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「暑さ指数(WBGT)」予報値のお知らせ~熱中症を予防しましょう~
熱中症を予防しましょう
熱中症とは?
高温環境下で、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温調節機能が破綻したりするなどして発生する障害の総称です。生命の危険を伴うこともありますが、予防法を知っていれば防ぐことができます。
皆さん一人一人が熱中症予防に努めましょう!
熱中症予防や応急対策に関する情報、リーフレットなどは下記ページをご覧ください。
熱中症にご注意を!~救急搬送速報~令和5年度(山口県消防保安課)
熱中症予防のための情報・資料サイト(厚生労働省)<外部リンク>
職場における熱中症予防情報(厚生労働省)<外部リンク>
「熱中症警戒アラート」について
「熱中症警戒アラート」は、令和3年4月から新たに開始されたもので、熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境になると予想される日の前日夕方または当日早朝に都道府県ごとに発表されるものです。発表されている日には、外出を控える、エアコンを使用する等の熱中症予防行動を積極的に取りましょう。
熱中症警戒アラートの発表状況(環境省熱中症予防情報サイト)<外部リンク>
「暑さ指数(WBGT)」予報値のお知らせ
2023年度の暑さ指数(WBGT)予報値の提供は、10月25日(水曜日)まで行います。
暑さ指数とは?
熱中症を引き起こす環境条件としては、気温のほかにも湿度、風の有無、日差し等が関係しています。
「暑さ指数(WBGT:Wet Bulb Globe Temperature《湿球黒球温度》)」とは、人体と外気との熱収支に影響の大きい「湿度」、「輻射熱(ふくしゃねつ)」、「気温」の3つを取り入れた指標です。
屋外:WBGT |
0.7×湿球温度+0.2黒球温度+0.1×乾球温度 |
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熱中症予防に活用していただくため、環境省が公表している県内15カ所の観測地点における「暑さ指数(WBGT)」予報値を掲載しています。
特に、スポーツや屋外での作業、外出などを計画される場合には、対象地域の暑さ指数を確認されることをお勧めします。熱中症は、真夏の炎天下で発生しやすいイメージですが、屋内や夜間でも発生しますので、暑さ指数等を参考にして、水分を補給するなどで熱中症等の健康被害を予防しましょう。
「暑さ指数(WBGT)」と熱中症の関係について
その日の「暑さ指数(WBGT)」最高値が28度を超えるあたりから熱中症による死亡が増えはじめ、その後、暑さ指数(WBGT)が高くなるにつれて死亡率が急激に上昇していきます。気温がそれほど高くなくても、湿度等の条件によっては暑さ指数(WBGT)が高くなり、熱中症発生の危険も高くなります。
WBGT |
指針 |
|
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31度以上 |
運動は原則中止 |
特別の場合以外は運動を中止する。特に子どもの場合には中止すべき。 |
28~31度 |
厳重警戒 〔激運動中止〕 |
激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける。運動する場合には、頻繁に休息を取り水分・塩分の補給を行う。体力の低い人、暑さに慣れていない人は運動中止。 |
25~28度 |
警戒 〔積極的休息〕 |
積極的に休息を取り、適宜、水分・塩分を補給する。激しい運動では、30分おきぐらいに休息を取る。 |
21~25度 |
注意 〔積極的水分補給〕 |
死亡事故が発生する可能性がある。熱中症の兆候に注意するとともに、運動の合間に積極的に水分・塩分を補給する。 |
21度未満 |
ほぼ安全 〔適宜水分補給〕 |
通常は熱中症の危険は少ないが、水分・塩分の補給は必要である。市民マラソンなどではこの条件でも要注意。 |
温度基準 |
WBGT |
注意すべき生活活動の目安 |
注意事項 |
---|---|---|---|
危険 |
31度以上 |
すべての生活 |
高齢者においては、安静状態でも発生する危険性が大きい。外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。 |
厳重警戒 |
28~31度 |
外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。 |
|
警戒 |
25~28度 |
中等度以上の生活活動で起こる危険性 |
運動や激しい作業をする際は、定期的に十分に休息を取り入れる。 |
注意 |
25度未満 |
強い生活活動で起こる危険性 |
一般に危険性は少ないが、激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。 |
県内の観測地点別「暑さ指数(WBGT)」予報値
山口県内の15カ所の観測地点における「暑さ指数(WBGT)」予報は各地のリンク先のとおりです。
県内15カ所の観測地点別予報値
リンク先におけるグラフ表示の例
暑さ指数をお知らせする個人向けメール配信サービスもありますので、ぜひ、御利用ください。
熱中症予防情報メール(別ウィンドウ) <外部リンク>
※環境省サイトにて提供している暑さ指数の予測値及び実況値を、バイザー(株)が運営する高速メール配信システムにより配信するサービスです。
気温が35度を超える場合は特に注意しましょう。
日最高気温が摂氏30度を超える日を「真夏日」、さらに摂氏35度を超える日のことを「猛暑日」と呼びます。
日最高気温が摂氏30度を超えるあたりから、熱中症による死亡が増え始めます。そしてその後、気温が高くなるにしたがって死亡率も上昇します。
とりわけ、気温が摂氏35度以上になり、体温との差が少なくなってくると汗の蒸発による体温調節が働きにくくなり、体の深部体温が上昇しやすくなります。体の深部体温が40度を超えると、全身のけいれんや、血液が固まらなくなるなどの重篤な症状を引き起こし、生命に関わります。
そのため、毎日の気象予報で最高気温の予報に注意するとともに、感覚で「まだ我慢できる」「大丈夫だろう」と考えるのではなく、温度計で実際の気温を測り、室温が28度を超える場合はエアコンを利用するなどして、熱中症予防に努めることが重要です。
関連リンク
- 熱中症にご注意を!~救急搬送速報~令和5年度(山口県消防保安課)
- 環境省熱中症予防情報サイト(別ウィンドウ) <外部リンク>
- 熱中症関連情報(厚生労働省)(別ウィンドウ) <外部リンク>
- 熱中症に注意(気象庁)(別ウィンドウ) <外部リンク>