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食の安心・安全メール・第257号
やまぐち食の安心・安全メール第257号
ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから!
- 1歳未満の赤ちゃんがハチミツを食べることによって、乳児ボツリヌス症にかかることがあります
- 1歳未満の赤ちゃんにハチミツやハチミツ入りの飲料、お菓子などの食品は与えないようにしましょう
ボツリヌス菌について
- ボツリヌス菌は、乾燥や熱に強い芽胞を形成する菌で、海、川、湖や土壌に広く存在しています
- 芽胞は、酸素の少ない状態で発芽して増殖し、極めて強い毒素を産生します
- また、芽胞の状態では一般的な細菌と異なり、100℃数分間の加熱でも生き残ることがあります
乳児ボツリヌス症について
- 生後1歳未満の乳児においては、腸内環境が成人と異なり、腸管内でボツリヌス菌の定着と増殖が起こりやすいとされています
- ボツリヌス菌の芽胞で汚染された食品を乳児が食べると、腸管内で発芽、増殖して、毒素を産生して乳児ボツリヌス症を発症することがあります
- 症状は、便秘が数日間続き、全身の筋力低下、脱力状態、哺乳力の低下、泣き声が小さくなる、特に、顔面は無表情となり、頸部筋肉の弛緩により頭部を支えられなくなるといった症状を引き起こすことがあります
- ほとんどの場合、適切な治療により治癒しますが、まれに亡くなることもあります
生後1歳以上なら大丈夫?
- 生後1歳以上になると、離乳食等により腸内環境が整う時期となるため、ハチミツを避ける必要はなくなります
- ハチミツは栄養価の高い食品ですが、生後1歳以上になってから与えるようにしましょう
詳しくはこちら
ハチミツによる乳児のボツリヌス症(消費者庁)<外部リンク>
やまぐち食の安心・安全推進協議会
【事務局】山口県 環境生活部 生活衛生課 食の安心・安全推進班
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