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児童虐待Q&A

ページ番号:0177973 更新日:2022年10月6日更新

児童虐待Q&A

Q 児童虐待とはどのようなものですか?

  A 児童虐待の防止等に関する法律(平成十二年法律第八十二号)では、「児童虐待」とは、保
           護者がその監護する児童について行う次に掲げる行為することとされています。
         1 児童の身体に外傷が生じ、又は生じるおそれのある暴行を加えること。
         2 児童にわいせつな行為をすること又は児童をしてわいせつな行為をさせること。
     3   児童の心身の正常な発達を妨げるような著しい減食又は長時間の放置、保護者以外の同居人による前二号又は次号に掲げる行為と同様の行為の放置その他の保護者としての監護を著しく怠ること。
           4 児童に対する著しい暴言又は著しく拒絶的な対応、児童が同居する家庭における配偶者に対する暴力その他の児童に著しい心理的外傷を与える言動を行うこと。

Q 児童虐待の種類についてどのようなものがありますか?

  A 前述の法律にも記されているとおり、児童虐待は4種類に分類されます。
     1 暴力等によって子どもの身体を傷つける「身体的虐待」
     2 児童にわいせつな行為をしたりさせたりする「性的虐待」
     3 食事を与えない、長時間放置するなど保護者としての看護を著しく怠る「ネグレクト」
     4 大声での暴言や無視、差別的扱いをするなど、子どもの心を傷つける「心理的虐待」

Q しつけのためなら叩いても問題ありませんか?

  A しつけのためといって子どもの身体を傷つける行為は虐待とされています。
     令和2年4月に施行された改正児童虐待防止法により、子どものしつけに際して体罰を加えてはならないことが法定化され、体罰によるしつけは法律で禁止されています。

Q 全国や山口県の児童相談所の児童虐待相談対応件数は何件くらいですか?

  A 令和3年度の全国の児童相談所における児童虐待相談対応件数は207,660件であり、10年前と比較して3倍以上となるなど、過去最高を更新し続けています。
     山口県においても、児童虐待相談対応件数は、令和4年度で688件と10年前と比較して2倍以上に増加し、高い水準で推移しています。

Q なぜ児童虐待相談対応件数は伸び続けているのですか?

  A 子どもが虐待によって命を落とす痛ましい事件など報道等で目にする機会が増えたことなどで社会的に認知度が高まって、相談につながっていることが要因の一つとして挙げられます。
     また、子どもの目の前で夫婦間で暴力を行ったり、暴言を言い合ういわゆる「面前DV」により子どもが心を傷つけられる心理的虐待が増加していることも影響しています。
     なお、近年、全国、山口県ともに、児童虐待相談対応件数における心理的虐待の比率は、50%を超えています。

Q 虐待などの不適切な養育を行うのは一部の特別な家庭ではないですか?

  A 児童虐待は、親のストレスや社会の状況、経済的な理由など様々なことが引き金になります。
     こうした身体的や精神的、社会的、経済的な様々な要因が複雑に絡み合った結果、児童虐待は起こっています。
     つまり、児童虐待は一部の特別な家庭のみに起こる問題ではなく、どこの家庭にでも起こりうる問題であるといえます。

Q どのようなことから児童虐待に気づくことができますか?

  A 傷やあざ、不自然に痩せている、毎日汚れた同じ服を着ているなど目に見えるものから、人との適切な距離感が取れない、年齢にそぐわない行動をするなど子どものちょっとした言動や、行動の変化から気づくことがあります。変化に気づいたら注意深く見守ることが重要です。

Q 虐待を受けている疑いがある子どもを発見した場合はどうすればいいですか?

  A 必ずしも虐待の事実が明らかでなくても、子どもの安全・安心が疑われるような児童虐待を受けたと思われる子どもについても通告してください。
     児童虐待が疑われる場合は児童相談所虐待対応ダイヤル「189(通話料無料)」に連絡してください。24時間365日対応しています。

Q 相談機関に連絡するのは抵抗がありますが、どうしたらいいでしょうか?

  A 虐待が起きているほとんどの家庭は、親が子育てなどにさまざまな悩みを抱え、誰にも相談できない状況に置かれています。
           通告は、虐待が疑われる行為を密告するのではなく、本人の代わりに専門の相談機関に支援が必要な家庭の助けを求めるサインを伝えることです。

Q 通告したことを保護者に知られてしまうのではないですか?

  A 通告や相談は、匿名で行うこともでき、通告や相談をした人、内容に関する秘密は守られます。
           また、通告を受けた後の対応状況については個人情報保護のため、お知らせすることはできませんのでご理解ください。

Q 電話で通告することに、抵抗があるのですがどうしたらいいですか?

  A 電話相談のほかに、SNS(LINE)で相談できる「つながるやまぐちSNS相談窓口」を開設しています。
     児童虐待やそのほか家庭での困りごとなど、様々な相談について24時間365日受け付けていますのでお気軽に相談してください。

Q 虐待はしていませんが子育てに悩んでいる人が相談できる窓口はありますか?

  A 児童相談所や各市町の児童福祉担当課、児童家庭支援センターい相談することができます。
     また、虐待以外にも学校の悩みなどを相談できる窓口などもありますので、悩みは一人で抱え込まず、下記ページの相談窓口へ相談するように紹介してください。
     各種相談窓口一覧はこちらから