業として、感染が地域に拡大することの因果関係っていうのは、これはこれまで政府が、あまり関係ないと言ってますが、「Go To」の感染の拡大の影響について、知事のご認識自体は。

知事

 そうですね。山口県内の事例において、「Go To」で感染がどんどん増えているとか、そうしたことは起きていないのかなと思っています。全国の事例がどうなのかはよく分かりませんし、政府においても影響は限定的だということもありました。一方で有識者の会議においては、その影響を懸念する声もありましたので、そうした中での総合的な判断をされたんだと思います。県内で言うと、「Go To」があることで、どんどん感染が広がっているとか、そうした状況ではないと思います。

共同通信

 最後に1問なんですが、県からそんなに感染が一時期より落ち着いているという中において、今回「Go To」が停止して、プレミアム宿泊券との併用もキャンセルが続いているという状況で、今のところ、経済の損失というか、そっちの方が今回の判断に関しては大きいかなと思うんですが。

知事

 そこはだから、その「Go To」だけを見ると、そこまで、それが必要なところと、そうではないところの、濃淡はあるかと思いますが、ただやっぱり、その全国的に感染が大きく、第1波、第2波、第3波がすごく増えているわけですし、これが減るような、今のところ高止まりしている状態なわけですね。でもこれが続くと大変だっていうのは、その通りだろうと思いますし、続いてくれば、またその山口県がさらされるリスクっていうのが高くなるのも事実だと思いますので、そうした中で、この今の山口県の中だけの状況ではなく、国全体の感染状況、それからこれが続いた場合にどうなるかっていうことを考えた時の総合的な判断っていうのがあるんだろうと思いますので、これが正しかったのか、どうだったのかっていうことは、またこの後に検証されていくことだと思いますが、いずれにしても、先が見えない中での判断でありますし、政府としての判断については、受け止めていかなければいけないと思います。

防府日報

 帰省に関してなんですけれども、知事も分散して帰省をというふうな呼び掛けておられたんですけれども、一般的に山口県内に帰って来られる方っていうのは、例えば東京とか大阪とか、あるいは先ほど知事がおっしゃっていた広島、福岡とか、今感染が広がっている地域が多いということになると思うんですけれども、そういった政府が「Go To」を止めたということもあるんでしょうけれども、県内で必要以上の感染を広がらないためには、もう少し強い、帰ってこないでくださいとまでは言わないんですけれども、強いメッセージを出した方がいいんじゃないのかという考えもあるんじゃないかと思うんですけれども、今回割と、これまでよりは緩やかな、帰省に関しては表現だと思うんですけれども、そこに至った理由とか経緯っていうのはどうなんでしょうか。

知事

 そうですね。われわれも感染をなくす、ゼロにするっていうことになれば、もう全ての活動を止めるということになるわけですけれども、そうしますと、さまざまな生活面とか、経済面とか影響が出るわけですね。そこのバランスを見ながら、どの辺りの、その県民の皆さまへの我慢をお願いするかっていうことを常に考えていかなければいけないと思ってます。ステージ3とか、本当に感染が増えて、医療提供体制もこれ以上増えたら大変だという状況になってくれば、今のプレミアム宿泊券もそうですし、飲食ですとか、さまざまな活動についても抑えるということに急にブレーキをかけていかなければいけないという状況だと思いますが、今はまだそういった状況ではないだろうと、比較的経済については、うまく感染対策をしながら、回しながら感染状況を一方で注視をしていくと、そういう段階だというふうに思います。もちろん、これから年末にかけて、ものすごく、まだ感染が増えてきたりして、ステージ3にもう近づいていくとか、そうしたことが懸念されることになれば、またその時点でまた別のメッセージを出さなければいけないということもあるかもしれませんけれども、極力そうならないように、しっかりと対応していきたいというふうに思いますし、感染が落ち着いている地域の中では、しっかりと回していくというところを、また増えていく時期もありますから、収まっている時期においては回していくということを、一方で進めていくっていうことも必要だろうと思いますので、そうした考え方で、現時点、今日の段階ではこうしたメッセージを出させてもらったということです。

防府日報

 仮に今後、県内に感染者が急増するような事実というのがあれば、さらに厳しい行動規制をお願いすることもあるということ。

知事

 もちろんそうですね、それは常に感染状況については、注視をして、ウオッチをして、どんどんどんどんステージ3に近づいていくことになれば、別のアラートを出していかなければいけないことになると思います。そこをぜひ避けていきたいとは思っておりますけれども。

