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LEARN in やまぐち「働く体験プログラム」を開催しました。
山口県と東京大学先端科学技術研究センターとが連携した新たな時代の人づくり

LEARN in やまぐち『働く体験プログラム~電車にのって、働いて、買い物をして、教科書にのってない新しい学びをする~』を開催しました。
家や学校を飛び出し、電車にのり、いつもとちがう場所で、いつもとちがう人たちと、いつもとちがう「学び」をしてみないか?
舞台は、海の近くのショッピングモール。
広い建物の中には、目新しいお店や商品がいっぱい詰まっている。
ここで君は、「働くこと」に本気で向き合う。
モールには、いろんな働き方がある。食品・スポーツ用品・雑貨などの仕出しや、カフェの接客、通路の掃除。
アルバイトで体験するのは、お金を得ることだけでない。
普段は気づかなかったお店の裏側を見たり、お客さんに喜んでもらえたり、たくさんの学びに、きっとワクワクする。
働いた後には、買い物ミッションに挑戦しよう。
1 プログラムの概要
1 日時
令和7年11月17日(月曜日)
2 実施内容
公共交通機関を利用して商業施設を訪れ、アルバイト体験と買い物ミッションに挑戦しました。
※保護者対象の「子育て相談会」も実施しました。
3 活動場所
おのだサンパーク
4 講師
中邑 賢龍(なかむら けんりゅう)氏
(東京大学先端科学技術研究センター シニアリサーチフェロー/山口県新たな時代の人づくりアドバイザー)
2 参加者
小学4年生~中学3年生 27名
3 プログラムの様子
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自分たちで切符を購入し、電車に乗って働く場所(おのだサンパーク)をめざします。 |
電車を乗り継ぎ、おのだサンパークに到着しました。 |
オリエンテーション。仕事の仕方や注意点を確認します。 |
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仕事は様々です。こちらでは、商品のラッピングをします。 |
こちらではひたすら2時間、衣類をハンガーにかける作業。 |
フロア清掃では、まずはしっかりレクチャーを受けます。 |
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イベント会場の撤収作業は力仕事でした。 |
終了後は、店長さんから一人ひとりに労いの言葉をいただきました。 |
買い物ミッションで、家族へのお土産を選びます。 |
4 参加者の声(プログラム後の感想より抜粋)
<子どもより>
・電車移動は大変、働くのも2時間立ちっぱなしで、大変だなと実感した。
・親が仕事をしていて、こんなに大変だとは思わなかった。
・お客様に接客するときには、笑顔がとっても大切なんだなと分かった。
・お客さんと接したとき、今までにあまり感じたことのない気持ちになった。家族やお友達と話すのとは違う、何か背中がビシッとまっすぐになるような気持ちがした。
・(仕事が)きつかったことより、お仕事を全部ちゃんとやったという満足感の方が記憶に残った。人の目につかないお仕事がたくさんあって、それをやってくれている人たちがいて世界は動いているんだなと思った。
<保護者より>
・接客では笑顔で人とコミュニケーションをとることにチャレンジし、その力が足りていないことを自覚したようです。
・プログラムが終わって前よりも自分に自信がついたようにみえます。どれだけ自分が頑張ったかを話してくれました。
・労働の大変さが伝わってよかったです。親も共働きで子どもにあまり時間をかけて関われていないので、このプログラムをきっかけに、子どもの日頃とは違う一面、成長した一面が見れました。
・親としては、つい口を出して失敗しないように、と勝手に予防線をはっている自分に気づかされ、失敗させることも経験で成長に繋がるのだと改めて思いました。
・子どもは実際に働いてからお金は努力しないと得られないものだと理解が深まったようで、お金を使う場面ではしっかりと親に感謝の言葉が出るようになりました。
・普段変えない少し高めのお菓子など家族にも「何が好きかな?」と考えながら買い物をする姿が印象的でした。
・保護者会に参加し、自分と同じような悩みを共有できてよかったと感じました。人を育てることは正解がなく千差万別であるため、どんな状況であっても悩みは尽きないのだと再認識しました。
・保護者会で先生が言われた「子どもを変えよう、変えようとせず、親の見方を変えたり、間口をひろくすること」をしていきたいと思います。
5 その他
○LEARN in やまぐち「働く体験プログラム」 (PDF:441KB)
○LEARN in やまぐち「君は山口県の仕事を知っているか?」 (PDF:379KB)
○過去の山口県での開催内容はこちら
・令和4年度のプログラム<外部リンク>
・令和5年度のプログラム「朝まで昆虫観察」<外部リンク>
○東京大学先端科学技術研究センターについてはこちら<外部リンク>

