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食の安心・安全メール・第169号
やまぐち食の安心・安全メール第169号
ご存知ですか?HACCP(ハサップ)
- HACCPとは、「危害分析重要管理点(英語で、Hazard Analysis and Critical Contorol Point)」の頭文字をとったものです
- 原材料の受入から製造・出荷までのすべての工程で、食中毒菌汚染や異物混入などによる危害の防止につながるポイント(重要管理点)を特定し、その工程をリアルタイムで監視・記録することにより、すべての製品の安全確保を図る食品衛生管理システムのことをいいます
- これまでの抜取検査による衛生管理に比べ、より効果的に、問題のある製品の出荷を未然に防ぐことができる等のメリットがあります
- 食品衛生法の改正により、令和3年6月から、食品の販売・加工・調理など食品を取り扱う事業者は原則すべて、HACCPに沿った衛生管理を行うこととなりました
探してみてください!「HACCP取組事業所シール」
- 山口県では、HACCPに沿った衛生管理に取り組み、保健所長への届出を行った事業者に対し、事業所ごとにHACCP取組事業場シールを配布しています
- シールを受け取った事業者は、対象の事業場にシールを貼ったり、商品等に同様のデザインを表示できます
- お買い物や外食の際にはぜひ、参考にしてみてください!
<詳しくはこちら(山口県ホームページ)>
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a15300/syoku/haccpmieruka.html
やってみよう!家庭でHACCP
- 食中毒というと飲食店や旅館などでの食事が原因と思われがちですが、毎日食べる家庭の食事にも発生の危険性がたくさん潜んでいます
- 次の6つのポイントを参考にして、あなたの食事作りをチェックしてみましょう!
ポイント(1):食品の購入
- 肉、魚、野菜などの生鮮食品は新鮮な物を購入し、表示のある食品は、消費期限などを確認しましょう
- 購入した食品は、肉汁や魚などの水分がもれないよう、ビニール袋などにそれぞれ分けて包み、持ち帰りましょう
- 購入後は寄り道せず、まっすぐ帰りましょう
ポイント(2):家庭での保存
- 冷蔵や冷凍が必要な食品は、帰ったらすぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう
- 冷蔵庫や冷凍庫の詰めすぎに注意しましょう。めやすは、7割程度です
- 肉や魚などは、ビニール袋や容器に入れ、冷蔵庫の中の他の食品に肉汁などがかからないようにしましょう
- 冷蔵庫は10℃、冷凍庫は―15℃以下に維持することがめやすです
ポイント(3):下準備
- 台所周辺は常に整理整頓し、タオルやふきんは清潔なものを使いましょう
- 作業前、肉、魚、卵などを取り扱ったあとは、必ず石けんを使って手を洗いましょう
- 生の肉や魚を切った後は、洗ってから熱湯をかけておきましょう
洗わず、その包丁やまな板で、果物や野菜など生で食べる食品や調理の終わった食品を切ることはやめましょう - 凍結している食品の解凍は冷蔵庫の中や電子レンジで行いましょう
ポイント(4):調理
- もう一度、台所が清潔な状態か確認し、手を洗いましょう
- 加熱して調理する食品は十分に加熱しましょう。めやすは、中心部の温度が75℃で1分間以上加熱することです
- 電子レンジを使う場合は、電子レンジ用の容器、ふたを使い、調理時間に気を付け、熱の伝わりにくい物は、時々かき混ぜることも必要です
ポイント(5):食事
- 食事の前は、石けんなどでよく手を洗いましょう
- 清潔な手で、清潔な器具を使い、清潔な食器に盛りつけましょう
- 調理前の食品や調理後の食品は、室温に長く放置してはいけません
ポイント(6):残った食品
- 残った食品を扱う前にも手を洗い、きれいな器具、皿を使って保存しましょう
- 早く冷えるように浅い容器に小分けしましょう
- 時間が経ち過ぎたり、ちょっとでも怪しいと思ったら、もったいないですが、食べずに捨てましょう
やまぐち食の安心・安全推進協議会
【事務局】山口県 環境生活部 生活衛生課 食の安心・安全推進班
〒753-8501 山口市滝町1-1
Tel:083-933-2974 Fax:083-933-3079
食の安心ダイヤル:083-933-3000
mail:a15300@pref.yamaguchi.lg.jp