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食の安心・安全メール・第268号
やまぐち食の安心・安全メール第268号
食品中の鉛について
- 土や水、大気中などの自然環境に存在する様々な物質が、農畜水産物などの食品に含まれることや付着していることがあります
- 鉛もそのような物質の一つであり、水や食品を通じてヒトの体の中に入ることでヒトの健康に悪影響を及ぼす可能性があります
- そのため、合理的に達成可能な範囲で食品に含まれる鉛を減らすことが大切です
人体への影響
- 鉛による中毒は古くから報告されています
- 国際的なリスク評価機関は、ごく少量であっても鉛を摂取することにより小児の知能や成人の血圧へ悪影響があることから、耐容摂取量(摂取量がこの量以下であれば健康への悪影響はないと考えられる量)を設定することは不適切であると評価しました
- このことから、可能な限り鉛の摂取量を低くすることが大切ですので、環境中に鉛を放出しないようにする必要があります
- したがって、日本を含め多くの国では、環境中への鉛の排出量の規制などが行われています
鉛へのばく露(鉛に生体がさらされること)の状況
- 2019年に実施された研究では、平均的な日本人の食事からの鉛の推定一日摂取量(食物だけでなく飲料水や、食品用器具・容器包装からのばく露も含んだ食事性ばく露全体の推定量)は8.88μg/日(※)となっています
- 食事からの鉛の推定一日摂取量は、1978年には100μg/日以上ありました
- しかし、1982年までに、有鉛ガソリンの規制といった対策により激減し、その後も、さまざまな対策により一定程度減少し、近年では1970年代の10分の1以下になっています
※μgとは、1gの100万分の1の重量のこと
詳しくはこちら
食品中に鉛に関する情報(農林水産省)<外部リンク>
山口県食品衛生推進大会が開催されます
- 一般社団法人山口県食品衛生協会主催の食品衛生推進大会が開催されます
- 食中毒予防やHACCPについての講習が行われます
- 皆様ふるってご参加ください!
日程 11月11日(月)10:30~12:20(受付10:00~)
場所 KDDI維新ホール 201(山口市小郡令和1丁目1-1)
定員 100名
詳しくはこちら
一般社団法人山口県食品衛生協会HP<外部リンク>
申込はこちら
https://forms.gle/p8cQ4MAgGvvGXZNi8<外部リンク>
やまぐち食の安心・安全推進協議会
【事務局】山口県 環境生活部 生活衛生課 食の安心・安全推進班
〒753-8501 山口市滝町1-1
Tel:083-933-2974 Fax:083-933-3079
食の安心ダイヤル:083-933-3000
mail:a15300@pref.yamaguchi.lg.jp