防府日報

 分かりました。ありがとうございます。

山口新聞

 医療提供体制についてなんですけれども、先ほど逼迫(ひっぱく)している状況にはないということでしたけれど、もう少し、その現状をどう見ていらっしゃるのかっていうところと、あとこれから年末年始にかけて、十分な体制が取れているのか、もしくはその懸念があるのか、その辺りをお願いします。

知事

 そうですね。数値について言いますと、今は病床、そうですね、入っているのは43床というところでありますので、これステージ3っていうのは100を超えて、100とか200とかになってくると、ステージ3という段階になってまいります。それから比べると、まだ余裕はあるということになってこようと思います。それからステージ3の場合には、1週間の新規感染者が200人とか、そういった段階ですけれど、今は山口県の場合は20人ということで、これもかなりまだ差があるだろうというふうに思っておりますので、六つの指標がありますけれども、いずれも3よりはかなり、ステージ3になるレベルからすると、かなり下回っているという状況にはなってこようと思います。年末年始ですけれども、今の状況で推移した場合、当然帰ってこられた、たくさんいらっしゃるということを想定して、先ほど言いましたこの相談についても、ダイヤルも、分かりやすいダイヤルを設定して、また回線も増やして、つながりにくくならないように、とにかく何かあったら相談につないで、そこから医療機関につなげるようにしていきますし、当然年末年始も、ちゃんと診察とか検査が受けれるような体制っていうのをしっかり取っていきますので、そこがネックにならないように、今体制を整えているところです。

時事通信

 重ねてになりますけれども、「Go To トラベル」の全国一律で止められたことについてですけれども、知事先ほど、地域を限定して止められることは必要十分であったかなというような発言をされてましたけれども、一律で止めたことに関して、知事の中で、もう少し限定してみたいなとか、残念であるとか、どういうふうな思いでいらっしゃるのか、お聞かせいただけますでしょうか。

知事

 そうですね。今、観光については、感染者の状況が比較的少ないですね、感染出ておりますけれども、少ない人数で推移していて、医療的にもまだ余力がある中で、しっかりと経済を回し、観光についても、特に、4,5月大変傷みましたから、これを回復させるっていう体力をつけるっていうことをしっかりとこうやっていければと思います。まあ、9月は先ほど言いましたように、かなり全国から見ても一番こう対前年伸びましたし、また、客室稼働率も伸びて全国1位ですので、こうした状態を何とか一日でも長く続けることによって、体力がどんどん回復するんだろうというふうに思っていました。で、この年末年始は書き入れ時ですから、ここでしっかりと観光客、宿泊客が増えれば、それによってまた大きな回復の効果が得られるだろうというふうに思っておりましたので、そこが、「Go To」が止まってしまうことで、影響が、そうしたプラスの効果っていうのが一部失われるっていうところが残念な思いももちろんありますけれども、それはまあ、そこはしっかり県としても、プレミアムの件は、県としてもそれは維持をしながら、また、観光事業者の皆さまには、しっかりとその影響についても把握をして、また、次なるわれわれとしてやるべき事を、どのような事をすべきかっていうのをしっかり考えて、いずれにしても、回復はする方向に持っていければと思います。

時事通信

 ありがとうございます。

朝日新聞

 あの、すみません。ちょっともう既に出ているお話で恐縮なんですけれども、帰省に当たっての注意っていうところで、県内に帰省する方の中で、まあ、もう出てましたけど、大阪とか東京といった感染が非常に拡大している地域から帰ってくる方に関しては、より強く自粛を求めるとか、そういうことっていうのは、あるのでしょうか。

知事

 まず、行き来については、何と言いますか、こちらから行くのもそうですけれども、どうするかっていうのを慎重に考えていただきたいと思いますし、夏の時だったかな、言いましたけれども、帰って来られる先とよく相談をしていただいて、判断をしていただきたいというふうに思います。

朝日新聞

 その慎重に判断するっていうのは、何て言うんですか、自粛を呼び掛けるよりも、より、まあ弱いというか、っていうふうにも受け止められるかと思うんですけれども、その慎重に判断するって言うと、なかなか聞いた側としてはどういうふうに判断するんだろうっていうことになりますから、何かそこら辺は、何かこう、どういうメッセージなのか、もうちょっと明確に言っていただけるのかなと。

