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危機管理・防災教育支援事業
県教育委員会では防災教育の推進のため、山口大学と連携して、文部科学省委託事業である「防災教育支援事業」に取り組んでいます。
本事業は、下記を目的として現在、全国5地域において、地域の自然災害に応じた特色のある取組が展開されています。
防災教育に携わる人材育成
防災教育の積極的かつ継続的な取組を進めていくために、積極的かつ先進的な取組が行われている地域における担い手の能力を高め、事業期間のみならずその終了後もつなぎ手として他の地域への取組の展開を図るとともに、取組が少ない地域に対しては新たな取組を掘り起こすことを目的としている。
具体的には、防災教育の受け手である児童生徒や地域住民等に対する教育内容・方法の充実や、防災教育に携わる人材(担い手・つなぎ手)の育成等に対する支援を行う。
これにより、自然災害に対する正しい理解、学びへの動機付け、新しい災害文化の浸透等を図り、児童生徒や地域住民の「生きる力」を涵養し、能動的に防災に取り組む人材育成を目指すものである。
(文部科学省公募要領より)
本県の取組は、風水害(洪水・高潮)に関する研究を教材化し、実践的な防災教育プログラムの開発をめざしています。実践地域として下記の2地域を指定し、教職員研修や学校における授業実践を行っています。
実践地域
テーマ「洪水災害」 |
テーマ「高潮災害」 |
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岩国市立杭名小学校 |
宇部市立見初小学校 |
平成17年に錦川氾濫災害が発生 |
平成11年に台風18号による高潮災害が発生 |
岩国西中学校授業記録(平成20年度)
- 第1時(自然災害の種類)(PDF:1.17MB)
- 第2時(気象観測)(PDF:1.14MB)
- 第3時(空中撮影)(PDF:1.88MB)
- 第4時(オンライン気象情報)(PDF:742KB)
- 第5時(空中写真と地形図)(PDF:1.47MB)
- 第6時(集水域解析)(PDF:1.27MB)
- 第7時(浸水痕跡の調査)(PDF:1.43MB)
- 第8時(まとめ)(PDF:641KB)
地域報告会(平成20年度)
岩国市立杭名小学校授業風景(平成21年度)
県教育委員会では、本事業による成果を、現在作成中の「防災教育ハンドブック」(平成21年度末完成予定)にも生かしていきます。
防災教育支援事業については、下記WEB頁を御参照ください。