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食の安心・安全メール・第187号

ページ番号:0020161 更新日:2021年11月1日更新

やまぐち食の安心・安全メール第187号

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ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから!

  • 1歳未満の乳児にハチミツやハチミツ入りの食品を与えてはいけません
  • ハチミツにはボツリヌス菌の芽胞が含まれていることがあり、腸内環境が整っていない1歳未満の乳児は食べると乳児ボツリヌス症にかかってしまうことがあります

ボツリヌス菌とは

  • ボツリヌス菌は、乾燥や熱に強い芽胞を形成する菌で海、川、湖や土壌に広く存在しています
  • 芽胞は、酸素の少ない状態で発芽して増殖し、極めて強い毒素を産生します
  • ボツリヌス菌(芽胞)の耐熱性は120℃、4分とされており、通常の加熱や調理では死にません

乳児ボツリヌス症とは

  • 1歳未満の乳児では、腸内環境がまだ整っていないので、ボツリヌス菌が腸内で発芽・増殖することにより毒素がつくられます
症状
  • 潜伏期間:3~30日間
  • 便秘(3日以上)で気づくことが多い
  • 元気の消失、哺乳力の低下、泣き声が小さくなる
  • 顔面無表情、首のすわりがわるくなる
    重症化すると呼吸困難に陥って死に至ることがあります

乳児ボツリヌス症の発生状況

  • 乳児ボツリヌス症は、国内では、保健所が食中毒として報告した事例は、1986年以降3例、医師が乳児ボツリヌス症として報告した事例は1999年以降16例あります
  • また、欧米でも発生しており、米国では毎年100例以上の発生報告があります
  • 乳児ボツリヌス症の発生原因は、食品としてハチミツが指摘されていますが、ハチミツを食べていない例(国内では井戸水)も報告されています

1歳を過ぎたら…

  • 生後1歳以上になると、離乳食等により腸内環境が整う時期となるため、ハチミツを避ける必要はありません
  • ハチミツは栄養価の高い食品ですが、生後1歳以上になってから与えましょう

<詳しくはこちら(厚生労働省ホームページ)>
ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから。​<外部リンク>
<詳しくはこちら(消費者庁ホームページ)>
ハチミツによる乳児のボツリヌス症 | 消費者庁​<外部リンク>


やまぐち食の安心・安全推進協議会
【事務局】山口県 環境生活部 生活衛生課 食の安心・安全推進班
〒753-8501 山口市滝町1-1
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