知事

 そうですね。ここを、もちろん自粛というか、やめてくださいと言えば、一番人の動きを止められるわけでありますけれども、一方で、さまざまなリスクを回避することによって、感染を広げずにできるっていう方法があるでしょうし、まあそれをぜひ追求、求めていきたいなと、追求していきたいなと思います。ですので、分散をして帰ってもらうですとか、密を避けるっていう趣旨ですね。それを行っていただく。また、要するに感染していない状態で帰って来れば、別に感染してなければ、いくら帰って来られてもいいわけですよね。そうした意味では、2週間前から、慎重にご自身が感染しないように注意をして行動していただきたいというふうに思いますし、またもし本人も覚えがなくて、しかも帰ってきて急に熱が出たっていうこともありますけれども、そこもしっかりとその時点で抑えれば、それが広がるっていうことにはならないわけですから、先ほど言った相談も、体制もしっかりと整えてすぐに相談をしていただくことで、もし感染が分かっても広がりをしっかりと抑えていくっていうことで対処していきたいと思います。

朝日新聞

 すみません。もう一問なんですけど、「Go To トラベル」の停止に関してなんですけれども、先ほど、全国的なメッセージを出すという意味では、まあ理解できるっていうふうな、お話だったと思うんですけれども、強いメッセージを出すとそういう意味合いっていうことでしょうか。

知事

 そうですね。もちろん、人の動きを抑えるという意味では、感染拡大防止の効果も、抑えられた分あるんだろうと思いますし、政府として、年末年始で、何とか感染の、今の増えてる状況っていうのをぐっと抑えるんだっていう強いメッセージになるんだろうというふうに理解しています。

朝日新聞

 そういう意味で、感染が急増しているっていうのが東京とか大阪とか、都市部にっていうところなんですけれども、山口県はその一方で、感染はそこまで激しく伸びているわけではないっていうところで、感染拡大がすごく進んでいるところの、その感染を食い止めるために全国一律で止めてしまって、戻ってくる観光の経済が食い止められてしまって、何となく不公平感ってみたいなものはあったりしますでしょうか。

知事

 まあそうですね。その必要度、止める必要度っていうのはもちろん地域によってだから、先ほど言いましたが、濃淡はあると思いますね。今止めなければ、ほんとにもういっぱいいっぱいになっていうところもありますし、まだまだ医療提供体制的には、それほどでもないっていうところもありますから、一律止める必要性っていうのは、もちろん地域の感染者の状況だったり、医療体制の状況によって違うんだろうというふうに思いますので、そう言った意味では、大都市部と比べると山口県については、今、感染者数も日々数人出ていますけれども、入院者数はだんだんこう減っている状況にありますから、そうした意味では余力は生まれてきているんだろうというふうに思います。なので、そういう意味では、大都市部と比べると一律に止めるという必要性は、その差があるだろうと思いますが、ここはやっぱり国の方で、全国一斉でのっていうのは、一つ大きなメッセージなり、対応としての決断だと思いますので、そうしたものだと理解しています。

朝日新聞

 なかなか政府も難しい中での判断だと思うんですけれども、もう少し強いメッセージを出すやり方があったんじゃないかとか、そういったところの思いがあったりするんでしょうか。

知事

 強いメッセージ。

朝日新聞

 強いメッセージを出すために、全国一律で「Go To」を止めたっていうことなんですけれども、拡大を食い止めるためのメッセージを出す上で、別の言い方があったんじゃないかとか、そういった思いっていうのはありますでしょうか。

知事

 そうですね。政府の方でも、経済をしっかりと回しながらっていうところで、「Go To」については、とても悩みながらの判断だと思いますけれども、ここは、このメッセージなり、「Go To」の停止もそうですし、今、今回政府から出されたメッセージを踏まえて、これから皆さんの行動がどう変わるかっていうところで、これから先の感染に関わってきますので、ぜひそれが、いい形に収束するように、ぜひなっていただきたいと思います。

NHK

 すいません。2点ほどお伺いいたします。
 今日のタイミングで臨時会見を開いた、呼び掛けをされたバックグラウンドとして、昨日の政府の対策会議を受けてのタイミングなのか、もしくは、最近、冒頭ありましたように国内で感染者数の高止まり傾向が続いているからということなんでしょうか。このタイミングを選ばれた理由はどういったところでしょうか。お願いします。

