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食の安心・安全メール・第94号
やまぐち食の安心・安全メール第94号
お弁当による食中毒の予防について
さわやかな季節となり外でお弁当を食べる機会も増えます
しかし、気温が高くなると細菌性(主に黄色ブドウ球菌)の食中毒が起こりやすくなりますので注意しましょう
黄色ブドウ球菌の特徴
- 黄色ブドウ球菌は、化膿した傷などにも存在していますが、健康な人でも約3割が鼻などに保有する細菌です
- 菌が増えるときにエンテロトキシンという毒素をつくり、人に危害をおよぼします
- 菌自体は熱に弱いですが、毒素は100℃で30分加熱しても分解されません
- 潜伏時間は1~5時間(平均約3時間)で、吐き気、おう吐、腹痛、下痢などの症状があります
予防のポイント
- 手はせっけんでよく洗いましょう
- 手に傷がある場合は、衛生手袋をして調理しましょう
- お弁当は食材がさめてからフタをしましょう
- 外出時は、食材や調理済みの食品は、低温で保管しましょう
労働災害に注意しましょう
わが国の労働災害は減少傾向にありますが、飲食店での労働災害は増加しています
労働災害を防止するためには、業態特性を踏まえ、労働災害の特徴を知ることが大切です
飲食店では、転倒災害が最も多い
「転倒」災害防止のポイント!
- 床は常に「清掃」「清潔」で安全に!
- 大きい物、重い物は「台車」で!
- 持ち物移動は「転倒」の危険大!
- 通路は明るさ確保!
従業員安全の基本『4S』
「4S」とは、整理、整頓、清掃、清潔のことです
食品衛生面での配慮や、接客スペースの清掃・清潔の徹底のほか、飲食店内全体の4S活動を実施すると、職場に潜む労働災害のリスクが低減され、職場の安全確保にも効果的です。
詳しくはこちら(厚生労働省HP)<外部リンク>
やまぐち食の安心・安全推進協議会
【事務局】山口県 環境生活部 生活衛生課 食の安心・安全推進班
〒753-8501 山口市滝町1-1
Tel:083-933-2974 Fax:083-933-3079
食の安心ダイヤル:083-933-3000
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