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教育長の部屋・令和2年(2020年)5月25日メッセージ

ページ番号:0026166 更新日:2021年11月1日更新

ようこそ教育長の部屋へ

教育長メッセージ(令和2年5月25日)

 本日、県内の学校が再開し、子どもたちの元気な声が戻ってきました。
 待ちに待った学校の再開ですので、安心して、楽しく、子どもたちに学校生活を送ってもらうために、県教育委員会としましては、次の2つの柱を立てて取り組んでまいります。

 1つ目は、「感染防止対策の徹底」についてです。
 学校再開後も、引き続き、新型コロナウイルス感染症に警戒していかなければならない状況は続いています。
 県教委においては、「学校における新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」を示し、学校における感染防止対策、教職員の感染防止対策、また、学校再開後に万が一感染者が発生した場合の初動体制などを整理した対応計画を、市町の教育委員会とも連携し、県内の小中学校、高校、特別支援学校等の全ての公立学校で作成しました。
 子どもたちが安心して登校できるよう、気を緩めることなく対応してまいります。

 2つ目は、「学習保障の充実」についてです。
 長期間の臨時休業により、学習の遅れを心配する子どもたちや保護者の方々もいらっしゃると思います。
 休業期間中の課題等による学習の定着状況を確認した上で、年間指導計画の見直しや、補充授業の実施、夏休み等の短縮などにより、必要な授業時間を確保してまいります。

 また、子どもたちの学習をサポートするため、民間が提供しているオンラインによる「学習アプリ」を全ての県立学校に導入することを予定しています。
 「学習アプリ」では、講義動画や課題等が提供されていますので、学校での授業と組み合わせて、予習、復習、学び直しなどに活用していただきたいと考えています。
 さらに、本年度中に全ての県立学校において1人1台のPC端末を導入し、一人ひとりにあった学習を進めていける環境を整備することとしています。
 市町立の小中学校等においても、1人1台のPC端末の導入が予定されていることから、県教委と市町教委が情報共有し、連携して対応にあたっているところです。

 このように、短期間で学校の情報化を進めていくためには、しっかりした組織体制が必要です。その専門組織として、新たに「教育情報化推進室」を設置するとともに、効果的に学校現場でのICTの活用を進めるために、やまぐち総合教育支援センターに設置している「やまぐち教育先導研究室」も強化しました。

 今回の新型コロナウイルス感染症に伴う緊急的な対応として、学校現場で様々なICTの活用が進んでいます。これをある意味でチャンスと捉え、課題であった教育のICT化を一気に進め、山口県の未来を担う子どもたちの学びの環境を整備していきたいと考えています。

 子どもたちの大切な日常生活を取り戻すために、教育関係者と連携して取り組んでまいりますので、引き続き、御理解と御協力をお願いいたします。

山口県教育長 浅原司

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