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食の安心・安全メール・第234号
やまぐち食の安心・安全メール第234号
食品中のカドミウムについて
- カドミウムは、自然環境中に広く分布する元素です
- 動植物が育つ過程で土や水から取り込まれることにより、様々な食品や水は、微量のカドミウムを含んでいます
カドミウムが含まれる食品を食べるとどうなるの?
- 食品や水を通じて摂取されたカドミウムの一部は、主に腎臓に蓄積されます
- カドミウム濃度の高い食品を長年にわたり摂取すると、腎機能障害を引き起こす可能性があります
- そのため、農産物中のカドミウム量を減らすことが大切であり、そのための取組が進められています
どのような取組が行われているの?
カドミウム低吸収性イネの利用
- 近年、既存の品種を突然変異させ、土壌中のカドミウムを吸収する量が少ないイネ(カドミウム低吸収性イネ)が育成されています
- カドミウム低吸収性イネは、生育、収量、食味、病害抵抗性は既存の品種と同等のまま、コメ中のカドミウム濃度を大幅に減らすことができます
湛水管理を中心とするカドミウムの吸収抑制
- 出穂期の前後各3週間にわたって水田を湛水状態(水をいっぱいにした状態)に保ちます
- これにより、土壌中のカドミウムを水に溶けにくい科学的状態に変化させ、根からのカドミウムの吸収を抑制します
- その他にも様々な取組が行われています
- その成果として、日本全国で生産されたコメに含まれるカドミウム濃度の低減が確認されています
- また、我が国における食品からのカドミウム推定摂取量が、食品安全委員会や国際機関が設定した耐容摂取量を下回っていることも確認されています
- このことから、通常の食生活を送っていれば、食品に含まれるカドミウムによって健康が損なわれることはないと考えられます
詳しくはこちら
(食品中のカドミウムに関する情報(農林水産省))<外部リンク>
やまぐち食の安心・安全推進協議会
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