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食の安心・安全メール・第167号

ページ番号:0020139 更新日:2021年11月1日更新

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やまぐち食の安心・安全メール第167号

食品中のカドミウム

カドミウムってなに?

  • カドミウムとは、鉱物中や土壌中などに天然に存在する重金属の一種です
  • 岩石の風化などの自然現象や、鉱山や金属精錬などの産業活動に伴って環境中に放出され、動植物が育つ過程で土や水から取り込まれて、農畜水産物などの食品に含まれることがあります
  • カドミウム濃度の高い食品を長年にわたって摂取すると、腎機能障害を引き起こす可能性があります

カドミウムはどんな食品に含まれているの?

  • カドミウムは土壌や水など環境中に広く存在するため、米、野菜、果実、肉、魚など多くの食品に含まれています
  • 日本においては、米から摂取する割合が最も多いとされています

お米を毎日食べても大丈夫?

  • 食品安全委員会の食品健康影響評価によると、日本人の食事からのカドミウム摂取量は、人が一生涯毎日摂取したとしても健康に悪影響を与えない量よりも低いレベルであることが分かっています
  • したがって、一般的な日本人の食生活において、食品からのカドミウム摂取が健康に悪影響を及ぼす可能性は低いとされています

カドミウムを減らすために、どんな対策がとられているの?

  • 農林水産省では、お米を中心に、生産段階での低減措置を推進しており、都道府県等が各地域の実態に応じて低減対策を指導・推進できるよう、農家に営農指導する立場にある方(普及指導員、行政担当者、営農指導者等)を対象にした「米中のカドミウム低減のための実施指針」を作成しています
  • この指針では、カドミウム低吸収性イネの利用や、湛水(水田に水を張り、ため続けること)管理を中心とする吸収抑制対策などを紹介するとともに、低減対策が必要かどうかの判断についても記載されています

食生活で、カドミウムの摂取を減らすために気を付けることは?

  • 水産庁や厚生労働省の調査結果によると、軟体動物(貝類、たこ、いか)、甲殻類(かに、えび)の内臓にカドミウム濃度の高いものが認められており、これらを原料として用いた加工食品である塩辛の一部にはカドミウム濃度の比較的高いものが認められています
  • これらの食品は、日本で古くから食べられてきたものであり、通常の食生活において健康に悪影響を与える可能性は低いと考えられますが、食生活を通じて健康な毎日を過ごすためにも、同じ食品を毎日たくさん食べ続ける偏食などに注意し、バランスの良い食生活を心がけましょう

やまぐち食の安心・安全推進協議会
【事務局】山口県 環境生活部 生活衛生課 食の安心・安全推進班
〒753-8501 山口市滝町1-1
Tel:083-933-2974 Fax:083-933-3079
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