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サイバー犯罪とは

ページ番号:0001201 更新日:2022年4月1日更新

サイバー犯罪とは、「コンピュータ技術及び電気通信技術等の情報技術を利用した犯罪」をいいます。
ハイテク技術を用いていることから、かつては「ハイテク犯罪」と呼ばれていたこともありました。

サイバー犯罪の類型

  1. 不正アクセス禁止法違反
    (例)
    • 他人のプロバイダ接続用ID・パスワードを勝手に使用し、電気通信回線を通じて認証サーバにアクセスする行為
    • セキュリティ・ホールをついて、アクセス制御されているWebサーバ等に不正にアクセスする行為
    • 他人のID・パスワードを電子掲示板等で公開する行為
  2. コンピュータ、電磁的記録を対象とした犯罪
    (例)
    • インターネットやパソコンで他人のアカウントを入手しデータを改変する行為
    • ウイルスに感染したファイルを送付し、コンピュータを正常に使用できないようにする行為
      ※ 刑法に規定されている「私電磁的記録不正作出罪」「電子計算機使用詐欺罪」「公電磁的記録毀棄罪」等がこれにあたる
  3. その他(2以外のコンピュータ・ネットワークをその手段として利用した犯罪)
    (例)
    • インターネット等を利用したわいせつ画像・児童ポルノの公然陳列・頒布
    • インターネット等を利用した覚醒剤等の薬物、拳銃、偽ブランド品及び海賊版等の違法な物品の販売
    • 電子メールや電子掲示板を利用した脅迫、名誉毀損等の行為
    • インターネット等を利用したねずみ講、賭博、富くじ等の勧誘

サイバー犯罪の特徴

  1. 匿名性が高い
    インターネット上では、多くの場合、IDやハンドル名が利用されており、その相手方を確認する手段がほとんどないため、他人になりすまして身元を隠蔽することが極めて容易となる。
  2. 犯罪の痕跡が残りにくい
    インターネット上の通信の痕跡は通信記録としてサーバ等に保存されるが、通信記録が保存されていないこともある。
    場合によっては、その記録が改ざん、消去されることもある。
  3. 不特定多数の者に被害が及びやすく、距離的・時間的制約が少ない
    インターネットは、国境を越えて情報を伝達することができ、距離や時間の制約を受けることが少ない。
    そのため、インターネットが利用可能であれば、犯行の場所を選ばずにいつでも行うことができる。
    また、被害は広域かつ不特定多数の者に及ぶこともある。