やまぐち食の安心・安全メール第214号
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遺伝子組換え食品について
- 遺伝子組換え食品とは、他の生物から有用な性質を持つ遺伝子を取り出し、その性質を持たせたい植物などに組み込むことで作られる食品です
- 自然では交配しない生物の遺伝子を持ってくることができるので、従来の掛け合わせによる品種改良では不可能と考えられていた特長を持つ農作物を作ることができます
- 例えば、害虫抵抗性のとうもろこしでは、農薬をまかなくても害虫の繁殖を抑えることができるので、収穫量も多くなります
- また、除草剤耐性の大豆では、除草作業が楽になるだけでなく、除草のために土を掘り返さなくてもよくなるため、地表の土壌が風により舞い上がって失われるのを防ぐことができます
- このように遺伝子組換え食品は、食糧問題や環境保全にも大きなメリットがあります
遺伝子組換え食品の安全性の確保について
- 一方で、遺伝子組換え食品が健康や環境に対して問題を引き起こさないように、安全性を確保する仕組みがあります
- 日本では、科学的な評価の結果、安全性に問題がないと判断された遺伝子組換え食品のみ栽培や流通ができる仕組みとなっています
- 現在、日本で安全性が確認されている遺伝子組換え食品は「大豆」、「とうもろこし」、「じゃがいも」、「菜種」、「綿実」、「アルファルファ」、「てん菜」、「パパイヤ」、「からしな」の9品目です
遺伝子組換え食品の表示について
- 遺伝子組換え食品には食品表示法に基づいた表示制度があり、次の食品が義務表示の対象となります
(1) 上記の9種類の農産物
(2) (1)を原材料とし、加工工程後も組み替えられたDNA又はこれによって生じたたんぱく質が検出できる加工食品33食品群
(3) ステアリドン酸産生遺伝子組換え大豆及び高リシン遺伝子組換えとうもろこし
(4) (3)を原材料とし、加工工程後もその形質を有する加工食品(大豆油等)
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(遺伝子組換え食品(消費者庁ホームページ))<外部リンク>
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