知事

 そうですね。まず一つは最初に言いましたように、このところ、特に、近隣の広島、福岡において感染がとても増えていますので、山口県は、皆さま方のご協力のおかげで少し感染についてはですね、11月と比べると収まってきていて、入院者数もだんだん減ってきている状況にありますけれども、さっき言いましたように、広島、福岡は、ほとんど右肩上がりで増えている状況ですので、日常的に、やっぱりつながりも多いですし、特に近隣の岩国地域や下関地域の方々は日常的に行かれるところですけども、その県境を越えた先の県は、感染状況が山口県と全く違うと。この今の増えている状況が全く違うということを特に意識をしてですね、特に気を付けて行動していただきたいと思いますので、そのことを出していかなければいけないというふうに思っておりますし、併せて、「Go To」の見直しもありましたので、そのことも含めですね、年末年始についてのメッセージも、ちょうど2週間前ぐらいに当たりますから、こっからしっかりと行動を気を付けてもらわないといけない。そうした思いもあって、今日こうして会見をさせてもらっているということです。

NHK

 もう1点。今おっしゃられた広島、福岡で感染者が急増していることについて、知事ご自身は、危機感としては具体的にどのように感じていらっしゃるか教えてください。

知事

 やっぱり、日常生活とか、近隣で行き来があるところっていうのは感染が広がっていくという傾向があります。まあ、東京も東京だけではない、近隣の神奈川、千葉、埼玉ですね、当然これはもう生活圏一つですから、東京が増えれば近隣県も増える。関西においても同じですよね。大阪が増えることで関西、近畿圏が増えるということになっていきます。そう言った意味で、山口県は広島と福岡に挟まれていますから、ここが増えてくれば、その感染のリスクというのはどんどん増えていくということは間違いないことだと思います。今、県内の数字だけ見ると、数字は少し低位に推移していますけれども、リスクとしてはどんどん増えているというところを、ぜひ県民の皆さまには意識をしていただきたいと思います。その両県に行く場合にはですね、特に感染が増えているということを意識して、ご自身の感染防止対策を、特に心掛けていただきたい。行動を気を付けていただきたいと思います。

NHK

 ありがとうございます。

毎日新聞

 「Go To」の一時停止に関しまして、今回、この決定をするに当たって、政府から県に対しては、こうしようと思うけど、どうだろうかというような聞き取りといいましょうか、意向確認はあったかどうか。

知事

 それはないですね。

毎日新聞

 ない。
 感染拡大防止の観点から一時停止をされるのかと思うんですけれども、それであれば、判断が少し遅いんではないかとか、これまで言ってきたこと、やってきたことと、ちぐはぐじゃないかっていう感覚は持たれてましょうか。

知事

 もちろん、これまで「Go To」の見直しは、ステージ3に差し掛かるところを対象に、関係県からの意見を聞いて判断をするということでしたので、そのように理解をしておりましたから、昨日の政府の会議があるということはもちろん公表されていましたし、知ってはいましたけど、こうして全国一律にですね、停止になるということは予想をしていなかったです。政府の方でも、経済を戻していかなければいけないということと、感染を抑えていかないといけないというところで、どのタイミングで何をするかっていうのは、その都度その都度、判断だと思います。これまでもですね、後から見れば、遅すぎたとか、早すぎたとかいろいろあると思いますけれども、そこは先が見えない中での、政府が全体の状況を把握しですね、専門家の意見も聞いて判断されることだと思いますので、これはこれとして、決まったこととして実行されますけれども、ぜひその成果が、大いに上がるといいなというふうに期待をしております。

中国新聞

 知事は、年末年始っていうのは、予定は立てられていますか。

知事

 特段、県外に行くことはないです。まあ、県内に。

中国新聞

 自宅で。

知事

 そうですね。自宅に基本的にいます。もちろん、何かあれば職場にも来なければいけないかと思いますけれども。そういう態勢で過ごそうと思います。

中国新聞

 ありがとうございます。

毎日新聞

 すいません。あの、一つ別件をお聞かせいただけますでしょうか。
 上関原発、計画地予定周辺海域で、中国電力さんがやっていた海上ボーリングがなかなか進まない状況で、今年も困難かなと思いますけど、この状況を知事はどのように受け止めていらっしゃいますか。

知事

 そうですね。ボーリング調査については中国電力の方でですね、進めるということですので、その状況については状況を把握しておりますけれども、中国電力の方でしっかりと進められるべきものだというふうに思います。

毎日新聞

 昨年に続いて今年も進まない状況、同じことが毎年繰り返されている状況ですけれども。

知事

 そうですね。そこは中国電力の方が事業主体でありますから、事業主体の方で、よくそれは考えて進められるべきことではないかと思います。

毎日新聞

 県の方で何かこう状況を。

知事

 われわれとしては許可権者でありますから、まあその中で、申請なりですね、また延長なりあれば、その都度その都度、法律に照らして判断を、ルールに照らして判断していくということになります。

毎日新聞

 ありがとうございます。

作成:山口県総合企画部広報広聴課

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