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土砂災害対策について・ハード対策

ページ番号:0023737 更新日:2017年4月28日更新

ハード対策

土砂災害防止施設の整備

 県民の生命や財産を守るため、土石流・地すべり・がけ崩れ対策などの土砂災害防止施設の整備を着実に進めることとし、危険度や緊急性の高い箇所から重点的・計画的に対策を実施しています。

  • ハード対策の重点項目
  1. 過去に土砂災害が発生した箇所
    …土砂災害により被害の発生した箇所について、災害を再び発生させないため、優先的に対策を実施する。
  1. 要配慮者利用施設が立地する箇所
    …要配慮者利用施設が立地する箇所について、重点的に対策を実施する。
    ※要配慮者利用施設
    児童福祉施設、老人福祉施設、医療提供施設、幼稚園等
  1. 避難所が立地する箇所
    …市町村地域防災計画に位置づけられる避難所が立地する箇所について、重点的に対策を実施する。
  1. 危険度や緊急性の高い箇所
    …上記重点項目以外にも、現地状況等を勘案し、危険度や緊急性の高い箇所について重点的に対策を実施する。

土石流対策

 土石流対策は砂防堰堤を設置し、そのまま放置すれば危険のある土砂の流れを抑制、調整して自然になじませながら、無害な土砂の流れにすることで災害を防止しています。

砂防堰堤の働き

 (1)浸食等により渓流の荒廃が進むと、大雨などにより大量の土砂が一気に下流まで流出するおそれがあります。

設置前

 (2)砂防堰堤をつくると、上流から流出する土砂が黄色部分に堆積し、川の勾配がゆるくなって両側の山腹の崩壊を防ぐことができます。

堆積時

 (3)大雨などにより土砂が流れてきた場合、砂防堰堤はさらに多くの土砂を一時的に貯めます。(赤色部分)

大雨時

 (4)一時的に砂防堰堤に貯められた余分な土砂は、その後の川の流れによって徐々に下流へ流れ出され、(2)の状態に戻ります。

降雨後

不透過型砂防堰堤透過型砂防堰堤渓流保全工

地すべり対策

 地すべり対策は、人家、河川、道路、農地や農業施設等の財産を守ることを目的としており、地形、地下水等の自然条件を変化させて地すべり運動を抑制する抑制工と、構造物により直接地すべり運動を止める抑止工の2種類により実施しています。

 抑制工…集水井工、横ボーリング工、排土工、押え盛土工等

 抑止工…杭工、アンカー工等

地すべり標準工法

集水井工横ボーリング工

がけ崩れ対策

がけ崩れ対策は災害から人命を守ることを目的とし、擁壁工、落石防護柵工等により崩壊土砂から人家を守る工法や法枠工、アンカー工等により斜面を保護し崩壊を防ぐ工法による対策を実施しています。

急傾斜地崩壊対策事業について

急傾斜標準工法

擁壁工+落石防護柵工法枠工法枠工+鉄筋挿入工