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おもしろ統計・124変動を表す二つのグラフ

ページ番号:0101012 更新日:2022年1月4日更新

124 変動を表す二つのグラフ(令和3年12月16日掲載)

私たちの周りではさまざまな統計調査が行われており、その調査結果を正しく把握し利用することが大切です。
今回は毎月勤労統計調査の結果から、景気変動を受けやすい所定外労働時間(残業時間等)を例に、変動の状況を示す「指数」と「前年比」の特徴について紹介します。
年ごとの所定外労働時間の変動を指数と前年比で表したグラフを見ると、双方の描く形が異なっていることが分かります。
まず、指数は、基準年と呼ぶ特定の年(この場合は年)の数値をとし、各年の数値をその比率で表しています。これは、産業別の所定外労働時間を比べるなど同種の複数データの変動状況を比べるのにも活用されます。
一方、前年比は、前年の数値を基にした変化率で表しているので、前年に大きな増減があると、次の年にその影響が出ます。
例えば、2009年の所定外労働時間はリーマンショックの影響から大幅に減少しており、指数も前年比もグラフが大きく落ち込んでいますが、10年から11年を見ると、指数では少しずつ持ち直しているのに対し、前年比はグラフが下向きになっています。
これは、実際には所定外労働時間は10年、11年と増加しているものの、11年は前年よりも増加する割合が少なかったためです。
このように、「指数」と「前年比」で示されるグラフは異なります。比較の基準と方法を確認した上で変動グラフを見ると、その状況変化をより的確に把握できますので、参考としてみてください。

一人平均月間所定外労働時間の変動の画像

124変動を表す二つのグラフ(令和3年12月16日掲載)(PDF:248KB)

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