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教育長の部屋・令和5(2023)年4月1日メッセージ

ページ番号:0232067 更新日:2023年10月24日更新

ようこそ教育長の部屋へ

教育長メッセージ(令和5年4月1日)

 新年度が始まりました。

 新型コロナウイルス感染症への長期にわたる対応につきましては、保護者の皆様をはじめ、地域や教育関係者の皆様には、御理解と御協力を賜り、改めて感謝申し上げます。

 県教委では、新年度より、学校教育活動においてマスクの着用を求めないことを基本とすることや、運動会、文化祭等の学校行事において、感染対策上での実施内容の精選や時間の短縮を行う必要はないこと等の方針を示したところであり、一刻も早く、コロナ前の姿を取り戻すことができるよう、学校と連携して取り組んでまいります。

 しかしながら、コロナ禍の約3年間、学校内外での交流機会の減少に伴って地域と連携した活動が停滞したり、人間関係の変化や生活リズムの乱れ等により、いじめ・不登校等の問題が深刻化するなど、様々な課題が浮き彫りとなりました。

 そこで、今年度は、こうしたコロナ禍で顕在化した諸課題の解決に重点的に取り組むこととしています。

 まず、本県が誇る地域連携教育の再加速に向けては、学校、家庭、地域・社会との新たな協働体制を構築するとともに、子どもと大人の学び合いの場を創出することで、コロナ禍で希薄化した人と人とのつながりを取り戻していきます。

 いじめ・不登校等対策については、特に、新たな学校生活で不安や悩み等を抱える中学校、高校入学前後の生徒への相談支援体制を充実することで、未然防止に向けた取組を強化していきます。

 また、単にコロナ前の水準に戻していくのではなく、コロナを契機に全国に先駆けて整備したICT環境を効果的に活用しながら、ポストコロナ社会における新たな学びの実現に向けて、山口県ならではの充実した教育環境を提供してまいります。

 加えて、第3期県立高校将来構想に基づく学校・学科の再編整備や部活動改革、教員不足への対応、学校における働き方改革の推進など、本県が抱える喫緊の課題にも正面から向き合い、全力で取り組んでまいります。

 今年3月には、中央教育審議会が国の次期教育振興基本計画をとりまとめ、文部科学大臣に答申されましたが、県教委では、今年度、こうした国の動きに合わせて、新たな「山口県教育振興基本計画」を策定することとしており、新しい時代の本県教育の方向性をデザインしていく重要な年となります。

 県教委としましては、学校・家庭・地域をはじめ、市町教委等関係機関とも緊密に連携して、本県教育の一層の充実・発展に尽力してまいりますので、県民の皆様方の御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。

山口県教育委員会教育長 繁吉 健志  

繁吉健志教育長  

 

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