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令和7年(2025年)10月20日メッセージ
山口県教育委員会では、「第3期県立高校将来構想」において、めざすべき県立高校像を「主体的に未来を切り拓いていく人材や、地域・社会に貢献しようとする人材を育成するとともに、人とのつながりや支え合いを大切にする心を育むことができる学校」とし、本構想で示した方向性に沿って、令和4年度(2022年度)から令和8年度(2026年度)までを期間とする前期実施計画を策定し、着実に高校改革の推進に取り組んでいるところです。
そうした中、県立高校を取り巻く状況は、生徒のニーズの多様化、生成AIの普及等によるDX化の急速な進行、高校授業料無償化など、大きく変化するとともに、本県の中学校卒業者数は今年3月の約1万1千人から、15年後には約6千6百人にまで減少する見込みであり、高校教育の質の確保・向上を図り、特色ある教育活動を展開していくためには、将来を見据えた県立高校の再編整備をさらに進めていくことが必要です。
このため、県教委では、このたび、令和9年度(2027年度)から令和15年度(2033年度)までを期間とする後期実施計画(素案)を取りまとめました。
この実施計画(素案)では、前期実施計画と同様、望ましい学校規模を1学年4~8学級とした上で、1学年3学級以下の学校について、他の学校との再編統合により、望ましい学校規模を確保することを基本に進めていくとともに、実施に当たっては、高校教育の質の確保・向上を図る観点や地理的条件、交通事情による生徒の教育への影響等を総合的に勘案しながら検討することなどを示しています。
今後、地域説明会やパブリック・コメントを実施し、生徒・保護者はもとより、広く県民の皆様から御意見を伺いながら、今年度中の策定を目指して検討を進めたいと考えております。
県教育委員会では、引き続き、特色ある学校づくりと学校・学科の再編整備を進め、本県高校教育の質の確保・向上に努めてまいりたいと考えておりますので、県民の皆様方の一層の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。
山口県教育委員会教育長 繁吉 健志
≪参考≫山口県教育委員会HP
令和7年度教育委員会当初予算の概要
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/site/kyouiku/291283.html
やまぐちスマートスクール構想2.0の推進
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/soshiki/244/291097.html
山口県公立学校教員採用候補者選考試験
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/soshiki/178/26366.html
令和7年度全国高等学校総合体育大会
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/site/ih2025tyugoku/