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教育長の部屋・令和3年(2021年)3月22日メッセージ
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教育長メッセージ(令和3年3月22日)
退任挨拶
一言、お礼を申し上げます。
平成26年度から7年間にわたり、多くの方々に支えられながら教育長の職を努めさせていただきました。
この間、様々なことがありましたが、今、一番心に残っているのは、平成27年の夏に本県で開催された世界スカウトジャンボリーです。
当時の皇太子殿下にも御臨席を賜り、世界155の国と地域から3万人を超えるスカウトが阿知須きらら浜に集まって様々なプログラムが展開されました。会場を歩くとまるで外国の町に来ているような錯覚を覚えました。また、スカウトの皆さんは県内各地を訪問し、本県の子どもたちと様々な交流を行ってくれました。グローバル化や国際化が強く求められる中、本県の子どもたちにとっても素晴らしい経験であったと思います。こうした経験を糧に、将来、大きく羽ばたいてくれることを期待しています。
また、最後のこの1年間は、新型コロナウイルス感染症により、教育の分野も大きく影響を受けました。県下一斉の臨時休業、夏休みの短縮等が行われ、楽しみにしていた各種の行事や部活動の大会も中止になりました。子どもたちや関係者は本当につらい思いをしたと思います。
しかし、このことをきっかけに、これまで本県の課題であった教育のICT環境の整備を一気に進めることができました。次年度以降、こうした新たな環境を活用し、本県の教育も、これまでの取組の良いところはしっかりと活かしながら、次の新しいステージに進むことができるものと期待しています。
色々なことがありましたが、皆様に支えられての7年間でした。改めて心からお礼申し上げます。
次期教育長につきましては、繁吉副教育長が引き継いでくれることになりました。本県の未来を担う子どもたちの育成のために、尽力してくれるものと確信しています。
今後とも、本県教育のさらなる充実・発展のために、御支援、御協力を賜りますようお願いいたしまして退任に当たってのお礼の挨拶といたします。
本当にありがとうございました。